KIVA ReRe:1986↔2008   作:ボルメテウスさん

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伝説のキバの鎧

「キバットバット1世」

「貴様まで、復活していたのか」

 

その様子を、ゾンは睨んでいた。

戸惑いを隠せない最中で、キバットバット一世は、俺の元に来る。

先程までのゾンバットのような濁った瞳ではなく、本当の貴族。

そう思わせるには十分な力強さを、彼からは感じる。

 

「どうする少年、この場で再びキバを纏う勇気はあるのか」

 

その言葉に合わせて、ゾンがこちらに問いかけてきた。

間違いではない。

ここまでの戦いで、幾度となくキバを纏った。

だからこそ、知っている。

その痛みを、苦しさを。

 

「しかも、おそらくは本来の力を発揮すれば、貴様は死ぬ!再上映も出来ずな」

 

間違っていないだろう。

おそらく、纏えば、死ぬ。

それは。

 

「今更、言わなくても分かっているよ」

「っ」

 

奴から言われなくても、分かっている。

だけど。

 

「どうせ、ここで逃げても、お前に殺される!そして、お前は、母さんや雛月を殺す!だったら、俺はここで死んでもお前を倒す!!」

 

例え、ここで死んだとしても、こいつを殺す。

 

「少年、覚悟は良いようだな」

「あぁ、力を、貸してくれるか」

「良かろう、そして、君の覚悟、しかと受け取った!ガブリッ!」

 

その言葉と共にキバットバット一世は、俺を噛みつく。

だが、その際に感じた痛みは一瞬。

鋭い痛みは確かにあったが、これまでとは違う。

だけど、今は。

 

「変身」

 

その言葉と同時だった。

最初は、包帯によって、包まれているキバの鎧。

それは、俺がこれまで纏っていたキバの鎧だろう。

だが、その包帯は弾け飛んだ。

まるで、封印から解かれたように。

 

「まず、大前提として、これはキバの鎧ではない」

 

そう、キバットバット一世は、俺の腰にあるベルトに掴まりながら言う。

 

「キバの鎧は、この世に二つしかない。それは間違いない。だが、これはキバの鎧であっても間違いはない」

「どういう事なんだ」

 

そうしている間にも、弾け飛んだキバの鎧の姿が露わになった。

その見た目は、吸血鬼よりも悪魔や魔王を連想させる鎧であった。

 

「かつて、ファンガイア族と戦った一族、レジェンドルガ族。その王が纏ったとされる鎧。

奴は、その鎧と共に、闇のキバの魔皇石と砕けた鎧の一部を使い、修復された」

 

そうして、現れたのは、鎧の本来の大きさ。

それは、子供の俺だろうと、大人の俺だろうと見上げてしまう程の巨大であった。

包帯によって、ここまで小さくなっていたのか。

 

「この鎧は、二つの種族の、王が纏う鎧を歪に造り上げた鎧。故に、もしも、このキバに名前があるとしたら」

 

そうして、そのまま俺は、本来の姿を取り戻したキバの鎧を、その身に纏う。

 

「アークキバ!伝説のキバの鎧の名だ」




仮面ライダーアークキバ
かつて、ファンガイア族とレジェンドルガ族との戦いで砕け散った二つの鎧。それを回収したゾンによって、修復された。
本来ならば修復は不可能とされているが、長い年月をかけて、修復された。
砕け散った鎧を修復する際には、ゾンは生き残りのレジェンドルガを乗っ取り、彼らの能力とライフエナジーを使い、修復させた。
その最もな例が、マミーであり、身体を巻きつく包帯は、彼の身体の一部であった。
アークキバの現在の姿は、アークの時の巨大な体格から鎧の余剰パーツで作られた蝙蝠の翼を思わせるパーツがある。
見た目は、仮面ライダーアークをベースに、胸元がダークキバの魔皇石が埋め込まれている。その背中に、ガオイカロスの翼のように蝙蝠の羽が生えている感じです。
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