コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集   作:アシッドレイン

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うにゃら名義でゲリラ投稿していた作品。
短くて1000文字未満なので、2つまとめて投稿しています。


アッシュフォード生徒会の何気ない日常~反省編&看病編

『アッシュフォード生徒会の何気ない日常~反省編』

 

 

「会長っ、またかつぎましたねっ…」

僕はそう言うとミレイさんに詰め寄った。

「あははは…ごめんねぇ…」

さすがに僕がかなり怒っているのがわかるのだろう。

苦笑して誤魔化しているがすこし焦り気味のようだ。

「今日という今日は、反省してもらいますっ」

「あはははは…。勘弁してよぉ。お・ね・が・い…」

甘えたような口調で活路を見出そうとするミレイさん。

「駄目ですっ。そういう甘えた口調は、ナナリーとかがやったら考えますけど、ミレイさんじゃ却下」

バッサリ切り捨てる僕。

実は、かなりドギマギしているのだが、ここで弱みを見せると後々が大変である。

「ひどいーっ、差別だわ。ナナリーばっかりぃっっ」

芝居がかった調子で喋るとポーズまでとってたりする。

反省してませんね…本当に…。

無言でぎろりんと少し睨むと慌てて反省したポーズに変えるミレイさん。

「ナナリーは、ナナリーで、ミレイさんは、ミレイさんです。

差別じゃありません。区別です」

はっきりと言い切り、腕を組む。

するとどうしたのだろう。

急にミレイさんは俯いて何も反論してこない。

「どうしたんですか?」

普段のミレイさんらしくない対応に、僕は言い過ぎたかと思ってしまう。

僕が顔を覗き込もうとしている前でそれはおこった。

右手を招き猫の手のようにくねくねと動かし、かわいくウインクして…

「うにゃらっ…」

今まで色気で押された事があったが、こういう攻撃は初めてだった。

僕は、普段のミレイさんからは想像できないかわいらしさに思わず動きを止めて見入ってしまう。

「ごめんね、ライ。反省してるわ。

だからもう行っていい?」

かわいらしくも甘ったるい甘え声で囁かれ、無意識のうちに僕はうなづいてしまう。

その瞬間、普段のミレイさんのモードに切り替わり、そそくさとその場を立ち去ろうとする。

僕は、はっと我に返って呼び止める。

「ち、ちょっと待ったーッ」

「えーっ…行っていいって聞いたら、うなづいたじゃないのっ…」

「うっ…」

言葉に詰まってしまう。

「そういう事で…じゃあね~♪」

そう言うとミレイさんはその場を後にした。

僕は、ただその後姿を納得できない気持ちで見送るしかなかった。

くそぉーっ…アレは反則だよぉーーっ。

好きな女の子にあんな顔されたら、どうすればいいんだよぉ…。

僕は、悔しさと…そして、なぜか幸せ感に心が満たされるのを感じていた。

 

【おわり】

 

 

 

 

 

 

『アッシュフォード生徒会の何気ない日常~看病編~』

 

 

