KIVA ReRe:1986↔2008   作:ボルメテウスさん

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かつての戦いの遺物

ゾンバット一世から飛び出たのは、一つの球体。

 

俺は、それに対して、疑問に思っている。

 

だが、そうしている間にも、俺の身体は既にオーガさんが、俺の身体に宿った。

 

姿が変わった際の痛みは多少はあった。

 

「これは一体」『俺の持つ武具の一つ。かつてフランケン族との決闘で勝ち、その力の一部を納めた物』

 

そう、オーガさんの声が響く。

 

だけど、今は、この状況を打開するのが先である事を。

 

俺は、その手にオーガの魂が宿ったオーガスティックを手にした。

 

オーガスティックは、そのままその球体の先端と接続する。

 

『その名も、ギロリボール』

 

「ギロリボール」

 

そうして、ギロリボールと一体化したオーガスティックの見た目は鉄球棍棒である。

 

俺は、そのまま、オーガスティックを握り締めて、ファンガイア達に向き直る。

 

そして、奴に向けて駆け出した。

 

「そんな大きな武器を振り回して、当たるかよぉ!」

 

そうして、スパイダーファンガイアが俺に向けて糸を放つ。

 

俺に当たる事無く、地面へと突き刺さり、蜘蛛の巣のように張り巡らせる。

 

そこに足を踏み入れた瞬間、俺はその蜘蛛の巣に完全に脚を止められた。

 

そうしている間にも、スパイダーファンガイアは俺の身体に。

 

シープファンガイアは、俺の周囲を高速で動きながら、銃弾を放ってくる。

 

だが、オーガの力が宿った、今の俺の身体では奴らの攻撃は効かない。

 

俺は、そのまま、オーガスティックを振るい、奴らを殴りつける。

 

奴らは、吹き飛んだものの、ダメージはないらしく、すぐに起き上がる。

 

「ここで、決める」『オーガバイト!』

 

それと共にギロリボールから開いた目。

 

その開いた目は、そのままスパイダーファンガイアの動きを止める。

 

「ひっひぃ!」「あっ待てっ」

 

それを見たシープファンガイアは、そこから離れている。

 

だけど、俺はそれよりも早く、炎によって造り出された手を、構える。

 

それを真っ直ぐと、スパイダーファンガイアに向かって、伸ばした。

 

それはまるで蛇の様に動き、一直線に進んでいく。

 

その手から逃れようと動くスパイダーファンガイアだったが、もう遅い。

 

やがて、そいつの胴体を掴むと、そのまま捻じり切るように引き千切った。

 

「ぎゃぁあああああ! 」

 

それによって、ファンガイアとの戦いが終了する。

 

「すぐに、あいつを」

 

そうしていると、聞こえた音。

 

それは、ステンドグラスが砕けた音。

 

同時に、見つめると、そこに立っていたのは、あの時のキバ。

 

『まさか、現代のキバと出会えるとはな』

 

オーガも驚きの声を出している。

彼から、もしかしたら。

 

『あぁ、だけど、今は、まだバレちゃ困るよなぁ』

「『えっ』」

 

ゾンバット一世の、その声で、俺の意識は再び消えてしまった。

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