闇魔法を使う男らしくなりたい男の娘の話   作:ハーメルン初心者野菜

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こういうのは書いてて楽しいですね

不定期更新になりますがよろしくお願いします

百合とTSをもっと上手く書きたいんじゃ

百合は書けそうにないかなあ……



第一章 始まりのどたばた
可哀想な狼くん


 ……どうしてこうなったんだっけ。これしか言葉が出てこないや。

 

 僕はちょっと前まで普通に学校から帰ろうとしてた気がするんだけど、ここはどこ? 

 

 えっと、僕は友井遥(ゆういはるか)、高校に通ってる男子生徒……記憶は大丈夫そうだね。

 

 周りを見ればたくさんある不気味な大木、禍々しい雰囲気を放っている紫色の空、もしかしてここってたまに人が飛ばされるっていう異空間!? 

 

 と言うことは? 僕はもしかして転移に巻き込まれたってこと? *1

 

 確か転移に巻き込まれた時の生存率は結構低かった気がするけど、僕はここで死ぬことになるの? それは嫌だよ……

 

 

 

 ん? これはなんだろう? 形的にはヘアピンっぽいけれど、なんでここにヘアピンがあるんだろう。もしかして昔ここに来てしまった人のやつなのかな……

 

 よく分からないけれどこれを持ってたらいざという時に助かる気がする。根拠は全くないけれどなにかあった方がいいとは思うし持っておこう。

 

 ヘアピン……クラスのみんな可愛い可愛いって言われて着せ替え人形みたいにされた時のことを思い出すなぁ。

 

 僕は男なんだからそんな可愛くないって言いたいけれど鏡で見る自分は男らしさのかけらもないし……

 

 運動しても筋肉が全くつかなかったしなんか呪われてるって思った時もあったっけな。

 

 このまま色々考えてるといつか死亡フラグが立ちそうだからやめておくか。

 

 

 

 異空間ポータルが発生してから魔法少女が来るまでって何分だったかな……ここ気味が悪すぎてこれ以上ここにいたくないよ。

 

 なんか魔物の目っぽい赤い光がこっちに近づいて来てるし、本当にここで僕の人生は終わるのかな……

 

 え? 何? ポケットの中が光ってる!? た、確かポケットにはあのなんのために変哲もなさそうなヘアピンくらいしか入ってなかった気がするけれど……

 

 な、なんか光が僕の体にまとわりついて来てるけどこれ大丈夫なやつなの!?

 

 

 

 え、えっと……さっきまでと僕の服が違う気がするんだけど、気のせいだよね? あとなんか目線が高くなってる気がするけど気のせいだよね?

 

 バックの中に鏡入れてた気がするけど……あ、あったあった。

 

「ん? え? …………????」

 

 なんか髪長くなってない? 声いつもより高くない? もしかして僕女の子になった……?

 

 身長低いのは気にしてたからちょっと嬉しいね。

 

 今の僕の服は魔法少女と似たような服だけどなんか全体的に黒いなぁ。

 

 でもあのどんどん近づいて来ている狼? みたいな魔物はどうすれば……

 

「え、えい!」

 

 なんか黒い球が出た! 狼くんに向かって飛んでってる!

 

 

 

「グギャギャギャギャギャッ」

 

 ……狼くんの頭消え去ったけどまだ飛び続けてるね。あ、森があの球に吸い込まれてる……もしかしてこの球やばいやつ? 森がどんどんなくなっていってるよ、あれ放置してていいのかな。

 

 

 

「な、なんだあれは!? 森が何かに取り込まれてる!?」

 

 あ、あれは魔法少女の人かな……なんか格好も格好だしこのままだとなんか悪者にされちゃいそうだから逃げたいよぉ。

 

「おい! そこにいるんだろ! あれはお前の仕業なのか!」

「い、いや、僕は怪しい人じゃないですって」

「怪しいやつは大体そう言うんだよ! 出てこい!」

 

 ど、どうしよう。僕は自分の力の事も何も分からないしあの球をもっかい出したらあのお姉さんが絶対怪我するだろうし……

 

 ワープとか出さないかな、これは逃げたい!

「わ、ワープ!」

 

 やった、出た! これに入って現実世界にとりあえず逃げよう!

 

「な、なんだお前! なぜそれを使ぇ……」

 

 

 

 

 なんかもっと悪者扱いされたような気がするけどまあいっか。現実世界に帰れたみたいだし。

 

 ていうかヘアピンどこに行ったのかって思ってたけど髪を留めてたね。

 

 もう一度鏡見てるんだけど、なかなか今の僕カッコいいんじゃない? 体は女の子みたいだけど顔は結構いい感じだよ! あーでもちょっと髪が長すぎるかなぁ……

 

 とりあえずもう一回ワープが出来る球を作って……よし、ここに入って僕の部屋に直接ワープしてっと……

 

 

 このままだとただの不審者だからこの変身状態? を解かないとねっ。

 

「変身解除!」

 

 あれ? 解けないなぁ……このまま変身が解けないとこれから学校に行けなくなっちゃうし困るんだけど……

 

 あ、ヘアピンがキーなのかな? てことはヘアピンを外してっと。よし、いつもの僕に戻れた!

 

 よかったぁ……無事にあの異空間から生きて帰ってこれたよ……

 

 

 

 それにしてもヘアピンつけたときの僕の格好……ちょっとかっこよかったくない? 今度もう一回異空間かどこかに行って魔物倒してみたいくなっちゃったよ。

 

 魔法少女の人とかも雲の上の存在だったけれど今なら少しは届きそうな気もするし関われるなら関わりたいなあ……

 

 でも僕のあの変身後の姿ってなんか全体的に黒いからへんな組織の人と間違われそうだし……現に多分さっきは絶対悪人と間違われてたよね。

 

 なんかあの姿だと普段の僕より数倍男らしいことができる気がするんだよ! まあ体は女の子だけど……

 

 いやあ……妄想が止まらないなあ……

*1
この世界では転移ポータルにより民間人が異空間へと飛ばされることがある




狼くんは一瞬でお亡くなりになられました

せっかくサブタイトル名に入ったのに……


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作者が嬉しくて飛び上がります

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