もしかしたら、近いうちに書き直すかもしれねぇ…スマナイ…スマナイ…。
__いま、銀梟を追いかけて、『走っていた』。
この『走る』という行動。
足を前に出して、
見方によっては、一歩…また一歩と、何度も足跡を残し、積み重ねていく作業。
自分だけの『キセキ』を作り出し、残すように。
そして、このことを、当たり前のように。普通のことのように。そう感じる人がいる。
かくいう自分もその一人で。
でも、今はこうして走っていると、とてつもなくすごいことのように思えてしまう。
銀梟を追いかけてはしり、進み、その『一歩』を残すたびに。
エリカの『
アイドルに至り、不可解な事件に巻き込まれ、そして__突然、原因不明の死を迎えるまでの。
町で一人路上ランブした時、観客が集まってくれた時の嬉しさ。
初めてのライブハウスで、ファンが15人だけでも集まってくれた時に感じた胸の高鳴り。
スカウトで、本格的に芸能界入りした時の興奮。
事務所からの無茶振りに振り回される毎日に、呆れつつも楽しくて。
満員のドームライブステージで、ついに有名になった時、達成感を感じ。
その後奇妙な事件の数々に巻き込まれ。
一度、正気度が削られる出来事で心神喪失状態になりかけつつも*1なんとか生き延び。
とある神格級の神話生物と親密な関係になり*2。
…そして、とあるライブステージ。大切な指輪をなくし、探す暇もなくライブに出た瞬間、落ちるはずもないライトが頭上に落ち。
悲鳴の嵐の中、徐々にブラックアウトしていく意識で観に来てくれた観客や親しい神話生物に謝り、哀しみと罪悪感を抱きながら、逝く光景。
……そりゃ。そりゃさ。歌うのも嫌になるだろ?
だって…目が覚めたら…別の世界で。
大切なものは全て無くなっていて。
親しい人はどこにもいなくて。
頑張って残した
んで?知らない奴が、体の主導権を握ってる?しかも自分は見てるだけで?
……何度か前世で想像したことはある。ある程度成長した状態で転生した時、それ以前の自分はどうなるんだろうって。
そういう部分を取り上げている作品もいくつも読んだことある。
一度、そういう小説の設定も作ったりした。
なのに、なんで気づかなかった…いや、気づかない振りをしたんだよ!?
ヒントはいくつもあっただろうが!
自分と別にある『エリカ』の記憶。
エリカとして歌えない。
歌うことへの否定的な思い。
…あぁ、認めるさ。自分はクズだ。正確には、昔から表面しか見れなくて、人が泣いてることに気づかない、前世からのクズだ。
だからこそ…見つけなきゃな。
…少なくとも、今いるのは運命に出会う世界であっても、今世で生まれた世界はみんながヒーローになれる世界だ。
ならば、なれば。
泣かしてしまっていることに気がついてるのに進むなんてありえないだろ?
「…情け無い……全く。情け無い!
足を早める。
昔から人が笑うのが大好きだった。
笑顔が好きだった。
泣かれると嫌だったし、泣いている所を見せたくない自分でもあった。
そんなんだからか、とある有名漫画のコックの信念は、自分の心に強く響いて。
誰かに優しくしよう。と思った。
空腹は満たされないかもしれないけど、心を満たせるようにしようと思った。
なのに、少女を泣かしていた事に気づいてなかった。
そのことにむかつき、踏み出す足の力を強くさせていく。
目を素早く動かして、人影を探す。
心を強く燃やす。
「…悪い。夜の魔女。貴女を巻き込んでしまって。これはエリカを泣かせてしまってる
「……」
「…エリカと一番親しかった貴女だ。多分。
「…」
じっと、見てきた彼女の翠の目に。声が聞こえた。
「はは…勘違いじゃなきゃ、貴女こう言ってる?
『そんなこと言ってる暇があれば、一早くあの娘のとこに行け』
『それ以上、その先を言うのはお前でも許さない』
『言われずともわかってわよ』
って、3つくらい…」
「……ホゥ」
気のせいじゃなきゃ、その鳴き声は肯定に聞こえた。
「そっか…なら、なんも言わないことにするよ」
「……」
そして、足は早まる。
少しずつ、変わっている景色に気づかなずに__。
███(カノジョ)に歌う歌は?【次話分岐選択肢】
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儚くも永久のカナシ
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光のロック
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躍動
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夜に駆ける