闇魔法を使う男らしくなりたい男の娘の話   作:ハーメルン初心者野菜

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魔法少女は活躍しないとね⭐︎

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……12位!?

あ、あわわわわ


お気に入りをたくさん頂いた事が嬉しくて飛び上がった結果、着地の際にすごく大きな音がして家族から「うるさい!」と言われました……
(飛び上がったということ以外はフィクションです)



魔法少女だって役に立つ時は立ってるみたい でもちょっと来るのが遅いんだよ……

 昨日は僕があの最近世間を騒がせてる未確認魔法少女ってことがバレなかったし、無くなったらいいなーって思ってた昼休み後の科目が潰れたし結構いい日だった。

 

 ちなみに今日は昨日ポータルが出現したことによる調査があるとかで学校は休みになったよ。あんまり学校は好きじゃないからこれは僕にとってそれなりに嬉しいことだね。

 

 

 

 でもさあ……学校ないと暇じゃない? 暇な状態が続くのは嬉しいんだけど、続き過ぎてもやること無さすぎて疲れちゃうじゃん? 

 

 とりあえず朝ごはんも食べたし買い物行くかあ……えっと今ないのは赤ペンのインクと? シャーペンの芯と? これだけかな? 

 

 ていうかなんでこんなよく使いそうなやつのストックがないの?

 

 補充しとけよ昔の僕……

 

 

 

 この辺はなぜかマンションが殆ど建ってなくて一軒家ばっかりなんだよ。ちょっと大きいスーパーくらいはあるんだけどなあ……

 

 今歩いてる道は結構大きいしマンションの一つや二つ、建っててもおかしくないはずなのにどうしてなんだろう。

 

 あ、ヘアピン家に忘れてきた。

 

 まあ流石に買い物の時に変身しなきゃいけなくなるようなピンチはこないでしょ。だってちょっと出かけるだけだし。*1

 

 スーパーには百均もあるからそこでペンのインクやらシャーペンの芯やらを調達することにしよう……ストックとかしてなかったみたいだしニ、三個くらい買った方がいいかもしれないな。

 

 

 

「ヒュゥゥゥウー」 

 

 

 

 あれ? この風の感じ知ってる……これ近くでポータルが現れた時の風だよね? 僕今ヘアピン持ってないからどうしようも出来ないんだけど。

 

 勿論こういう時は逃げないとね!! 

 

 ポータルが発生したところは……僕が風を感じるくらい近いはずだけど……どこにも見当たらないよ? 

 

 これは下手に動くとポータルの場所に行っちゃうかもしれないな。

 

 ていうかポータルって目に見えないことももしかしたらあり得る……? 

 

 昨日みたいに狼くんたちが出てくる可能性だって十分に有り得るのに……この状態の僕じゃ何も出来ないよ……

 

 

「グルルルル……」

 

 

 

 ほら、狼くんがいつのまにか僕の近くまで来ちゃってるじゃん。あの爪で引っかかれたり、噛まれたらすると大怪我しそうだなあ。

 

 どうやったらこの状況を変えられる? 考えろ……考えるんだ僕……

 

 僕の前にいる狼くんは3匹、僕の横に行こうとしている狼くんが2匹……後ろを取られてないだけマシだけどもう囲まれる寸前って感じじゃん。

 

 この状況は僕じゃどうにもできなさそうだなあ、せめて近くに魔法少女がいてくれればなんとかなったかもしれないけどそんなことは流石にないだろうし、本気でこれは死を覚悟しないといけないかもしれない。

 

 

 

 まって。あれ桜井さんじゃない? いやもう狼くんに足噛まれそうなんだけど、ちょっとくるの遅くない!? 

 

「ガウッ!」

「ッ!」

 

 痛いって! 離してよ! 足噛みちぎられるって! 

