KIVA ReRe:1986↔2008   作:ボルメテウスさん

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キバとの出会い

目が覚めた後、俺は雛月に連れられて、会わせたい人物がいると言われた。

 

それが一体、誰なのか、気になりながらも向かった。

 

だが、向かった先は。

 

「えっ、ここって」

 

「懐かしいでしょ」

 

そこは、俺にとっても懐かしい場所。

 

音也さんの家だ。

 

なぜ、雛月がここに。

 

そう疑問に思いながらも、雛月はインターホンを鳴らした。

 

「はいって、雛月さん。それにそっちの子は」

 

そうして、ドアから出てきたのは、一人の青年。

 

それは、俺にとっても見覚えがある人物。

 

確か、歴史が変わる前の現代において、音也さんの息子で、確か、渡。

 

「君には紹介しようと思ってね。君と同じ、キバだからね」

 

「えっ、キバって、どういう事でしょうか?」

 

雛月の一言に驚いたように、渡君は、俺を見る。

 

いきなり、キバと。

 

それも、見た目だけならば子供である俺がキバだと言われたら、それは驚くのも無理はない。

 

だからこそ、俺は。

 

「えっと、紹介されました、藤沼悟です、それで」

 

「ほぅ、貴殿がキバの鎧の継承者か、と言う事は」

 

「えっえぇぇ!!爺ちゃん!」

 

そう、キバットバット一世が出てくると共に、部屋の奥から似たような声がした。

 

見てみると、そこには、確かにキバの鎧に装着されていた蝙蝠だが。

 

「ほぅ、まさか貴殿が孫か」

 

「父ちゃんから話だけは聞いていたから、特徴は知っていたけど、なんで爺ちゃんが!?」

 

外に飛び出した二匹は驚いた様子が見られるが。

 

「とっとりあえず、中で話しましょう。さすがに」

 

「まぁ、これは目立つから」

 

そうして、俺達は、すぐに家の中へと入っていった。

 

家の中の様子は、俺が眠る前と似た雰囲気ではあった。

 

ただ、しっかりと片付けられている事もある。

 

その最中で、俺が思わず見てしまったのは。

 

「えっ、あのバイオリンは」

 

気づいたら、見てしまったバイオリン。

 

「・・・音也さんが生前に造ったバイオリンよ」

 

「生前、という事は」

 

「亡くなったわ、あれから」

 

その言葉は、少し悲しくはあった。

 

すると、渡君の方はそのまま、俺の方を見る。

 

「その父さんの事を知っているんですか?失礼ですが、とても大人には見えず、なんというか」

 

「子供かな?まぁ、そう言われても仕方ないかな」

 

「それに関しては、22年前の出来事を話さなければならないな」

 

そうして、俺達は、俺が再上映によって、巻き戻った事以外の事実を話した。

 

聞いていた渡君は信じられないようだが。

 

それでも真剣に。

 

「・・・なんというか、とても信じられない話ですけど、僕も自分では信じられない話を聞いたばかりですから?」

 

「信じられない話?」

 

それが一体何なのか。

 

気になった俺達は、そのまま渡君の話を聞く。

 

「実は、僕、人間とファイガイアのハーフなんです」

 

「「・・えぇ!!」」

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