ハイスクールD×D 蒼穹の輪舞曲   作:どこかの超電磁砲

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第42話「災いへの一歩」

 

 

神威、神楽、クーガー、マリアの厳しい特訓は3日間続いた。さすがに最強4人を相手にして、翔真は所々ボロボロだった。雪蘭に担がれて翔真は帰投した。

 

 

「翔真!?一体何があったの!?」

 

「雪蘭、貴女……何か知っていますの?」

 

「まあ……この馬鹿の強さの秘訣を知ったわね……」

 

 

リアスが驚愕し、クレアが雪蘭に説明を求める。シャルロット達も翔真の事を知り、懸命に看病する。

 

 

「そっか……シーくん、最近思い詰めていたからね……」

 

「束さん知っていたんですか?翔真の事……」

 

「まあね。かーくん、かぐちゃん、クーガーさん、マーちゃんは別格だからね。ま、束さんも最強なんだけどね☆」

 

「はぁ…」

 

「多分シーくんは自分の弱さと戦ってるんだと思う。前に大切な皆を救えなかったから……だから更に強くなる為に修行したんじゃないのかな」

 

「翔真……」

 

リアスは束と話していた。翔真が厳しい修行の末にあんな状態になっている事をリアスは知る。同時に翔真が何故強さを求めるのか理由も知った。

 

「シーくんはああ見えて繊細だから。他人を心配するのもいいけど、シーくんを心配する束さん達の身にもなって欲しいかな」

 

「束さん……」

 

「リーちゃんも何か悩んでるの?」

 

「その……はい」

 

 

 

リアスと束が話を続ける中で翔真は目を覚ます。看病に疲れて眠るシャル達にブランケットを掛けるとベランダに出る。

 

 

「いたた……相変わらずだな神威さんに兄貴は……」

 

 

ベランダで月を眺めているとスマホが鳴る。着信は一誠からだった。

 

「はぁい、もすもすひねもすぅ」

 

『なんだよそのふざけた挨拶は……そんな事より翔真、今暇か?』

 

「なんだ?」

 

『実は力を貸して欲しいんだ。ちなみにそっちに部長いるか?』

 

「リアスさんなら多分いるが……どうした」

 

『実は―――』

 

 

一誠は話す。木場祐斗の一件とエクスカリバーの件を。どう考えても危ない匂いしかしないが、翔真は行く事を決意してスマホを切る。

 

 

「さあて、行きますかね……『翔真、何処に行きますの?』く、クレアさん……」

 

「貴方はまだ安静が必要です。なのに貴方は……」

 

「ごめんよクレアさん。だけど、行かなきゃ」

 

「……止めても無駄なのは承知です。ですから、私も行きますわ。貴方が無茶しないように見張ります」

 

「……了解っすよ」

 

 

翔真に声を掛けたのはクレア•ハーヴェイだ。クレアは監視という形で翔真に同行する。やがて二人は待ち合わせ場所へやって来た。

 

「お、翔真……てっ!オイ翔真その隣の人誰だよ!?」

 

「ああ。クレアさんだ。一応同行してもらってるがこの人はめっさ強いぞ?」

 

「貴方が兵藤さんですか。翔真から話は聞いていますわ」

 

「は、はい!(うっひょー!!金髪ツインテールに爆乳!たまらん…)あだだだ!?響ぃ!?」

 

「目付きがやらしい……馬鹿」

 

「熱い視線を送っても、私は翔真一筋ですわ」

 

 

クレアに見惚れて良からぬ事を考えていた一誠……しかし一誠に同行していた響が頬をつねる。

 

「やあ綾崎君」

 

「どうも、綾崎先輩」

 

「よぉ綾崎」

 

一誠や響の他にも木場、小猫、生徒会の匙元太郎もいた。知っている顔が並ぶ中で1人の少女が近付く。

 

「もしや……綾崎翔真……翔真なのかい?」

 

「え……」

 

「わ、私だ!ゼノヴィアだ!」

 

「君は…」

 

 

その少女はエクスカリバーの一件で同僚である紫藤イリナと共に来日したゼノヴィア•クァルタだった。ゼノヴィアは翔真を見るとそのまま抱き着いた。

 

「まさか……会えるなんて……」

 

「翔真……これはどういう事ですの?」

 

「(クレアさんが怖い……)」

 

クレアの厳しい眼差しを受けながら翔真はどう弁解するか悩む。

 

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