いい最終回(?)だった
ある日の放課後。こしたんはいつにも増してやる気満々な顔をしていた。
「(部員が5人になってシカ部はまぎれもなくちゃんとした部活になった、これまで実態不明なお遊戯部だったがこれからはバシバシ活動していくぞ!)」
アホ毛をブンブンと振りながら部室前に着くこしたん。
「(私がしっかりひっぱってないかんとな!)よっしゃお前ら!今日から張り切っていくぞー!」
部室のドアを開けるとそこには
「ヌハハ」
寝転びながら漫画を読みシカせんべいを食べてるシカ
鹿乃子のこ
3年生
役職...シカ
「お姉ちゃんとあーくんとおそろいのマグカップ♡」
鼻血を出しながらこしとあんとつぶと描かれているマグカップを持つシスコンメンヘラヤンデレ女子
虎視餡子
1年生
役職…自称お姉ちゃんのお世話係&安次郎の恋人
「ンマァ〜」
炊飯器からお米をつぎ、お米を食べてる女子
馬車芽めめ
1年生
役職…ヒト以上シカ未満
「ガヴおもしれー!!」
ノートPCで仮面ライダーガヴを視聴しているシカ部の黒一点。
粒井安次郎
3年生
役職…副部長、シカのお世話係
そして部室の扉の前にいる女子
虎視虎子
3年生
役職...部長、シカのお世話
「…このままじゃあかん!!」
シカ部、テコ入れします。
「とういうわけで、第1回シカ部活動方針会議を開催します」
ホワイトボードの前に立つ虎子。その虎子の前に正座して座ってる俺たち。
「司会は私、シカ部部長虎視虎子がお送りします」
「なんか急に始まった」
「真面目な顔も可愛い♡」
「ンハハ」
「まぁ、落ち着いて茶でも飲めよ」
「だまらっしゎい!新学期だってのにお前らは毎日部室でダラダラダラダラ…シカ部としての誇りは無いのかお前ら!!」
「そんなこと言われてもなぁ」
シカ部としての誇りって何ぞや?
「…私は悲しい…せっかく立ち上げたシカ部が…シカ部が…っ!こんな怠惰な部活だとバレたら!部費は減らされ、生徒会長まで上り詰めた私の地位がガタ落ちだろが…!」
「こしたん先輩が元ヤンなのもびっくりだけどここまであけすけな性格なのも笑えますねぇ」
「こんなところと可愛いのよ♡」
「最後の方シカ部関係ないよね?」
「このままじゃシカ部はダメだ!っつーわけで部員全員今年の目標を決めてくぞ!」
「「「「はーい」」」」
なんやかんやでシカ部の今年の目標を決めることになった。
「まずは鹿乃子!」
「ヌン?」
まずはのこたんか。
「我が部のシカ代表としてそして先輩シカとしてお前の目標を後輩に聞かせてやれ!」
「ヌ〜ンそうだなぁ、私は…あっ、シカせんべい風呂に入りたい」
「却下」
シカせんべい風呂って……‥‥訳わかんないぞ。
「即答…」
「シカせんべいで部費を使い切る気か?そういうじゃなくて!!もっとちゃんとしたやつ!!」
「ヌ〜ンそれ以外となると…特にないかな…!」
「シカ部ってお前が創った部活だよねぇ!?」
「のこたん、なんで創ったの?」
シカ部創設者なのに目標なしですか?
「次!シカ見習い馬車芽!」
「ンハ」
次は馬車芽か‥‥‥なぜ部室で米炊いて食ってるし?
「お前は何かシカ部でやってみたいことはあるか?」
「ばしゃめですか?」
「シカになりたいとか言ってたしなんかあるだろ?」
「ン〜そうだなぁ~ばしゃめ、田んぼ作りたいです」
「なんて?」
田んぼ?シカとどのような関係が?
「えっ…?たん…田んぼ???」
「畑でもいいですしなんなら無人島開拓とかもいいです」
「いや知らんけど」
「それもう完全にDASHだよね?」
俺たち農業高校の生徒でも農作業や大工できるアイドルでもないんだけど?
「ばしゃめ気づいたんです。シカとしてこの現代社会というサバンナを生き抜くために必要なこと…それは自給自足だって」
ごめん、ちょっと何言ってるのか分かんない。
「なのでまずは部室の隣に田んぼ作ります!はしゃめ、シカとしてしっかり米育てます!」
「シカとして??」
シカってお米作るの?
「クソっ!このふたりじゃダメだ!次は…餡子!お前だ!」
次は餡子か。もう不安しかない‥‥……‥‥
「う〜んそうねぇ、私はいつも大変そうなお姉ちゃんを見て助けたい気持ちでシカ部に入ったから…お姉ちゃんの隣でお姉ちゃんのことを支えていきたい…っていうのが目標かしら」
「あ、あんこ…!さすが私の妹!」
「そしてあわよくばお姉ちゃんを私なしにでは生きれないようにしたい。ついでにあーくんも私以外の女に目がいかないように調教したい」
「こわっ…3秒前の感動返して欲しい」
「ついでに俺を調教するのやめてくんない?」
こいつほんとこえーよ。
「残るは安次郎!お前だけだ!」
「俺か…」
トリが俺なんか。そうだな……‥‥‥
「奈良公園に行ってシカを研究するとかは?」
「………‥‥」
「あれ?」
なにこの空気は?
