KIVA ReRe:1986↔2008 作:ボルメテウスさん
家の外にいる謎の集団。
一体、それが、何者なのか不明な状態ではあった。
しかし、このまま鉢合わせたら危険だと感じた俺達は、すぐに裏口から出る事にした。
「雛月、さっきの奴らに何か、心当たりは?」
「・・・心当たりは、ある」
「あるのか」
その言葉に、俺は思わず聞き返してしまう。
その際の、雛月の頬には冷や汗が流れており。
「だからこそ、もしもこの予想が当たっていたら、相当ヤバい事に」
そう呟いている間にも、俺達の前に現れたのは、先程まで家の前にいた謎の集団。
奴らは無言でこちらを見ていた。
「貴方達は、一体何なんですか」
そうして、俺は思わず叫んでしまう。
だが、奴らはそれに対して、無言だった。
しかし、まるで俺達の返答は、これで十分といわんばかりに、腰にあるそれを見せた。
「あれって、もしかして」
それを見て、俺達は驚きを隠せなかった。
そして。
【R・E・A・D・Y】
鳴り響いた音と共に、その正体が分かり、俺達は冷や汗を掻く。
「「「変身」」」【フィ・ス・ト・オ・ン】
それと共に、現れたのは、イクサだった。
しかし、その姿は俺が知っているイクサとはどこか異なっていた。
音也さんのイクサにはなかった、赤い目が特徴であり、手には武器があった。
「あれって、イクサ、しかもなんであんなに沢山」
「この現代で使用されているイクサは、Ver.X。22年の戦いの積み重ねでアップデートを続けてきた。けれど、その戦いの中では、イクサが破損した事や新たな試作品を作られた事もある。
それを考えれば、目の前にいるイクサは」
「これまでのイクサ達という事か」
その話を聞けば、確かに厄介だ。
けれど、周囲を囲んでいるイクサ達は、こちらに向けている。
その手に持っている武器は、各々が異なっており、槍を持つ者や剣を持つ者など様々であった。
それに対して、俺達は背中を向け合う形で身構える。
それは、この状況から逃げようとしても、後ろからは別のイクサがいる可能性が高いからだ。
ならば、ここは戦うしかない。
幸いにも、周囲に人はいないし、誰かが来る気配もない。
「こうなったら、やるしかないな」
そして、俺達は各々の相棒を手に持つ。
「「「変身!!」」」
それと共に、俺達はすぐにキバへと変身する。すると、周囲のイクサ達が一斉に襲い掛かってきた。
そうして、俺達もまた、眼前から襲い掛かるイクサに対抗するように、そのまま構える。
まさか、初めての共闘での相手が、ファンガイアではなく人間を相手にするとは。