闇魔法を使う男らしくなりたい男の娘の話   作:ハーメルン初心者野菜

9 / 12
さすがに毎日投稿が厳しくなってきました

頑張って一定のクオリティは維持するつもりです


評価、お気に入り登録ありがとうございます



あ、あの……僕は無関係です!!(大嘘)

 唐突だけど熱がついに下がった。熱が出てから平熱に戻るまでに結局半月もかかっちゃった。ちなみに魔物に噛まれて熱だけを出した人の中では僕が一番下がるまでの時間が短かったらしい。また国とかから疑われる要素がふえちゃった……

 

 そんなこんなで久しぶりに学校に登校することになった。みんな僕のこと忘れてないよね……? 学校はあんま好きじゃないけどみんなから忘れられてぼっちになるのはもっとやだよ。

 

「ガラガラガラ」

 

 教室のドアを開ける音すら懐かしく思っちゃうんだな、半月も学校を休むと。

 

 

 

 

「おっ、遥じゃん。様子を見るに魔物関連の障害は残ってないっぽいけどどうだったんだ?」

 

「運が良くて熱しか出なかったからまあ大丈夫だったね」

 

「運良すぎだろ……普通もっと完治までに時間かかるはずなんだけどな」

 

 そんなことを言ってくる彼は空野(そらの)陸斗(りくと)と言う空に関係してるのか陸に関係してるのかよく分からない名前の友達だ。よく魔法少女関連の話を何人かと話してるのを見かけるよ。*1

 

 結構魔法少女に関係する事については知ってるから今度ちょこっと話を聞かせてもらってもいいかもしれない。

 

 陸斗ともうちょっと話してから別れて教室を見渡してみたけど桜井さんはいないと……

 

 

 

 ちょっと桜井さんに話したいことがあったんだけどな……まだ学校にも来てないっぽいから話すのは休み時間とかでいっか。

 

 気軽に話せる人間が陸斗とその仲間たち、そして桜井さんだけって……人間関係の狭さを改めて感じるなぁ。

 

 

 

 

 ……桜井さんが来ないんだけど、なんで!? 

 

 もしかしたら魔法少女ってバレて肩身が狭くなって転校したのかと思ったりもしたけど陸斗に聞いた限りじゃまだこの学校にいるっぽいし、なぜか桜井さんが魔法少女だってことをみんなおぼえてない感じだし。

 

 桜井さん熱でも出したのかなぁ、魔法少女が熱を出したなんて聞いたこともないけど。

 

 あとなんか僕がいない間にさらっと転校生増えてるんだよ。

 

 この中途半端な時期に転校生が二人もいて、少なくとも一人は魔法少女って……

 

 この新しくこの学校に来たっていう(みなと)水咲(みさき)さんも魔法少女じゃなかったとしても魔法少女の関係者だってことぐらいはありえそうじゃない? 

 

 とりあえずそろそろ始業の鐘もなるし授業に集中することにしよう。昼休みとかに自分から話したいけど、湊さんから出てる陽キャっぽい雰囲気が話にいくハードルを普通より上げてるよ……

 

 

 

 

 

 

 

 湊さんには積極的には話しかけに行かないであっちから話しかけてきたら会話をしてみることにした。今の昼休みの様子を見るに湊さんはだれがどう見ても陽キャみたいだしさ。

 

 

 

「あ、遥? お前と話したいことがあるから放課後ちょっと一緒に帰れる?」

 

 ん、陸斗が僕と一緒に帰りたいだって!? 今までそんなことあったっけ、っていうレベルに珍しいことだよ。とりあえずOKという意思は伝えておこう。

 

「じゃあ放課後にまた声かけるわ」

 

 別に陸斗とは幼馴染とかじゃないし家もあんま近くにないし、ってことで一緒に帰るなんてことは考えたこともなかったけど、今日に限ってどうしたんだろう? 

 

 いつも通り屋上で一人で食べるパンはおいしかった。慣れてるし別に一人だろうが二人だろうが大人数だろうがパンの味は変わらない。

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで今僕と陸斗は二人で一緒に帰ってるよ。家の場所はそこそこ離れてるけれど進路方向はほとんど同じだから一緒に帰るってことが出来るんだね。知らなかった。

 

 

 

「めんどくさいからさっさと聞くけど、遥って未確認魔法少女と関係あるだろ? 関係あるというか本人だろ?」

「えっ、なんでそう思うの? 「動き」……動き!?」

「今俺らの周りには認識阻害の魔道具で魔法かけてるから白状していいんだぜ?」

 

 普通の高校生が持ってるとは思えない道具使ってるしこれは言い逃れできないやつじゃ……

 

「僕は無関係だよ!!!! 「嘘つかないでいいから~」だーかーらぁ!」

 

 動きだけでバレるなんてことありえないでしょ? だって僕ほとんど喋ってないしバレるとしたら動きと魔力だけだから確かに動きでバレるってこともあると思うけど……そこまで特徴的じゃない動き()()じゃさあ!

 

「あ、いろいろな動画見たけど仕草とかどう見ても遥だったよ」

「こっわ……」

 

 もうそれはストーカーの類だと思うんだけど……

 

「まあ詳しくは追及しないから頑張れよ。男のお前がどうやって女になって魔法を使ってるのかはめちゃくちゃ気になるけど……じゃあまた学校で」

 

 なんか最後怖いこと言ってた気がするけどまあいっか。僕が未確認魔法少女だってバレたならもう何も隠さずに陸斗に相談できるからね。*2

 

 

 

 それにしても動きでバレるなんてなぁ……

 

 動きだけで分かるとか変態的な領域だと思うんだけど一体何本の動画を見たんだろうね。

 

 口調とかは絵に描いたようなオタクじゃないけど中途半端なオタクよりずっとオタクやってるって……

*1
「学校は謎の魔法少女の話題で持ちきりだね! あれ? そうでもない?」にて遥のことを遥ちゃんって言ってた人

*2
ボジティブだね……




この小説がR15を超える日は今のところ結構先の話なんですが、R15を超える日が来るとすると多分残酷描写枠で来ますね

多分その展開の時には作者の文章力がパワーアップしてるはず……で

次回の話は陸斗視点の予定です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。