KIVA ReRe:1986↔2008   作:ボルメテウスさん

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再会の友

大きく開いた翼。

その翼には、二つの目があった。

その目は、真っ直ぐと、ゾンを見つめていた。

 

「なっ!?」

 

ゾンは、その目を見つめられた瞬間、すぐに動こうとした。

だが、その脚を動かす事が出来なかった。

その四肢は、完全に拘束するように、動かせなかった。

 

「はぁぁぁぁ!」

 

それと共に、俺は、そのまま跳び上がる。

跳び上がると同時に、先程まで攻撃を仕掛けていたアークの腕は、その姿を変える。

それは、一つの巨大な脚へと変わる。

同時に、俺は、その脚に向かって、真っ直ぐと放つ。

 

「これで、終わりだぁ!!」

 

叫び声と共に、真っ直ぐと、ゾンに向かって、蹴りを放つ。

急加速で、真っ直ぐと、降下していく。

 

「ちっ、こうなったら!!」

 

それに対して、ゾンは、何を考えたのか分からない。

だが、一瞬、ゾンの身体が動かなくなった。

それでも、俺の蹴りは、そのままゾンを完全に踏み潰す。

踏み潰すと共に、感じる感触。

それは、確実に、ステンドグラスが割れた音であった。

 

「勝てたのか」

 

それと共に、俺の変身も解除されるような感覚があった。

だが。

 

「まだだ!!」

 

キバット一世の声。

それと共に、それを見た。

 

「なっ」

 

割れたはずのスタンドグラス。

それが、動いていた。

 

「なんで」

「ファンガイアの中には、自身のライフエナジーを使い、復活する奴がいる。それらは、サバトと呼ばれており、中にはファンガイアを蘇らせるファンガイアもいると聞くっ」

『その通りだ!俺様は、元々は霊体!故に、身体が無くなったとしても、復活出来る!それに、このファンガイアは相当力がある!今、お前を喰らえば!!』

「ぐっ」

 

なんとか動かそうとした。

だけど、今の俺は、その身体を動かす事が出来ない。

もう、あと少しだったのに。

もう少しで。

そんな考えをしていた時だった。

 

「ァァァ」

「えっ」

 

聞こえたのは、何かの鳴き声。

その声に、俺は見上げた。

見上げた先に、あったのは、小さな城。

さらには、その中から赤い竜がいた。

 

「あれは、まさかドラン族なのか」

 

それを疑問に思っていると、そのドラン族は、ゾンに向かって、次々と火球を放っていく。

 

「ちっ、なぜここにっ」

 

その言葉と共にステンドグラスと共に、ゾンは、その場から姿を消した。

急死に一生を得たと言うべきか。

そんな疑問に思っていると、そのドラン族は、俺の方を心配そうに寄り添う。

 

「君は」

 

俺は、そう、ドラン族を見つめる。

どこかで、見た事がある。

その疑問は、とても古い記憶だと思い出した。

確か、夢だと思っていた存在。

だけど、今になって思い出す。

 

「そうか、君は、あの時、森の中で出会った」

 

そうしていると、彼は、心配そうに見つめる。

 

「・・・とにかく、今は、すぐにでも離れよう。このドラン族の中で休む事だ」

「あぁ」

 

そうしながら、俺は、そのまま小さな城のような彼の中に入っていく。

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