リアスとの再会からしばらくして翔真はベランダで朝日を眺めていた…コーヒーを片手にこれからについて考える。そんな翔真の背後から織姫と万里亜が現れる。
「翔真さん……」
「大丈夫さ。時間はまだある……そうだろ織姫」
「けれど、貴方がアレスの力を引き出せば引き出す程やがて貴方はいなくなる。時間はそんなにないわ」
「サキュバスの私でも分かります……翔真さん!これ以上マークアレスを使うの辞めてください!貴方がいなくなったら、きっと澪様だって……!」
「………」
マークアレス―――脅威的な力にはデメリットがある。アレスは力を最大限まで引き出すとやがて同化現象を起こし居なくなる。現在は束が作った薬により同化現象はまだ起きていなかった。しかし過去にアレスの力を使い過ぎてしまい、翔真の時間も限られている。
「でも悪い事ばかりではない。近い内に貴方は転生する…今の姿のまま」
「え……」
「翔真。貴方はまだ必要な存在よ……いなくなっては駄目。そして新しい貴方を受け入れて」
「翔真さん…私や澪様だけではありません…シャルロットさん達の為にも!」
「……なんでこう……受け入れちまうんだろうな……」
翔真自身が悩む中で時間は過ぎ、場所は変わり兵藤家……一誠は今困惑していた。目の前には大きくない慎ましい胸が目の前にある。更には全裸の紅い髪の美少女が一誠を抱き枕にしていた。
「お、おっぱいが…!目の前に…!?夢か!?いや、つねっても痛いし……現実…!」
「んっ……あら……目が覚めたかな?兵藤一誠君」
「あの貴女様は一体…?」
「そう言えば初めましてね。駒王学園高等部二年 リサラ•グレモリーよ」
「グレモリーって…確か三年のグレモリー先輩と同じ名前!?」
「私はリアスお姉様の妹なのよ」
「妹…(にしては)」
一誠は思わずリサラの胸を見る…だがリサラは胸に対して敏感であり一誠にアイアンクローをお見舞いする。
「さっき何処を見てたのかしらねぇ?」
「あだだだだ!?」
「まあこれくらいにして…兵藤君、昨日の夕方何があったか覚えてる?」
「昨日の夕方……っ!そうだ、確か…夕麻ちゃんに」
脳裏に昨日の出来事が蘇る。そう自分は昨日、数日前に告白してきた天野夕麻とデートをしていた。そして公園で光る槍で刺され、最後に見たのはこちらに対して涙を流す夕麻の顔だった。
「死んだはず……でも貴方は生きてる。何故なら」
リサラは悪魔の翼を見せる。すると一誠にも悪魔の翼が生える。
「え…えぇぇぇ!?は!?え!…なんじゃこりゃァァァァァァ!?」
「転生したのよ。悪魔にね」
一誠は瀕死の重体だった。しかしリサラが一誠を転生悪魔にした事で一誠は一命を取り留めたのだ。未だに困惑する一誠だったが、この後部屋に母親が入り、若干修羅場化したのはご想像の通りだ。
「いい?悪魔の事は秘密にね」
「(どうなるんだ、俺…)」
リサラとはまた後日会う約束をしひとまず二人は学校へ向かった。