魔王城で凸待ち配信をする魔王様 作:シタ
「コレとかどうですか?」
そう言ってダイジンは床に文字を書き始めた。
『成程……。えーっと"どうやってカンストしたんですか?"か。うーん、どうやってって言われてもなぁ。普通に気付いたらそうなってたとしか言いようが無いんだが』
「それはそうですけど、ほらもうちょっとあるじゃないですか。戦った中で誰が強かったとか〜その中でも経験値が美味しいのはアイツだとか」
『あ〜確かにこの世界では相手を倒すと経験値が与えられてそれでレベルが上がるけど。特にそう言うのは無いんだよね、必死だったし』
《コメント欄》
・必死?
・気になる
・なんだなんだ
・ゲームの世界みたいな設定だな
・おもろそう
「経験値の話と何で必死だったかが皆さん気になるみたいです」
ダイジンがまた空いてる床に他の質問を書きながらそう教えてくれる。
何で必死だったか、か。
『生きる為、二人で生きる為にだな。お金だって必要だったから他の土地の魔王と戦って他の国からお金を貰ったりとかしてたな』
「してましたね〜。と言うかアレは脅しに近かった様な……昔はそんなんじゃなかったのに……」
『なんか言ったか?』
「いえ、何にも」
ダイジンは何が言いたそうな顔をしながらまた何かを書き始めた。まぁ、良いか。質問に集中しよう。えーっと次は?
『経験値か、経験値は敵を倒したら得られる奴だな。後、ソイツの得意技みたいのが使える様になったりとか』
「そんだけですか」
『逆にそれ以外あるか?』
「そう言われると無いですね」
『じゃあ、終わりだ。次』
「そうですね……。異世界に美味しいご飯はありますか?またはお二人のおすすめは何ですか?だそうです」
『お!成程、コレは良い質問だな。うーん……』
そうだな。何が良いんだ?うーん。うーん?
「唸ったまま止まってしまいましたね。魔王様はこうなると長いですから、代わりに私が答えさせて貰いますね。と言うか、聞く方も悪い気が……」
《コメント欄》
・お
・ダイジンちゃんが喋るのか
・サラッと毒吐いた?
・異世界グルメ気になる
「そうですね……少し歩く事にはなってしまいますが、魔物専門店の料理は割と当たりが多い気がします。多少の癖はありますが、それもまたスパイスとなって合うんですよね……」
「特にお酒のアテとかに合うので魔王様に振り回された時とは良く一人で抜け出してお酒呑みながら食べてます。油が乗った出来立ての魔豚の塩焼きを頬張ってから酒で流し込むとそれは最高なんですよ。後は……改めて考えてみると、私が知ってる店は人に紹介出来るような店はあんまりないですね」
《コメント欄》
・無いの?
・やっぱ異世界でも酒か
・呑兵衛じゃねえか!
・真面目な感じで酒呑むの好き
・魔王様まだフリーズしてるw
うーん……どうしよっかな。分からん!