艦これキャラの登場するモンスター・パニック作品を作ってみた2 > ソード・クラッケンとチェーンソー魚 < 作:垂直離着陸式扇風機
倒せるようになりました。
「明石はモトセガ(
アブルッツィはそう大声で言うながら20.3
「もうね、時間が惜しいからサッソ、フォルビチ、カルタ(
ローマには、アブルッツィが何を言っているか全くわからなかった。
SF的な作品に詳しくないローマには高振動
当然のことながら、明石たちが作った武器が、主におバカな映画ネタで使われることのある道具だなどとも思い至らない。
しかし、大声を出していたアブルッツィの瞳を見て、何となく察した。
いろいろありすぎて、いろいろ吹っ切れたのは間違いないと。
無理に説明を求めないほうがいいのではないか。
そういう思いにもとらわれた。
少し離れたところでは、足柄と羽黒が飛んできたスパーダ・クラッケンに斬りかかっていた。
次の瞬間、足柄が悲鳴をあげて倒れた。
斬り倒したスパーダ・クラッケンの足が右くるぶしの外側をかすめ、切り口から血がにじみ始めている。
傷は浅いが痛みがひどいようだ。動きが明らかに鈍っている。
正面に、スパーダ・クラッケンに乗ったペセモトセガが姿を現した。
羽黒は急いで足柄の高振動
ペセモトセガらは少し後ろにさがると、一気に羽黒と足柄めがけて突っ込んでいった。
羽黒は大声をあげ、両手の高振動
その足を、身を投げ出すようにして足柄がつかんだ。
とっさに感じられた、第六感のような何かが足柄をそうさせた。
足をつかまれたことで、羽黒は両手に持った高振動
そのすぐ上を、ジャンプしたペセモトセガらが飛んでいった。
スパーダ・クラッケンの足とペセモトセガの前びれが、高振動
ペセモトセガらは砂ぼこりをあげながら、浜に転がった。
羽黒がせき込み、顔についた砂をはらう。
ふらふらしながら周囲を見回す。
転がっていたペセモトセガの体に、スパーダ・クラッケンが頭を突き刺した。
痛みで暴れるペセモトセガを引きずるように羽黒に向かおうとする。
そのペセモトセガに、ローマとアブルッツイが高振動
「最後まで油断しちゃだめよ」
「もう少ししたら応援が来るはずだわ」
2人の言葉を聞いたかのように、艦娘の艤装から発進した偵察機が頭上を通過していった。
羽黒が顔についた砂を払い終わったころには、提督と20.3
提督は全員の姿を確認すると、話は後だ、迎えの船が来るまで休むようにと言い残して島の周囲に散開し、スパーダ・クラッケンやペセモトセガが隠れていないか確認しに行った。いや、行こうとした。
その前に足柄と足柄の足のことを言おうとした羽黒に提督の近くにいた艦娘が注意を促したので、慌てて迎えの船に治療の準備をするよう伝えた。
提督と周りの艦娘、そしてローマたちの表情や仕草を見るに、それはいつも通りの「日常」が戻ってきたようだった。
「それにしても」
しばらくして、一息ついた足柄が口を開く。
「いくらアブルッツィが一緒とは言っても、深海棲艦が来たからいつものように警戒して、もっと時間がかかるかなと思ってたけど」
「ええ、だから目で見てわかる距離まで近づいた時にリンガッジォ・デル・ポルコ(
アブルッツィはうなずいて、身振り手振りを加えながら答えた。
「深海棲艦が? ああ……」
足柄は一瞬怪訝な表情を見せたが、すぐに納得したような声を出す。
「そう言えば、あれはどういう意味だったの? 」
「それはね」
ローマの質問に、アブルッツィは砂の上に指で文字を書いていった。
「これが最初に深海棲艦が見せてきた言葉」
そう言って、「タとクロ」と書いた二文字目と三文字目に線を重ねるように引いた。
「で、これが本当に伝えたかった言葉」
アブルッツィは、線を重ねて消した二文字目と三文字目のすぐ上に別の言葉を書いた。
「タ、ス、ケ、ロ? 」
「
羽黒が声を出して読みあげ、ローマが意味と意図を確認するようにアブルッツィに顔を向ける。
アブルッツィがうなずくと、足柄と羽黒とローマは期せずして一斉にため息をついた。
「何て言うか……」
一同を代表するように足柄がつぶやいた。
「やっぱり、意味がわかっても助ける気にはならなかったと思うわ……」
海に浮いて移動するのを別の方法で表現できれば、30分ものの作品1話分くらいのシナリオ量になるかな、とは思ってます。
その前に世界観やキャラクターの説明と、チュートリアル的なイベントを終わらせたほうがいいのでしょうけど。