宿儺様を他作品とクロスオーバーさせたいなぁ。
とても強いけど純粋な術式の性能はシンプルだし、個人戦で最強であっても多対戦で無敵ではなさそうなので、他作品でも吊り合いはとれるかと思います。
続けるかどうか分からないけど続けれたら幸いです。
どの面を下げて、生きていくつもりだ
俺に肉体を奪われ、姉を殺し、差し出された手を拒んだお前が…だ
…そうだ。お前が助けた小僧は大勢人を殺したな
諦めろ…お前はもう、真っ当に生きていけない
俺に任せて大人しくしていればいいんだ。
「なんでそんなに必死なんだ」
「安心したよ…あんたでも死ぬのは怖いんだな」
「もう一度、誰かのために生きてみるよ」
「どうする…宿儺…」
「宿儺…お前は俺だ」
「宿儺…もう一度、やってみよう」
「誰かを呪うんじゃなくて誰かと生きるために」
「誰にも受け入れられなくても、俺だけはお前と生きていける」
ここまで愚行を演じきったことは褒めてやる。
―――虎杖悠仁―――
なめるなよ。
俺は―――
―――呪い―――
―――呪いだぞ―――!!!
俺は小僧に愛され、救われたのかしれない。
伏黒恵の肉体を奪ったとき、その直後に天使に消滅されかけた。
そして、伏黒恵を演じて、どうにか生き延びた。
あれを裏梅がみたら心の底ではどう思うだろうか?
別段、演じたことに恥があるわけではない。
だが、これまでの人生で、このようなことをしたことはない。
故に―――らしくない―――とは思う。
あの時の俺は生に執着していたわけではない。
天使に消滅されても、あぁ、失敗した。と思うだけだ。
まだ、指があったから、本当に死にはしない。
それ故の恥知らずの演技。
しかし、本当の死に際だと感じている。
だから、必死という自覚もなく。
言葉しか、発露できない状態で、伏黒恵を嬲った。
そして見透かされた。
自覚なく必死であったことを…
只の退屈しのぎの生であったはずなのに…必死になってしまった。
もしも、小僧に「殺す」と呪いの言葉を吐かれたら。
俺はどのような応えを返したのだろうか?
命乞いか?
無様な罵倒か?
慈悲をかけられたからこそ、最後まで呪いであれた。
だから俺は救われたのかもしれない。
俺たちは強いというだけで愛され、愛に応えている。
あんたはそれで満足か?
じゃあ、なんで魂を切り分け、呪物となってまで時を渡った?
理解したうえで、断言できる。
―――愛など下らん―――
他者に満たしてもらおうなどと考えたこともない。
喰らいたいときに喰らう。
目障りならば殺す。
面白ければ遊んでやるだけだ。
俺は俺の身の丈で生きているに過ぎない。
存外、人間の味は多種多様で、刹那的でな。
―――死ぬまでの暇つぶしとして啜る分には丁度いい―――
俺は生前の平安、ある縛りを成功させていた。
故に、明らかに分不相応な縛りを成功させることを可能にした。
そもそも前提として伏魔御厨子の閉じない縛りで領域で効果範囲を広げるというおかしさ。
世界を切る斬撃で腕が4本ある自分が必ず印相するという反転術式を使えるにしても明らかに己に有利な縛り。
竈の効果範囲が狭いのに多対一で使わないことが縛りになったり。
明らかに言っていることがおかしい縛りがあった。
その滅茶苦茶な縛りを成功させたのには理由があった。
―――死ぬまでの暇つぶしとして啜る分には丁度いい―――
―――俺は死後、己の全てを捧げる―――
そういった縛りが成功した。
成功したとき、恐怖した。
縛りは縛った瞬間、両者の合意なく消すことはできない。
ましてや。俺が縛った相手は誰かというわけではない。縛りという概念そのものだ。
この縛りによって俺は全ての能力を強化させた。
そして俺は死んだ。
死後どうなるのだろうか?
黒い空間か白い空間か、よくわからない場所にいる。
そして目の前には扉がある。
俺の体は勝手に動き、扉を開いた。
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