また長くなったので、区切りをつけて投稿します。
そして、今回、直接的な名前は出ないとは言え、特定の神話生物と会った時のみに上がる技能、クトゥルフ技能値の上昇案件でありSAN値直葬案件でもある奴がエリカの前に現れます。
それでは、波乱の14話どうぞ。
___『逢魔時』『黄昏時』という言葉がある。
前者は夕方の時間帯というのはオバケや妖怪などの怪異が現れ、出会いやすい時であることからきていて。
後者は顔もわからないほどの暗さ故に貴方は誰だ?と問いかける『誰そ彼』からきている。
いずれにせよどちらも暗い夕暮れの時間帯を指す言葉であり、『顔もわからない不気味な相手』と出会いやすいことを指しているとも取れるだろう。
何故こんな話をしてるのか?
簡単な話。
今、リボンを構えた私の目の前にそういう存在がいるからである。
八百万 百の背格好と服装をし、半分以上顔が影で隠れ、ニヤリと三日月のように笑う『何か』が。
「…貴方は誰なの?百じゃないでしょ。そもそも人間じゃない…むしろ、私がよく知ってる『
「アハハッ!!
よく気がついたね!
褒めてあげるよ___!」
___事の起こりは十数分前に遡る。
とは言っても、そんな難しくも、長く語るほどの話でもない。
行にすれば数行ほどの話。
百に会いに行くために、図書館に行ったら。
そこには誰もおらず。
せっかく図書館に来たのだからと、ついで本を3冊…『魔女と四匹の狼』『赤い河のホルス』というタイトルの小説と図書館にあるにしては古びており、タイトルもない本を借り。*1
さぁ、帰ろうと思ったら先程まで、いなかったはずの百…に似た何かの姿を見つけ。
そのことに、何度か神話生物に出会っている
というものである。
ただ…私としては疑問に思うことがある。
もし、エリカが感じた『そいつらと同じ存在そのもの』が本当にここにいるとして、どうしてこんな所にいるのか?
…確かに一度この世界___TYPE-MOON、型月世界は一瞬だけクトゥルフ世界と繋がったことがある。
たったそれだけの時間があれば、彼らにとっては英霊の座と呼ばれる、時間と切り離された場所に干渉する事は可能だったのだ。

だが。そうはいえど、『干渉』止まり。英霊と呼ばれる存在に干渉するくらいで、本体はおろか、化身という形での顕現さえ困難で間接的にしか顕現出来なかった筈だ。
そのものが来るなんてことはほぼあり得ない。
だからこその疑問なのだが…。
それはすぐに目の前の存在が解き明かしてくれることとなった。
「___ふむ?
なんで、僕のような存在がここに顕現出来ているか疑問に思ってる顔だね?
いいさ、種明かしといこう。
…簡単にいえば、ここにいる『僕』は『
それも、こちらである程度自由に顕現できるように、あらゆる制約を自身に課した上で、ね?」
「…つまり、今のあなたは」
「察しがいいね。
そう、『一応』の言葉が付くとはいえど抑止の対象化にある。
好き勝手出来ない存在さ。
その代わり、こうして
そう考えたら、郷に入っては郷に従うのも悪くないかも知れないね」
もっとわかりやすい例を出すのなら。
水際で入国阻止されてるものの、無法が通用してしまう存在がわざわざ入国許可取って、その国のルールに則る代わりに入国した。と言うことらしい。
頭の痛い話ではあるが…その説明で私の疑問が氷解し納得することができた。
「…はぁ、それであなたは一体誰なの?」
「おや?そう聞かずとも予測はできてるんじゃないかい?」
「そう思うなら、元に戻ればいいでしょ?」
「ふむ…それもそうだ。
とはいえ、そうしたいのは山々だけどそれは制約で出来ないからね。
代わりに君にとっては答えとなるこの姿で対応しよう」
そうして、目の前の百の姿をした存在は黒い渦に包まれ…。
次の瞬間、暗闇から出て来たのは赤いドレスを着て、ストレートの紫髪、華奢な体格を持った見覚えのある少女だった。
「…あー、テストテスト。
後輩ヒロインとは私のこと!
…よし、問題なさそうですね」
「……やっぱりか。トリックスター。このリボンのこととその姿になってたこと、『私』の前世、貴方の顕現経路から予測はしていたけれど」
「名前で呼ばないんですね…?