「なんか思ったより普通だな」
「ボケるかと思ったけど違った」
「普通過ぎておもろくないですね~」
「あーくん、もう少しなんか捻ったこと言ってくれないかしら?」
四人にそんな感じで言われる。えっ、俺ってボケをするキャラだったの?
「って、奈良公園行くって修学旅行じゃねぇか!」
「あっ、そこでツッコむのね」
「奈良公園の本場シカせんべい食べたい…‥‥‥!」
「ばしゃめ、奈良茶飯食べたいです~」
「あーくんと一緒に夫婦大國社でお参りしたいわ♡」
「お前ら遊びに行く気満々だなおい!」
シカ部の部活動関係ないのばかりなんだが‥‥…‥‥あと、餡子。そこ夫婦でお参りするところで俺たち夫婦でもカップルですらないからな?
「そういうこしたんはどうなのさ?」
「そ、そうだな!私はお前らと違ってちゃんと考えてるからな!色々あるがまずは手始めに…」
「手始めに?」
「部室をもっと可愛くしたい」
「「「「…」」」」
虎子の目標を聞いて沈黙するおれたち。
「こしたんこそシカ部関係なくない?」
「生徒会長が公私混同していいのかしら?」
「棚上げってやつですね」
「俺たちと同じこと考えてるじゃん」
「んなっ!ぶっ、部室を快適にするのは別に悪いことじゃないし?シカが過ごしやすくなるために環境を整えるのは部長の責務だし?」
「それならシカせんべい風呂だって許されるじゃん!」
「ばしゃめの田んぼも!」
「私がお姉ちゃんを部室であんなことやこんなことをしたいという気持ちやあーくんといちゃいちゃしたいのも!」
「あんこだけなんか変わってない!?」
餡子だけ変わってじゃんか。俺は普通に過ごしたいけど。
「そもそもこしたんは間違ってる!シカ部の本分はシカのお世話をすること!」
確かにそうだったな。今までお世話とかしてなかったな。
「お世話係ならもっと私のことをちゃんとお世話すべき!このままだと愛想尽かして出て行っちゃうぞ!」
「はぁ!?」
「あらそうなるとシカ部からシカがいなくなっちゃうわね、そうしたらシカ部は廃部に…」
「「え」」
「こしたん先輩とつぶあん先輩はシカ部は廃部に追いやった責任問題が問われますね」
「ちょっ」
なんで廃部にしただけで責任問題に問われるの!?
「というわけでシカ部の活動方針以前にシカへの待遇改善を求めます!」
「うぐうっ…めちゃくちゃ正論ぶつけてきやがる…くそっ…じゃあ私はどうすればいいんだよ」
鹿乃子の正論に悔しがりながらもどうすればいいかを聞く虎視
「ブラッシング」
「普通じゃん」
ということでのこたんにブラッシングすることにした俺と虎子
「何この絵面??」
虎子はのこたんを膝の上に乗せてブラッシングしていた。
「なるほど、よりよいシカになるためにはブラッシングが必要不可欠…!ばしゃめ、学びました!さすがのこたん先輩!」
「ヌフフン」
「いや別にブラッシング関係ないと思う」
「まず人間はシカになれないぞ?」
転生すればなれるかもね。スライムとかにもなれる。
「つぶあん先輩!ばしゃめの頭あいてますよ!」
「は?」
「先輩には全く興味はありませんが先輩がそこまでばしゃめのことをブラッシングしたいと言うのであればやぶさかではありません!!」
「なんで上から目線?」
お前一応後輩だろ?先輩後輩の上下関係あるからね?
「ですのでつぶあん先輩!ブラッシングどうぞ!」
ブラシを持ち近寄ってくる馬車芽。ええ~っ、女の子の頭いじるのはなぁ…………
「待ちなさい」
「餡子?」
「2人とも…いえ2匹とも…お世話係であるお姉ちゃんとあーくんのこと、何も分かってないわね。ポッと出の2匹より15年連れ添った私の方がいいに決まってるじゃない、そうつまり………私がもっともシカ部のシカとして適性があるのよ!」
「お前いつからシカになったの!?」
「どっちかというとお前がお世話する方じゃねぇ?」
「ほらお姉ちゃん、あーくんどう?そこの2匹より私の方がブラッシングしたいよね?ね?」
「圧が強い〜〜〜〜」
圧が増し増しで俺たちに問う餡子めちゃ怖い……
「こうなったら誰が1番本物のシカか勝負だ!」
「のぞむところよ!!」
「ばしゃめ負けません!」
「会議だってつってだろうが!」
なに勝負始めようとしてるんだ!?
「さぁ、デュエル開始だ!」
のこたんと餡子と馬車芽はどこからかデュエルディスクを取り出し腕につける。
えっ、お前らデュエリストなの?
「デュエル開始の宣言をしろ!つぶあん!」
「しねーよ!!」
そんなこんなで会議は進まず何も決まりませんでした。
校舎からシカ部部室を見つめる謎の三人組がいた。
「ふーん、あれが問題のs」
はたして彼女たちは何者なのか!?
「ちょっと!最後まで言わせなさいよ!!」
アニメ終わってもオンラインくじやメイトのフェアもある!
しかのこは終わらねぇ!!