そういえば、TRPGとのクロスがないなと思い書いてみました。
因みにですが、この作品で使うキャラはタグにもある通り、実際に作者が使ってるキャラなのですが…。
使用時、ダイスが確定で荒ぶるキャラです。
使用時、ダイスが確定で荒ぶるキャラです
使用時、ダイスが確定で荒ぶるキャラです
大切なことなので三回言いました。
なので正直、どうなるか本当に予測つきません。
そんなキャラに転生した彼女の物語をどうぞお楽しみください。
___TRPG…というのをご存じであろうか?
正式名称テーブルトークロールプレイゲーム。
みんなでダイスやキャラ設定が書かれた紙を使い、想像して遊ぶゲームのことだ。
でだ。
なぜそんなことを言ってるかというと。
「…まさか、私の使っていたエリカになっちゃうなんてなぁ」
そう言って、真っ黒な空間、鏡といくつかの道具や服などが置かれた場所で。
鏡を見ると、そこには自分がそのTRPGで使う為に作り上げたキャラである少女…卵石エリカの姿があったからだ。
卵石エリカ。
設定としては日本の二人に一人が知っている国民的アイドルであり、歌とダンスで駆け上がってきたものの、途中から事務所の意向により度々無茶振りさせられる、バラエティアイドル。
名前の由来はエッグストーンとツツジの花から。
戦えるし、探索できるし、歌えるし、サポートもできる。
ただし、シナリオで使うと運命の女神に振り回されて、圧倒的な出目芸人となる。
それが彼女。それがこの身体。それが私だ。
…ぶっちゃけ、私がエリカになってると気がつけたのは偶然だった。
なんせ、クラスで2〜3番目に可愛い少女っていう点と翠色の目と左右非対称の髪型という記号以外は目立った要素はない。
いきなり入ってきたエリカの記憶がなければ、永遠に気づくことはなかったと思う。
しかし。一体誰がこんなことをしたのやら。
前の記憶はかなりしっかりと残っているとはいえ、男女の性別に関する記憶だけは思い出そうとするとわからなくなる。いつ、何を、どうやって、何のためにしていたかは覚えてるのにだ。
…となると、邪神共に面白半分で連れてこられた可能性が高いな。
後、左手の甲のダイスのタトゥーっぽいの。
最初は気に留めてもいなかったが、何か力を感じるのだが?
しかも、多分、エリカの身体の感覚的なものをPL的表現するなら…
『現実にダイスロールの結果を反映させる』
『能力を数値として見ることができる』
『道具などを異空間にしまうことができる』
『振ったダイスロールの結果を一回まで保存できる』
って感じか。
いや、何を思ってこんなものを与えたんだ?
すでにエリカ、よほどやばいところじゃない限りなんとか生きれるくらいには強いんだけど?
まさかと思うが、これがなきゃまだ弱いと申すか?
…あり得そうだな。だって正気度がほぼゼロになったり、
その分揺り戻しも来て大概おかしくなるんだが、とはいえ、ダイス芸人な事を考えるとかなり不安だろうし。
扱いに困る結果出して、GMが頭を抱える羽目になるなんてことなど、何度あったか。
それでいて、シナリオを生存して生き延びるんだからな。KP泣かせとはこの子のことをいうんだろう。
「…ん。どうしようかな」
自分の口調で言ったつもりだが、エリカの口調に変化された。
なんとも不思議な感覚である。
強制力はそこまでない感じがするので意識すれば元の口調で喋れそうだが、それすると少し疲れそうな気がするのも事実ではある。
話を戻そう。
とりあえず、今のエリカ自身の記憶と持ち物を再確認してみると、やはり以前最後にエリカを使った時の状態だった。
うん、強いなぁ…。
あのシナリオが終わった時のエリカであるならある程度どんなやばいところでも生きてけるだろう、うん。色々持ってることだし。
…本当どこに飛ばされることやら?
と思っていたら。
上から紙が落ちてきた。
うん、拾って見てみるか。
「…えーと…ふむふむ?…『君、死んだからヒロアカ世界に飛ばすね。個性は『TRPG探索者』ね!今作った扉開けたら転生するよ。じゃ、がんばれ』……?……えぇ?」
…めちゃくちゃ雑な内容であった。
しかも、説明もなんか軽い。
「てか、個性が『TRPG探索者』って…えぇ?」
あのさぁ、個性とか状況とかに対して、もっと詳しい説明とかないの?
仮に私を転生させる奴がTRPG感覚で、私を無理矢理PLにして遊ぶとしても、説明不足すぎて、この時点でGM失格じゃない?
てかヒロアカ世界って…。
いつの時代に飛ばすつもり?
そもそも私がヒロアカ知らなかったらどうするつもりなんだ?この
そこんところの説明、しっかりとしなきゃダメだよ…。
「…はぁ、もー…これ、前途多難になりそうだなぁ……」
そんなことを愚痴り、項垂れる。
まぁ、愚痴ったところで、何かが変わることもなしであり無意味な為、切り替えて転生する用意をしていくのだが。
それでもあんまりだと思うのは私だけだろうか?
「にしても…転生先、ヒロアカなのかぁ…。そりゃ、このスペックじゃなきゃ、きついよね…」
そんなことを思いながら、頭の中に漫画の説明を思い浮かべる。
___僕のヒーローアカデミア。
それは『個性』と呼ばれる異能力が日常的なものとしてある状態の、アメコミのような世界で一人の無能力者が最高のヒーローになる物語。
最近完結したばかりの漫画であり、高い人気を誇る。
…とここまで頭の整理がてら、作品の説明を綴って見たが。
実際のところ、ジャンプ作品な為、当然の如く、インフレがやばい。
しかも、意外にも中々にブラックな世界でもある為、ネームドだろうとモブだろうと、死ぬというヤバさがある。
なんなら、転生しても下手すると序盤も序盤で死ぬ。
転生先だと一見楽しく暮らせそうに見えて中々にハードな世界である。
そんな世界に放り込まれるのだ。
一定期間内の一回蘇生権でもなきゃきついというものである。
「……」
必要な物は持った、と。
深呼吸して、意を決して私は扉を開ける。
あぁ、そうだ言い忘れてた。
これは、私が謎の存在による大作シナリオ『私のヒーローアカデミア』を生身で生き抜き、最狂最弱のヒーローになる物語だ。
次回転生後だよ!
後アンケートは一週間後に締め切ります!
誰と幼馴染になる?
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