いえ、別にそう呼ばれることに不満があるわけではないですけど。
私という存在をよく表していますし」
「…私は、貴方のことを『出会ったならば自己紹介したり、暗躍中にわざと痕跡を残したりする自己顕示欲が強い存在だ』と思っている。そんな存在が、今回自己紹介をしなかった。いや、する必要も無かったとも取れるけど…ここはしなかったと考えるとして。そこで思い返されるのはさっきの言葉。今回制約をして、今この場にいると貴方は言った。…そこから考えられるのは、制約に
「…流石、
頭脳明晰で、察しもいいと聞いてましたが、話通りです!
100点満点差し上げます♪」
…原初の女性。知り合いが作ったリボン。
そのセリフを聞いて、まさかとは思った。
だけど、まだ確定するのは早いと自分を落ち着かせる。
「…それで?私に何用?わざわざ、ここまでして私に会いに来た訳…目的を知りたいんだけど?」
「そうですね…。
まぁ、アレに関しては口止めされたわけじゃないし、私の方の用事も秘密にするほどのものでもないので話しましょうか。
今回、貴方に会いに来た理由は三つ。
第一の目的が、今達成されましたけれど、よく知り合いの話に出てくる貴方と出会い、そして話すこと。
そして、第二の目的。
こちらの世界に渡ってしまったとある魔術書の形をしたアーティファクトを見つけたら、できればでいいので、それを回収して欲しいという依頼をしようとしてた…んです…けれど…」
「…?」
「…今気がつきました。
まさか、もう既に貴方が持っていたとは…」
「…?どういうこt……いや、待ってまさか?」
「…はい、察しの通り、それです。
そのタイトルの無い本です」
「えぇ…?」
…いや、そんな事ある?
偶々見つけた本が目の前のトリックスターが私に対して回収の依頼をしようとしたものってこと。
いや…まぁ、時折、勝手に個性発動する時があるからそれが原因なんだろうけど…。
でもまさか、学校の図書館でアーティファクトを見つけてしまうなんて思わないじゃん?
「…渡した方がいい?これ」
「いえ、そのまま貴方が持っていてください。
何か、運命めいた因果を感じますから。
なんなら使っていただいても構いません。
因みに、その魔術書の詳しい能力は開いたら分かるようになってますが、簡単に説明すると魔法・魔術を吸収して保存し、その後所持者の任意のタイミングで放出発動、もしくは譲渡習得を行えます。既に7項目*2登録されていますので後で必要があれば使って見てください」
「わかった…それじゃあありがたく貰うとして。…それで三つ目は?」
「こちらを渡してほしいと頼まれたのでそれの譲渡ですね」
そう言って、『トリックスター』が渡して来たのは…。
「…これって」
「贈り主曰く、『遅いクリスマスプレゼント』…だそうですよ?」
…そこにあったのは手紙と共に透明なケースに入った青白く透き通ったガラスペン。
ペンには内部立体彫刻によるハイヒールの装飾が施されており、儚くも美しかった。
「…」
無言で一緒に入れてあった手紙を開き、読む。
___エリカへ
もうすぐ、元の世界へ戻る扉が開くそれまで。
無事を祈り、また喜びに満ちた日々を過ごせるよう、これを送る。
使い方はもう一枚の紙を見るといい。
儂はお主達を見守っておるからの。
1ファン、1支援者、1保護者としてな。
「…ッ〜!…バカ…ッ!」
気がつけば私は『私』の意思ではなく、
今、自分の中には三つの感情がある。
一つは驚き。
一つは喜び。
そしてもう一つが____安心。
言い表わしようが無いほど。
呼吸を一瞬忘れてしまう
思わず涙が出てしまうほど。
感情と心が叫んでいた。
…
なんせ送り主が送り主。
私よりも
___数分後、少しして。
感情の昂りにより乱れた呼吸もやっと落ち着いてくる。
「……届けてくれてありがとう、と言わせてもらうわ」
「いえ、頼まれただけですので感謝される程のことではないですから。
まぁ、礼は受け取っておきますけどね♡
さてと、目的は果たした事ですしそろそろ退場…と行きたいんですが」
そう言って、区切りをつけるように言うと、窓の外を見て何かを視るように『トリックスター』の目線が少し険しく遠くなっていた。
その後、爆弾となる言葉を放って…。
「その前に、少しばかりのサービスをしときますね?
危険に身を晒している人がいます。
貴女のご友人…私が先ほど、姿を借りた方の元に早く駆けつけた方がいいですよ___?」
今回手に入れたAFに、追加したい魔法ある?(上位二つ入手)
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エクスプロージョン(このすば)
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魔女化の儀式(山田くんと7人の魔女)
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メガンテ(ドラクエ)
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アスピル(FF)
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キング・ウロロ(魔男のイチ)
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トパーズ(魔法使いプリキュア)