KIVA ReRe:1986↔2008 作:ボルメテウスさん
雛月は、そのままシュードランから去って行った。
既に、次の目的は決まった。
だからこそ、すぐにでも合流する事になった。
「雛月さん!」
「・・・恵、ごめん、少しだけ離れていて」
「いえ、それは、別に」
そう、雛月を見つけた恵はすぐに雛月を見つめる。
その場で少しだけ雛月を見て、何か違和感を感じた恵だったが、すぐに雛月へと向ける。
「実は、母さんが残してくれた資料を見つけたんです。ルークに関する事で」
「っ」
それはまさしく雛月自身にも、欲しい情報だった。
「母さんはかつてルークを倒した時に、その左肩に大きなダメージを残したんです!そこを狙えば、ルークを倒す事が出来る」
「・・・それが本当ならば」
勝てる可能性がある。
それを聞くと雛月もまた頷く。
そう、彼女達が、探そうとした時だった。
「っ」
雛月は、その直感と共に睨んだ。
その先にいたのは、まさしく探していた相手であるルークだった。
「ルーク」
それには、恵も睨み付ける。
だが、そんな睨みを受けながらも、ルークは。
「俺を倒してくれ」
「はっ」
その巫山戯た言葉。
それには、雛月は思わず声を出してしまう。
「俺は、天国に行きたいんだ」
そう、笑みを浮かべたルークの表情は、狂気に満ちていた。
それを見て、恵は、睨み付けている最中、雛月の方は。
「そう、けれど、お前が行くのは天国じゃない」
雛月の言葉に合わせるようにレイキバットが、雛月の元に来る。
雛月は、ゆっくりとルークの元に向かって走り出す。
「お前がこれから向かうのは地獄だ!!」
雛月の叫びと共に、レイに変身する。
レイに変身した雛月は、真っ直ぐとルークに向かって行く。
ルークは雛月の言葉に対して思わず叫ぶ。
「違う!俺は天国に行く!!」
雛月の言葉に逆上したルークは、その力任せの一撃でレイを殴り殺そうとした。
だが、雛月はその攻撃を受け流しながら、そのまま蹴り飛ばす。
ルークの攻撃には殺意や悪意といったものはない。
ただ、目の前にいる相手を殴るという本能的な行動だけだ。
だからこそ、その攻撃には大して威力もない。
そして、レイとなった雛月には、その程度の攻撃を防げない程ではない。
そのまま雛月は反撃を行う。
まずは、腹部への回し蹴り。
それにより吹き飛んだルークは地面に倒れ込む。
次に頭を掴み、勢いよく振り回し始める。
それはまるでハンマー投げのように回転させる。
「ぐっ」
それと共に、ルークは立ち上がる。
「良いなぁ!来い!」
叫びながら、ルークは戦闘に対して積極的に笑みを浮かべる。
その最中で、雛月は。
(絶対に、悟を生き返らせる!!)