立花響との一件は無事に解決した。リサラが修復魔法を施して崩壊していた音楽室やその他教室は復元された。響の身柄は一誠が面倒を見るとなっていたが……
「響!?なんで隣に…!?」
「んっ……おはよ……」
「色々ヤバいからまず服を着ろ!」
翌日、一誠の隣に全裸の響が寝ていた。彼女もまたナイスボディの持ち主で、特に胸もレイナーレに負けないぐらい大きい。
「私の居場所になってくれるんでしょ?だったら……」
「だ、だからって人前で裸は駄目だろ!?」
「イッセー……そう言う割には喜んでる」
「へ?だああああ!!」
響が顔を赤らめてイッセーの朝立ち中のマイサンに視線を向ける。リサラ、レイナーレ、アーシア、更にはイザベラも最近はよく全裸で寝ている事が多いので一誠はそれが悩みの種だ。
「イッセーが望むなら……Hしても」
「響……『何をしているんだ?イッセー』イザベラさん!」
「起こしに来てみれば……どう説明するか楽しみだな?」
明らかに怒りを顕にしているイザベラに一誠がやる事は一つ。
「すいません。まずはお話を」
土下座である。
翔真の精神世界――――沢山の天を突かんばかりのビルが立ち並ぶ世界では覇王翔真が立っていた。黒い鎧に身を包み、金色の瞳を光らせる覇王は復活の準備を初めていた。
「覇王……何をする気だ」
「綾崎翔真か……久しいな我が宿主よ」
「織姫に会ったらしいな」
「コア如きが歯向かおうとしたのでな」
2人の翔真が立つ……すると覇王の背後にかつて覇王軍で戦って来た仲間達が現れる。
「お前みたいな存在に覇王様は負けないわ」
「あまり覇王様に楯突くと、痛い目を見ますわよ?綾崎さん」
「………ふん」
現れたのは覇王の眷属である、アルベド、時崎狂三、ジャンヌ・ダルク・オルタだ。更にビルが崩壊し、そこから現れたのは黄金の不死鳥であるラーの翼神竜だ。
『―――――!!!』
「アルベド、狂三、ジャンヌ、ラーは着々と力を取り戻している。あとは我が実体を持てば……」
「…だが知っているぞ覇王!お前等は魂をバハムートに封印されている。バハムートを手にさえしなければ…」
「甘いな。バハムートは元々我の物だ。我が力を放てば復活など容易い。貴様など瞬殺だ」
「好き勝手はさせないぞ。覇王……お前は俺が過去に同化した怒りや憎しみを食らい、力を蓄えたかもしれない。だが俺は!」
「強くなったか?お前はただマークアレスに助けられているに過ぎない。お前のその力神器があってこそだ。お前は弱い」
「……っ!」
「翔真は弱くないわ!!」
「織姫!?」
2人の間に割って入ったのは織姫だった。
「冷酷で残忍な貴方とは違う!翔真は優しいから力を振るわないだけよ!力が全てじゃないわ!!」
「愚かな。優しさだけでは強くなれない。優しさだけの正義では何も救えない」
覇王、アルベド、狂三、ジャンヌはラーに乗ると翔真達から離れる。
「我の復活は近い!その時は全力で我を止めてみせよ。綾崎翔真…」
「ああ……やってやる……やってやるさ!覇王!お前を倒す!」
覇王と翔真が睨み合う――――その中でラーの眼差しは悲しみに満ちている事を誰も知らなかった。
次回から聖剣編