KIVA ReRe:1986↔2008 作:ボルメテウスさん
嶋さんからの情報に。
俺は、そのファンガイアに関する調査を行う事にした。
なぜ、俺に、その情報を渡したのか、それは未だに分からない。
「あの時の俺は、小学生の時に会ったと想定しても」
その時に、何かをしたのか、俺にはまるで分からない。
だけど、この情報が本当か、嘘かを判断するだけの頭脳は、今の俺にはない。
「だけど、これから見つけなければ」
母さんを、雛月を助ける為の手掛かり。
それが、このファンガイアが持っているかもしれない。
嶋さんからしたら、俺はあくまでもファンガイアの素生を探る為の駒だと考えている。
当たり前と言えば当たり前だが、本来ならば、俺にはファンガイアを倒す方法なんて、普通の人間にはないから。
「だけど」
ここから、見つける事は。
「まぁ、普通に、こんな運命を変えるのは難しいからな」
「っ」
それと共に、俺の中にいたゾンバットの奴が囁く。
「お前が変えられると言っただろ」
「あぁ、だけど可能性だ。けど、これはかなり難しいからなぁ」
ゾンバットは、そう笑みを浮かべながら言う。
「過去に行き、未来を変える事。それが小さな事ならば可能だ」
「小さな事って」
「例えば、1人の人間の人生を変える事。これは以外にも小さな事だからな」
「小さな事なのか」
「世界から見たら、かなり小さいからなぁ」
笑みを浮かべながら、ゾンバットは言う。
「だが、人の生き死にとなれば、途端に難しくなる」
「っ」
そのゾンバットの言葉に、俺は驚きを隠せなかった。
「どうして」
「さぁな、そんなの、俺が知るか?けどな、それが難しい事は俺は知っているからなぁ」
ゾンバット。こいつの事は、未だに分からない。
先程から小馬鹿にするような態度は、まるで変わらない。
だけど、そんな奴でも俺は、頼る事しかできない。
「とにかく、今は見つけるしかない。こいつから、何か手掛かりがないか」
そうして、俺達が向かった先。
そこは、どこかの球場なのか。
わりと広い敷地の場所に見えたのは、ファンガイアがいた。
「あいつが、いや、この場合だとあいつらなのか」
そこにいたのは、甲冑を纏ったようなファンガイアがいた。
それは、まるで付き人のような、近くにいた蛸を思わせるファンガイアと一緒にいた。
なぜ、そこにいるのか分からない。
「まさか、2体」
「けけっ、これは食い応えがあるじゃないかぁ」
「・・・分かっていると思うけど、情報が先だ、食うのは」
「けけっ、良いぜぇ、分かっているぜ、それじゃ、ガブリ!」
「ぐっ」
あの時は、子供の時に変身した。
だけど、今は大人の姿だ。
その影響がどれ程か、分からない。
それでも。
「変身っ」
俺は、戦ってやるっ。