KIVA ReRe:1986↔2008 作:ボルメテウスさん
キバへと変身した俺達は、真っ直ぐとゾンへ向かって行く。
ゾンは、そんな俺達に対して、余裕の態度を取っていた。
「お前達は理解していないようだな。俺は既にチェックメイトフォーの4人の力を取り込んでいる事を」
それと共に、ゾンは、その手を俺達に向けた。
同時に、ゾンの手の平から次々と出てくる蝙蝠を模した魔力弾が、俺達に襲いかかる。
「はぁ!」
その攻撃に対して、俺はアークの腕を操作し、眼前に迫る攻撃を防御する。
アークの腕で、きっちりとガードを行いながら、そのままゾンへと突進する。
それに対して、ゾンは、もう片方の手で魔力弾を作り、放とうとするが、その時だった。
「ぐっ!?」
後ろから走る衝撃と共に、俺の横にいた渡君の身体が吹き飛ばされていた。
それは、どこからの一撃かと言えば、答えは一つだろう。
先程放たれた数発の魔力弾を、なんとか避けて直撃は避けたようだが、それでも完全に避ける事はできなかったようだ。
いや、おそらく意図的にわざと外していたのだろうと思うくらいまでに正確な狙撃だと感じていたのだから。
「くくっ」
「これでは」
そうして、周辺を見つめる。
奴は既にキングの力を吸収している。
それに加えて、クイーンの持つ力、ビショップの魔力操作、ルークの力。
それらが合わせる事によって、俺達は対処するのが難しくなった。
それを何度も。
何度も。
身体を傷つけながら。
それでも、身体は何度も。
「これは、まさか」
俺は、その現象を知っている。
「気づいたか、悟」
「あぁ、これは」
再生。
何度も、現在と過去。
それを行き来、繰り返していた。
けど、今、この現象は、最初の。
一分程度を、何度も繰り返した時。
「ふぅ」
俺はそのまま、息を吸う。
その現象が分かれば、それをどうするか分かる。
一分。
それは。
「キバット!」
「あぁ、ウェイクアップ!」
それと共に、俺はアークキバの力を全解放する。
解放すると共に、こちらに襲い掛かるエネルギー弾の位置を。
全て。
「二人共!一気に終わらせる!だから!」
「「っ」」
俺のこの姿の意味を理解し、そのまま頷き、構える。
「何をしている、賭けを出るとしても「賭けじゃない」なに?」
「お前は知っているはずだ!俺は、この運命に勝つ為に、何度もやり直したのを」
「まさかっ」
俺の、言葉に気づいた様子。
けれど、遅かった。
同時に。
『『『ウェイクアップ!』』』
アークの腕で、全ての攻撃を弾け返す。
そして、アークの腕が、そのままゾンを拘束する。
幾度となく、何度も何度も。
ゾンは、そのまま逃げようとした。
だけど、あの時とは違う。
身体がバラバラになって逃げようとしても。
太牙の闇のキバの力で生み出した紋章が、その身体を離さないように抑え続ける。
その間にも、二人の声が響く。
「はぁああああ!!!!」
アークの手の中に、闇のキバの紋章によって、拘束した。
そんなゾンに対して、俺達は、3人が。
真っ直ぐとそのまま蹴りを放った。