KIVA ReRe:1986↔2008   作:ボルメテウスさん

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親子親子

とある公園にて、素晴らしい青空の会のメンバーの一人である恵は、日課のジョギングを行っていた。

日々、ファンガイアと戦う彼女は、基礎的な体力の為に行っていた。

普段と同じ光景を見つめながら、走る、分かれ道。

 

「うおっ!?」

 

ふと、見つめた先にいた人物。

その人物は、恵にとっても覚えのある人物だった。

 

「どうしたの、ジョギングなんてして」

 

軽口を叩きながらも、普段の彼を知っている恵からしたら珍しく、運動を行っている彼、紅渡に思わず質問してしまう。

そうしながらも、一緒に走りながらも、近くの木陰へと向かい、休憩を行う為に座ると。

 

「実は鍛えているんです。強くなる為に」

 

そんな渡の言葉を聞くと、思わず恵は笑ってしまう。

 

「何よそれ、マジで」

 

これまでの彼からは想像出来なかった一言に、思わず笑いながらも、軽口を言う。

すると、その言葉にむっとしたのか、思わず立ち上がってしまう。

 

「僕だって、強くなって、守りたい人がいるんです」

「はいはい、それって、あれでしょ、深央ちゃんでしょ」

 

すると、その言葉で、渡は思わず、顔を赤くしてしまう。

 

「まったく、分かりやすいねぇって!?」

 

そう、恵が話していると、近くで見覚えのある人物が来ていた。

それに合わせて、渡も思わず見上げると。

 

「うわぁっ」

 

そう、そこにいた人物に驚きを隠せなかった。

 

「・・・人の顔を見て、いきなり失礼じゃない」

 

そう、雛月はため息を吐きながら言う。

雛月に対して、恵は、勿論、現代の黄金のキバの持ち主である渡も彼女に対して、あまり良い印象を持っていなかった。

 

「その、ごめんなさいね」

「・・・まぁ、昔から人に好かれる方じゃないのは、自覚しているから。そう言えば、まだあなたには自己紹介していないわね、そっちの彼は、知り合い?」

「あははぁ、そうだね、私は麻生恵。こっちは、少し前から知り合った紅渡君」

「どっどうも」

 

そう、自己紹介をした。

だが、その瞬間、雛月の目は開いた。

 

「ひゃっ!」「っ」

 

そう、あまりの事で、驚きの声を出してしまった。

そして。

 

「・・・確認したい事が」

「はっはい」「なんでしょうか」

 

その気迫に、思わず答えてしまう。

 

「恵さんの親は、ゆり。渡君の親は、音也じゃない」

「えっ、なんで知っているの!」「それって、父さんの」

 

思わず、叫んでしまう。

それと同時に。

 

「・・・22年前、助けられた事があるの。その時に、色々とあったわ」

「本当に」

「えぇ、けど、そっちの紅渡君は素晴らしい青空の会のメンバーじゃないの」

「えっ、いや、そうじゃないですけど」

 

その質問の意図が分からず、疑問に思う渡。

 

「なんで、そんな事を?」

「嶋さんから聞いていないの?そこにいる渡君のお父さんである紅音也は最初のイクサの装着者であるのと同時に、ファンガイアの王であるキングを倒した伝説の人間よ」

「えっ嘘!」

 

それには、恵は思わず叫んでしまった。

それに対して、渡は。

 

「父さん、そんな事を」

 

渡も、また驚きを隠せなかった。

 

「その話、もっと聞かせてくれませんか!」

 

そう、思わず恵は詰め寄る。

それに対して。

 

「別に良いよ、それに恩人の子供である貴方達とも話したくなったわ」

 

そう、彼女もまた座る。

それと共に、雛月もまた、ゆっくりと語る。

昔の出来事を。

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