KIVA ReRe:1986↔2008   作:ボルメテウスさん

66 / 75
ゾンの屍

深央という人物。

彼女に関して、俺達はほとんど知らない。

けれど、渡の、その反応からして、大切な人であるのと同時に。

 

「さっきの話から考えて、おそらくは」

「クイーンの可能性は高い」

 

その推測を話ながらも向かった先。

そこには、一人の女性が襲われていた。

 

「はぁはぁ」

 

女性は、その姿を、既にファンガイアの姿へと変わっていた。

そして、そのまま向き合って、戦っている相手は。

 

「ゾン!」

 

そこにいたのは、まさしくサガの鎧を身に纏っている奴だった。

それを見ると共に、俺達は、既に構えた。

 

「「「変身!!!」」」

 

その場にいた全員の言葉が合わさるように、キバへと変身する。

同時に、俺はアークの腕を、真っ直ぐと渡に向ける。

渡は、そのままアークの腕に飛び乗り、そのまま踏み台にして、跳ぶ。

 

「はぁ!」

「おっと」

 

渡の存在を感じたゾンは、振り返る。

同時に、後ろに下がり、その攻撃を避ける。

 

「深央さん!」「渡さん」

 

互いに、その存在を確認すると共に、俺達も合流する。

 

「ゾン、お前、まさかこんないきなりやるとはな」

「やぁ、先程ぶりだな、悟。それに他の奴らも」

 

ゾンは、俺達の存在を認知すると共に、笑みを浮かべる。

 

「お前をここで始末する!」

「くくっ、いきなりそんなに殺気を出すなよ、何よりも」

 

俺を見て、呟きながら、その手には武器を持っていた。

それは鎌。

 

「あれは」

 

その武器に、見覚えがあったのか、渡は構える。

 

「紅渡、お前には感謝しているよ。このファンガイアの力は、とても便利でな。これを手に入れる為に倒してくれて、感謝するぜぇ」

 

笑みを浮かべながら、ゾンは、その身体から飛び出たのは、破片。

その破片は、自然と4つの人型を形成する。

形成された人型は、ファンガイアではない怪物。

 

「なんだ、あいつらは」

 

蛇女、ミイラ男、マンドレイク、ガーゴイル。

 

「レジェンドルガ」

「えっ」

 

それは、聞いた事がある。

同時に奴は。

 

「あぁ、その通り。こいつらはレジェンドルガ。元々はアークの鎧を手に入れた際にな。けれど、こいつらの力だけを使おうにも不完全だったからな。

けれど、お前が倒したファンガイアを吸収する事によって、ようやくこいつらを使えるようになった」

 

そう、鎧の下からでも分かる下劣な笑みを浮かべるゾン。

そんなゾンに対して、俺達は構える。

 

「分かっていると思うが、奴の狙いは間違いなくクイーンだ。もしも、クイーンを吸収されたら」

「・・・最悪な事になるわね、渡君。彼女を連れて、逃げなさい」

 

そのまま、俺と雛月は構える。

 

「いけるな」「誰に言っているの」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。