TS転生者が推しを救うために暗躍する話 作:はめはめぐーりぐり
わりかしマジの初投稿です。稚拙だけども許し亭
ある日、世界中に後に妖魔と呼ばれる怪物が現れ始め、人々を襲う様になった。
妖魔はその時代の如何なる攻撃も受け付けず、人類はなすすべなく滅びようとしていた。
そんな中、ある人物が妖魔に対抗する術を編み出した!
その術は魔術と呼ばれ、術を生み出した人物は始まりの魔術師と呼ばれた。
魔術は万人が扱う事が出来るものではなかったが、その力は絶大だった。
その後生み出された魔術師の心から造られる武具、魔具の力も合わさり妖魔から人々を守るだけでなく、瞬く間に生活圏を取り戻し、人類を再びの繁栄に導いて見せたのだ!
完
提供
(HDK)
ていう感じの歴史から二百年後
それが俺、西園刀華がTS転生した世界『武装学園最弱ランクの無双ランサー』、通称学ランの舞台である。
そう転生だ。
しかもTS転生だ。
グッバイチ○ポ、こんにちはま○こ
前世ではオ○ホぐらいしか貫いた覚えは無いが、お前は俺の自慢の一本槍だったよ…
そんな感じで受け入れたが、別に男を恋愛対象として見れる気はしない。
姿かたちは亡くなったが、俺の心にはしっかりオッ勃ってくれている様だ。そのまま我が城を落とさんとする輩を返り討ちにしてくれ。何なら原作ヒロインの一人や二人落としたいところである。
メスオチハイヤダー
おっとそうだ原作だ。
俺は前世でこの『学ラン』を青春のバイブルとしていたが、転生先がここなのは微妙に喜びづらい。
確かに好きな物語だった。
主人公の槍使いが非道を働く能力者や権力者を後先考えずぶっ飛ばし、虐げられる友達やヒロインたちを救っていく姿はスカッとしたものだ。
ただしそんな物語に参加したいとは思わない。
確かに主人公たちは好きだし、作中の悲劇を変えられるなら変えてやりたい。
けれどもこの世界で生きたくはない。
何故なら主人公を活躍させる為なのか、治安がそこそこ終わってる世界観で、差別やいじめは当たり前だし、優生思想で魔術士じゃなければ人間じゃ無いと公然で言う奴が結構いる。
昔は少数だった魔術士が繁栄して増えて、数の大小が逆転してしまい、非魔術士の人権が息をしてないのだ。
幸いにも転生先の西園家は結構な名家らしく、作中でも名前を聞いた事があるほどだ。
しかしTS転生だ。これがバッドだ。
この世界、女の扱いがまあまあ悪い。優秀な次代を作るための道具として見ている奴が多く、作中の学園も優秀な肉壺探しで通ってる奴も居る。
いやー、そんな世界で女に生まれたかねーな。
確かに女の子になって可愛い服着たいとか、チヤホヤされたいとか思った事はなくは無いが、この世界ではねーよ。
主人公なんて他が酷過ぎてハーレムに築いちゃったところあるし。
俺も男のままならなー オレモナー
まあでも、転生しちゃったものは仕方ない。
転生先が選べるなら間違いなく選ばないが、選択権や拒否権はなかったのだ。
気付いたら転生してておぎゃーよ。
死因も分からん。
恥ずかしく無い死に方であった事を祈っておこう。
というわけで転生したからには二度目の人生満喫しちゃいましょう!
原作キャラと絡んでテンション上げて、悲劇展開華麗に回避させて、そしてあわよくば推しのヒロインと仲良くなってムフフな関係になっちゃったりしちゃいましょう!
なにこの世界には魔具っていう、ブリー○でいう浅打ちみたいなのがあるからそいつで鏡花水月ひきゃ楽勝よ!りゅうじんじゃっかでも可!
じゃ、早速原作開始前から暗躍して、推しの三章ヒロインちゃんを救っちゃいますかねー!
ー 10年後 ー
「スクエナカッタ……」
なお、前世の死因はコミケ帰りに階段から滑って転んで錐揉み回転し、遠心力で袋をブチ破り戦利品を周囲に撒き散らした後に頭を打って死亡。
HDK=ハーメルンだいすこ協会