KIVA ReRe:1986↔2008 作:ボルメテウスさん
「キバに良く似ているが、違うようだな」
ルークは、レイを見つめながらも、そのまま構えていた。
レイは、そのままルークに向けて、拳を放った。
だが、城壁を模した鎧のような強靭な皮膚で、ルークは簡単に受け止める。
そのまま、ルークはレイに向けて、拳を振り下ろした。
振り下ろされた拳は、そのままコンクリートの地面を簡単に砕け散り、破片が散らばる。
だが。
「なぬっ」「ふっ」
ルークの攻撃は、レイには当たっていなかった。
ルークの一撃が当たる直前に、レイは、その身を軽く沈ませて避けていた。
そのまま、レイはそのまま、ルークの顎目掛けて蹴りを放つ。
その一撃を受けるが、ルークはまるでダメージを受けている様子はなかった。
「素早い奴だっ」
レイに対して、ルークは殴りかかる。
それをレイは軽く避けると、そのまま腕を掴み、地面に叩きつけた。
そして、すぐに手を離すと、レイはその場から跳び上がり、空中で回転しながら蹴りを叩きこむ。
その攻撃も、ルークの身体に当たると同時に弾かれる。
そのまま、ルークは立ち上がると、レイに向けて殴りかかった。
しかし、レイはそれを簡単に避けると、カウンターとして、膝打ちを打ちこんだ。
その攻撃をまともに受けても、ルークの鎧に傷がつく事はない。
逆に、膝に痛みを感じてしまう程だった。
「くそっ」
その状況に、ルークは自分の防御力に自信を持つ。
「本当に、ファンガイアのルークは厄介だ、だけど」
そう、レイは、その手にフエッスルを、そのままレイキバットの装填する。
『ウェイクアップ!』
それによって、レイの両腕に、巨大な鉤爪ギガンティック・クローを装備すると共に、そのままルークに向かって、振り下ろす。
先程までの打撃と違い、鋭い鉤爪による攻撃を受けて、ルークの鎧にも傷がついた。
「ちぃっ!」
そのまま、ルークは再びレイを殴ろうとするが、今度はレイの方から、ルークの腕を掴んだ。
その事に驚きながらも、ルークは、もう片方の手で、レイを掴む。
そして、そのまま持ち上げると、地面に叩きつけようとする。
「はぁぁぁ!!」
だが、ルークに向かって、レイがその手にギガンティック・クローで相殺させるように振るう。
互いの一撃がぶつかり合い、衝撃によってルークの手は離れてしまった。
「……ぐぅっ!」
自分の手が離れた事を確認して、ルークはすぐに立ち上がろうとした。
だが、その時。
「!?」
何かが空を切る音が聞こえた瞬間、ルークの鎧の一部が切り裂かれた。
そのことに驚いたルークは、思わず自分の身体を確認する。
「・・・まだ、死ぬのは早いからな」
それと共に、ルークは、その場を撤退していった。
「逃がしたか」
そう、雛月もまた、変身を解除する。
「私、結局」
そのまま恵は、自分は何も出来ずに、立ち尽くしていた。