さてと、エリカの従者へのご応募ありがとうございました!
現在選考し終わり、誰にするか決め終わった所でございます!
結果はストーリー内で登場する形で発表します!
それまで楽しみにしてくださいね!
では第五話どうぞ!
「___着いた」
そう呟く私の視線の先には、月に照らされる中で咲き誇る、青やオレンジ、ピンクの野薔薇や、リコリスやヒガンバナ、ポインセチア、白のムスカリが植えられた、洋風庭園が広がっていた。
「……はぁ」
こんな美しい光景ではあるが、それと逆に私の心はひどく澱んでいた。
必然。諦観。絶望。停滞。負感情。不毛。
そんなものばかりが頭を巡る。
必要が無い、思い巡らせなくてもいいものなのに。
「…バカだなぁ、私」
呟いて、右手のリボンに魔力を込めて、AFとしての力を起動させ、リボンを伸ばして東屋の屋根にある柱に巻きつけて、上に登る。
そうして屋根の上に座った時には、ちょうど月が真上に登り切ったところだった。
そうして、しばらく満天の星夜の空を無心で眺めた後、アイテムボックスからギターを取り出し歌う準備をする。
さてと…歌うか。曲は…あのアニソンロックにしよう。ただし、今の気持ちに合うように歌詞をアレンジして。
「スゥ……_____突然来る世界。あぁ、なにもないや嫌…!」
歌う。
「___神のご機嫌なんか知らない…!」
歌う。
「___季節の変わり目の服は何を着ればいいんだろ…?春と秋、どこにいっちゃったんだろ?」
ただがむしゃらに歌い続ける。
「___息も…できない!情報の圧力…!」
ひたすら重圧や嫌な重いから逃げるように。
「___めまいの螺旋だ…私はどこにいる…?」
自分を探すように。
「___こんなに…こんなに…息の音がするのに。変だね、世界の音が…しない…!」
自分を否定するように。
「___足りない!足りない!誰にも気づかれない、殴り書きみたいな声!出せない状態で叫んだよ…!」
ただひたすら歌う。前世でよく聞いた歌の一つを。
「___『
乱暴に、そして丁寧に歌い上げる。時折、自分の思いや今の状況に合うようにテンポを少し変えつつ。
「___ただ、私は歌うだけ…!ぶちまけちゃおうか…空に…!」
叫ぶようにして、心の声を吐き出した。
その間に、空に星は巡り回り、流れる。
(___嗚呼、やっぱり歌うのはいいな)
そうして、思い返すのは、『私』には存在しない記憶。設定に書かれていない筈の『
『___嫌なことがあれば、星空の下、ここで歌えばいいさ。エリカ』
そう言って、親戚で両腕が義手の探偵が笑いかける光景だった。
…そういえば、彼はこの世界に果たしているのだろうか?
あの人間武器庫とも呼べる、鉄腕の武装探偵は。
記憶を探っては見たものの、転生して記憶が戻る前の、この世界の『
そして、今回の招待客の名簿の中に、『五六間』と書いて『たつみ』と読む、一捻りしなければ読めそうもない、難読苗字もいなかった。
何気に、製作者が『
まぁ、存在しているかもわからない人物のことを考えても仕方ないことではあるか。
そもそも、一番居たら楽な、
それ考えれば、居たらいいな程度で動くのが一番か。
「___蒼い惑星、ひとりぼっち…」
まぁ、今は歌おう。
「___いっぱいの音を聞いてきた…!」
嫌な考えを。
「___回り続けて幾数年…!一瞬…でもいいから…!ああぁ!」
全て吐き出すために
「___聞いて」
「___聴けよ!」
そうしてラストへと向かい始めるのに合わせて、思いっきり声を叩きつけ始める。
「___わたし わたし わたしはここにいる!」
勢いをつけて。
「___殴り書きみたいな音 出せない状態で叫んだよ!!」
…そういえば、楽器を弾くなんて、私としてもエリカとしても久しぶりかもしれない。
そう考えると今世はもっと、楽器と触れ合ってみようかな?
「___なんかになりたい、なりたい、私でいい!馬鹿なわたしは歌うだけ!」
___そんなことを思いながら曲を弾き語りし終わった瞬間だった。
「ぶちまけちゃおうか!星に!!」
私は気がついてしまった。
東屋の近くでこちらをじっと、目を輝かせて見る、一人の少女の姿に。
それとともに、最後の音を奏でたギターの残響が響き渡る。
少しの沈黙。そしてその後、私が出した
「……えっと…もしかして聴いてた?」
「……」コク
「…まさか最初から?」
「…」コクコク
「嘘ぉ…」
顔を真っ赤にして、少女に質問する事であった___。
事件・事象選択
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それは運命の夜:難易度████
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クリスタルと幻影図書館:難易度S++
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██が生まれる場所:難易度S
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魔王からの逃走:難易度A++
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赤い目のメデューサ:難易度A
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夜を巡る少女:難易度B
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一番星の生まれ変わり:難易度C