 

「ライトニング!」

 

 あ、桜井さん……あのもう僕の足から血がダラダラ出てるんですけれども……いま狼くんを稲妻でボコボコにしても僕から出て行った血は戻らないんです……

 

 でも凄いな、僕の足に噛みついてきた狼くん()()に電流が流れたみたいで僕にはなんの電流も来てない。狼くん絶命してるし。

 

 桜井さんって電気系統の魔法を使える魔法少女だったのかあ、昨日一瞬でワープさせたから分からなかったけど結構強いんじゃ? 

 

 

 

「えっと……友井くん? 大丈夫じゃ……なさそうね」

 

 そりゃあんな狼に噛まれて大丈夫訳ないでしょ……

 

「多分その怪我は普通の怪我じゃないと思うから普通の病院に行くのはダメだと思う。ちょっと待ってね……」

 

 桜井さんが誰かに連絡を送っているのかボソボソと喋っていると、空からおっきいヘリが飛んできたよ……わあ、おっきいねー。

 

 ヘリから人が飛び降りて来たと思ったら羽を生やして空飛んでる!? 何それ、僕も空飛びたい。

 

「明日香ちゃん、デーモンウルフに噛まれたのはその子で間違いない?」

「はい、彼で間違い無いです」

 

 へー、あの狼くんデーモンウルフって言うんだ。名前の割にはいつもボコボコ殺されてるけど。

 

「ちょっと見ていい? 全然傷深くないね……普通だったら足が食われててもおかしくないはずなのに」

「え、そうなんですか? 血は結構出てたんですけれど……」

 

 僕を置いて二人で喋られても……僕には怪我の状態がよく分からないよ。

 

「ていうかこの子本当に男の子? めちゃくちゃ可愛いんけれど」

「男ですよ……」

 

 なんでかな……僕はちゃんとした男子なんだけどやっぱり初対面の人には本当に男なのか間違われるんだよなあ……

 

「ん、多分大丈夫だね。よく分からないけれど深いところまで噛まれなかったみたいだ。血も止まってきたし」

 

 こっちは噛みちぎられるかと思ったのに……傷が深くないなんてことある? 

 

「あ、さくらさんありがとうございました。私は結構な重症だと思っちゃって……」

「まあデーモンウルフに噛まれたんだから私を呼んで正解だったよ。たまたま彼の運が良かっただけだね。普通は足噛みちぎられるはずだからさ」

 

 おーあの人また羽を生やしてヘリに戻っていったよ。

 

 ……なんで羽あるのにヘリコプターを使うんだろう。

 

 

 

「友井くんごめんね」

 

 桜井さんがいつのまにか魔法少女の変身を解いて話しかけてきていた。

 

「いや……そんなに謝られてもびっくりしますって。」

「来るのが遅れちゃってごめんね……私がもっと早く来れば怪我をさせることもなかったのに……」

 

「いやいや、僕は命が助かっただけで十分ですよ。怪我をしたって言っても軽傷なんですから」

「一応魔物に噛まれた時とかに診断してくれる病院あるからそこに言っといたほうがいいよ。軽傷でも魔物関連の病気になることがあるから……」

「今度行くようにしときますね。ちょっと今は買い物に来ていたので」

「え、ええ……一応その怪我、魔物に噛まれて出来たものだから買い物はやめて今すぐ病院に行った方がいいよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 結局病院に連れて行かれた。結果は異常なしだった。

 

 精密検査するとかで時間を結構取られたし、今日は買い物に行けなさそうだなあ……コンビニで買えないこともないけど僕みたいな身長の小さい人が歩いてると警察に補導されそうになるし……

 

 噛まれた足、すねらへんに巻かれた包帯が結構ギチギチに巻かれてて締め付けられたら感じがしてちょっと動きにくい。

 

 まあ、僕はそんなに動かないし、ちょっと動きづらくても問題はないか。

*1
君フラグって知ってる? 




狼くんことデーモンウルフの強さについては次回のいつもの掲示板回で説明しようかな、と思っています

お気に入り登録、評価などをしていただけると作者が嬉しさで飛び上がります
(着地の時に音を立てないようにするのが大変だけれども)

戦闘描写をしっかり書きたいけれど難しいんですよね……
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