KIVA ReRe:1986↔2008 作:ボルメテウスさん
俺は、すぐに渡さん達からすぐに離れた。
その際に、俺の手から血を出しながら、ファンガイアを引き寄せるように走る。
『おいおい、なんでそんなにあの2人の為にやるんだぁ』
そんな俺に対して、俺の中にいるゾンバット一世がこちらに話しかける。
それに対して、苛立ちはある。
だけど、それに対する答えは。
「誰も、犠牲にさせたくない」
正直に言えば、単純な理由だろう。
だけど、それで十分だった。
「俺は、母さんを助けたい。そして、雛月を助けたい。だけど、それ以外の誰かを犠牲にしたくないっ」
『ケケッ、自己満足過ぎるだろうなぁ、まぁ俺様は、それで腹を満たせれば良いけどなぁ』
相変わらず、こいつの事は信頼出来ない。
だけど、こいつの力を借りなければ、どうにかならない。
そうしていると、こちらに迫るファンガイア。
「あぁ、貴様がぁ、あそこの血の持ち主はぁ」
「だとしたら、どうなんだ」
後ろから声が聞こえた。
その気配から二つ。
だけど、都合が良い。
「恵はぁ、どこにいるんだぁ、食われる前に、さっさと話したら、楽にさせるぜぇ」
その言葉に対して、俺は。
「楽にさせるか、そうだな。けど」
同時に俺の身体から飛び出たゾンバット一世は、そのまま俺に噛み付く。
噛み付かれた事で、そのまま俺の腰にベルトが現れる。
そんなベルトに、俺はゾンバット一世を。
「変身」
そのまま、俺は、キバへと変身する。
同時に振り返れば、そこにいた二体のファンガイアは、俺の姿を見て、驚きを隠せない様子だった。
「なっなぁぁ?!」「きっキバっ」
そこに立っていた二体のファンガイア。
一体は、その見た目から分かりやすく、蜘蛛である事が一目で分かる。
もう一体の方は、その頭部から見える三つ編みのような何か。
それは、まるで羊のような姿。
「いわゆる、スパイダーファンガイアとシープファンガイアか」
「ぐっぐぅ、なんでこんな所にキバがいるんだっ」「とにかくっ、こいつを殺す!」
それと共に、二体が同時に襲い掛かる。
相変わらず、この時のキバの姿では全身の痛みが凄まじい。
それでも、こいつらを相手に戦わなければならない。だから、俺も駆け出す。
まず、襲い掛かってきたのはスパイダーファンガイアの爪。
鋭い一撃が、俺に襲い掛かる。
だが、その攻撃に対して、俺はすぐに横に避けて回避する。
同時に、横から来るシープファンガイアの蹴り。
こちらも、また素早い一撃だ。
だけど、それも後ろに下がって避ける。
俺は、そのまま後ろに回し蹴りで、シープファンガイアを攻撃する。
そのまま足を振り回して、スパイダーファンガイアに攻撃を仕掛けようとする。
「ぐっ!」「がぁ!」
それによって、二体のファンガイアは、その場から離れていく。
そして、俺はその場でしゃがみこむ。
「ぐっ」
やはり、この時のキバの姿では長く動く事は出来ない。
だけど、ここで。
「キヒヒッ、さぁさぁ、さっさとガハァ!」
そうしていると、ゾンバット一世の口から何かが飛びだした。
それに疑問に思っていると、それは、スパイダーファンガイアに向かって、当たる。
「痛いっ今のはぁ!?」
そのまま、地面に落ちているのは、目玉。
「これは」『恩人の子の為に、戦う。ならば、力を貸さない訳にはいかないな』
「この声は、オーガっ」
それは、俺にとっては頼りになる声だった。
『痛みはあるが、いけるか』
「あぁ、それぐらいだったらっ」
「おいっ俺様の事を無視するんじゃ、オーガスティックっ?!」
そんな、ゾンバット一世の声を無視して、俺はすぐにオーガの力を借りる事にした。