個性:TRPG探索者   作:蹴翠 雛兎

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かなり遅いですが、明けましておめでとうございます。
やっと、本格的にシナリオ導入が終わる…。

では続きをどうぞ。


1d100→13:Opening of Evening Dusk(夕暮れの開幕)

___その日、懐かしい夢を見た気がした。

 


 

『___エリカ、お主達に遅いクリスマスプレゼントを用意した』

 


 

旧知の人に会ったような。

 


 

『お主らにとってきっと役に立つはずじゃ』

 


 

会えることはもうないだろうと思ってた人と再会したような。

 


 

『儂はそちらへは行けんが…』

 


 

親愛を抱く相手が顔を見せてくれたような。

 


 

『ここから…この世界から見守っておるからな』

 


 

そんな夢を確かに___。

 



幸運判定結果

【幸運55以下で成功→21/成功】



 

 

「___ん、あれ?私寝てた?」

 

そう言って、目を開け周りを見渡し、寝ぼけた頭で一つ一つ、思い出しながら状況確認する。

 

確か、小学校に登校してて…。

それで昼休みにご飯を食べて、眠くなって…。

それで、少し机に伏せて寝た。

 

周りには誰もいない。

強いて言うならば、外から子供の声。

 

時計は5時を過ぎている…。

この事から察するに…どうやら、午後の授業は全部私は寝てしまっていたらしい。

 

「…やっちゃったか」

 

ここ最近、こういう事は無かったのにな…と思いつつ、ため息をつく。

 

「多分、モモミドの2人は既に帰っている。となると、後の二人は…クラブ活動に行ってるだよね…きっと」 

 

その予想は半分正解し、半分外れたようで。

携帯のメッセージを見ると、火鱗は知り合い…というか、私の歌のファンとなってしまったある人物の元へといってくると書いており、百は『先に図書館に行ってから、校門で待ってます』と淡々と書かれていた。

 

「…んー…ふぅ」

 

背伸びをして深呼吸を一つする。

窓に映る自分を見ると、だいぶ成長して我ながら女の子らしい身体付きになっていっているなと思う。

顔つきもthe美少女と言えるものではないものの、平均より上な為、ちょくちょく視線を感じることもある。

自分で言うのもアレだが、同級生の中で三、四番目に可愛い筈だ。

 

「…けど、実際のところ…もう少し可愛くなれるのはなれるんだよなぁ。私」

 

そう言いながら、左手の甲を右手の人差し指と中指で2回タップし、その後そのまま宙にS字を書くように指を動かす。

すると視界に自分のステータスが書かれたメニューが出現した。

 



 

【Menu】
【Name】

玉護石(たまごいし) エリカ

【Age】

11+

【Sexual】

女性

【Status】

HP:70.00/70.00

MP:14/14

SAN:93/99

【Growth Point】

220P

【Bonus Point】

285P*1

【Physical】 open▼
【Ability】 open▼
【Skill】open▼
【Magic・Arts】open▼
【Inventory】open▼
【Artifact】open▼

 



 

その中で【Growth Point】【Bonus Point】という欄。

最近までこれが一体何に使うポイントなのか、さっぱりだったが。

 

Physical(フィジカル)&()Ability(技能) negotiation only(交渉だけ)Open(開示)

 



 

STR9

CON11

POW11

DEX10

AGI17

APP13

SIZ10(→16)

INT18

EDU11

Luck55

 

技能名

言いくるめ51000015

信用151000025

説得15050020

値切り500005

母国語

日本語

55000055

言語

英語

11009020

魅惑15000015

威圧15000015

 



 

 

「…よし魅惑、成長ポイント…は、なんか勿体無いしもう少し良い時に使いたいから、雑にクリファンした時やなんかの達成とかで増えるボーナスポイント使って増やそうと。…増やす値は1d20で決めるか。成長申請、技能名魅惑、Bonus Point使用、増加値1d20」

『了承、魅惑を1d20ポイント使用して増やします。ダイスロール…』

 



成長ポイント

1d20→13


技能名

魅惑150013028



 

『技能値名魅惑の増加…完了しました。また、技能値増加に伴い、個性非使用時の自身の魅せ方が上手くなります』

 

そのKPの言葉と共に、なんとなくだがどうすれば相手の意識が集まり、どうすれば自分を可愛く魅せることができるのかを理解し始める。

 

ここがある意味私の個性のすごい所で。

個性を使用し、成功した時ほどではないが…非使用時でも、技能の数値に合わせてある程度能力が変わるのだ。

例え、元々の知識がゼロだとしても、技能値を増やせば、それに比例して知識が貰えるし。

例え、その技術や行動が上手くなくとも、技能値を増やせば、それに合わせて上手くなる。

本来ならば必要な、『練習』『学習』と言う工程を無視して知識や能力を獲得してしまえる、異常さを持っていた。

 

「…よし」

 

正直、最近までは魅惑は、取るつもりは殆どなかった。

未だに…エリカの部分が歌うことに否定的な為、その理由がわかるまではアイドル関係で使用する技能を急いであげる必要性もないなと思い、判断したから。

それにクトゥルフ…と言うより、TRPGには『初期値で十分』という言葉があるように、こぶし50%や目星25%などの技能値がある程度ある技能なら、その値で十分やれるのだ。まぁ、それで悪運を発揮して出目が大変な事になるなんてことも同時によくあることだが…。

 

それでも取ったのは単に…近々、校内でクラス対抗ダンス大会があったから。

クラスメイト達を勝たせたかったから。

ただ、ただ。それだけである。

 

「これで少しは可愛く見せられるでしょ」

 

___ホントニ?

 

そんな声が聞こえたが、今は無視をする。

心の中で『うるさい』と一蹴して。

 

「…さてと、急いで行こうっと」

 

そうして、橙色に染まる教室でランドセルにある程度荷物を纏めて、夕闇の中、私は校門へと走って行く。

 

 

 

 

 

 

 

遠くからの視線に気が付かずに___。

*1
5d100→285




次回、stay night story。

長い夜が始まる。

番外編いる?(内容)

  • いる(オリジナルシナ:カラクリ屋敷)
  • いる(元ネタありシナ:夜を巡って)
  • いる(エリカの話:過去の誓い)
  • いる(バレンタイン:少女の歌)
  • いる(全部しろ)
  • いらない
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