KIVA ReRe:1986↔2008 作:ボルメテウスさん
レジェンドルガによる対処方法が決まると共に、その動きは簡単であった。
俺は、先程まで、オーガスティックを持っていたアークの手の反対側の手に目を向ける。
「マーちゃん!」
俺の言葉に合わせるように、マーメイドアローを召喚する。
召喚された、マーメイドアローは、そのままアークの腕に合わせるように巨大化し、そのまま握り絞める。
「まさか、このような力まで、だが、良いだろ」『ウェイクアップ』
アークの腕を見て、驚きを隠せない登大河。
しかし、彼もまた、既に動いていた。
先程までの動作と同じく、既にその手に持つ武器を鞭のように伸ばす。
その狙いは周囲にいるレジェンドルガを拘束する為に。
「はぁ!!」
レジェンドルガ達を拘束するように、伸ばした鞭。
それらをすぐに避けようとした。
だが、鞭は、まさしく蛇のように。
レジェンドルガ達を追いかける。
そして、そのまま拘束すると共に。
『マーメイドフィーバー!』
それと共に、アークの腕に持つマーメイドアローの弦が引かれる。
そこから放たれたのは、巨大な水の矢。
空気中の水分を集めたそれを、真っ直ぐとレジェンドルガに向かって、降り注ぐ。
「「「「っ」」」」
レジェンドルガ達は、その一撃を逃げる術は、登大河によって、失われていた。
そして、その水の矢が当たり、そのまま砕け散る。
「こっちも、やるよ」『ウェイクアップ!』
それと共に、雛月もまた準備を終えており、その全身から氷の息が放たれる。
砕け散ったレジェンドルガ達の欠片は、周辺に散らばっている水と混ざり合っている。
その水と共に、氷の息が当たると共に、その身体を凍らせていく。
互いに互いの身体を絡まるような形となり、再生は不完全となり。
そこには。
「まさか、このような氷像が出来るとは」
登大河の言葉通り、そこには不気味な象が出来上がっている。
「さて、レジェンドルガ達はこれで動けない。次は貴様だ、ゴースト族!」
それと共に、ゾンに向かって、登大河が、そのまま武器で突き刺す。
けれど、それを無防備に受け止め、簡単に砕け散った。
「何?」
それは、あまりにもあっさりと。
本当に決着がついたのが疑問に思える程。
けれど。
「これは、違う。鎧が砕け散った訳じゃない」
「えっ」
俺達もすぐに近づいて見てみる。
よく見ると、それは、ファンガイアの死体でよく見られるステンドグラス。
まさか。
「奴は、同胞の身体を使い、自分の姿にそっくりな偽物を造り出した。けれど、なぜ」
「狙いなんて、分かりきっているっ」
派手にレジェンドルガを呼び出して、俺達に視線を釘付けさせた。
そうして、ゾンが向かった先は。
「クイーンの、渡達の元!」