「こんな季節に風邪だなんて…」

ミレイさんは、呆れ顔で僕のおでこに手をやって熱を測っている。

「ずびばせん…」

ぐったりとベッドに横たわる僕。

ほんと…情けない…。

「うーん…。まだ熱が下がってないわね。

しっかり養生するのよ…。薬は飲んだの?」

「ばい。ざっぎ飲みまじだ」

「あー…声もガラガラだし…」

心配そうに覗き込むミレイさん。

その視線がふとベッドの横にある見舞い物の山に向けられる。

「あらー、みんないろいろ置いていってくれたわねぇ…。

果物に、缶詰、お菓子に……エロ本?!」

その瞬間、ぼんやりした頭がぴくりと反応した。

しまったーっ…。

リヴァルが置いていったのを隠すの忘れてたっ。

どーっと脂汗が流れる。

「ふーんっ…巨乳派なんだぁ…、ライって…」

赤面しつつも興味津々でエロ本をめくるミレイさん。

確かに大きい方が好きですけど、ち、違うんです…それは、リヴァルがぁ…。

そう言おうと思っても身体も口もいう事を聞かない。

ただ、ぱくぱくと口が動いているだけである。

「うふふふ…、だったらうちの生徒会の女子はライの好みばっかりね。

シャーリーは美乳でそこそこ大きいし、カレンだってボリュームたっぷりだし…」

そしてニヤリと微笑むと寝ている僕の上に覆いかぶさるかのように迫ってくる。

やばい…。ただでさえ普段から胸に目が行くのに…こんな格好で迫られたら…完全に胸に目が釘付けになっちゃうというか…今、なってます。

ぼーっとした頭が、興奮してさらに熱を持ち、オーバーヒートしそうになっていく。

そして、迫りつつ、ゆっくりとミレイさんの口が言葉を発する。

「それとも、私のがいいのかしらん…」

その甘い誘惑にも似た言葉に、完全に理性のタガがハズレてしまう。

「うん…。ミレイさんのがいい…」

完全に思考が停止し、ミレイさんの問いかけに僕は自分の思いを言葉にしてしまう。

その言葉を聞いてミレイさんの表情がうれしそうなものにかわると僕の右手を握ってゆっくりと誘導する。

そして…手に柔らかい感触を感じたのを最後に僕の意識は途絶えた。

目に当たる日の光で目が覚めた。

どうやらもう朝になっており、気分がかなり楽になっていた。

薬が効いたのか、それともじっくり寝た(?)のがよかったのか熱も下がったようだ。

ゆっくりと身体を起こす。

何気なく隣を見ると…そこには…ベッドの中に入り込んで眠っているミレイさんの姿が…。

「な、なんでぇ…」

その声で目が覚めたのか、ミレイさんが眠気眼で起きてくる。

「ふぁ~、おはよー、ライ。調子いいみたいでよかったわ」

「ミレイさん…なんで…」

一気に脂汗が流れ、意識を失うまでのやり取りが頭に浮かぶ。

「あー…、あの後…大変だったんだから…」

そう言うと恥じらいの表情で僕を見るミレイさん。

「あ……」

やばい…わからない…。

もしかして…やっちゃったんでしょうか…。

僕は…僕は…。

「責任取ってよね」

そう言われ、僕はうなづくしかなかった。

 

 

で3日後…。

僕は、ミレイさんに呼ばれ、買い物の荷物持ちをやらされていた。

「あのー…まだあるんですか?」

大量の荷物を持たされ、よろけながらおそるおそる聞いてみる。

「もちろんよ。責任とってくれるんでしょ?」

「はい…。それはもちろん…」

僕は、しぶしぶ従うしかない…。

で…なんでこんな事になったかというと…。

見舞いの後、本当はミレイさんは買い物に行く予定だったらしい。

ちゃんと荷物持ちにルルーシュを呼び出していたらしいからさすがというか準備がいいというか…。

ところが僕が見舞いの最中に気を失ったものだから、ミレイさんは大慌てで一晩中看病をしてくれていたらしいのだ。

本当、ありがたいことです。

でも、眠くなったからっていって僕のベッドに潜り込むのはやめてください。

心臓に悪すぎます。

そして、買い物の荷物持ちを責任もってやらされているというのが現状だったりするわけです。

出かける前にルルーシュにはえらい感謝されてしまいましたが、今だとなせ感謝されたかはよくわかります。

ええ、わかりますとも…。

まぁ…でも一晩中看病してもらったお礼だと思えばいいかな。

よし、今日はミレイさんにとことん付き合う事にしますか。

それに、好きな女の子に振り回されるのも悪い気はしないかな。

ミレイさんも嬉しそうだし…。

そう思いなおして僕は荷物をきちんと持ち直すとミレイさんの後をついていく。

でも…最後に感じたあのとても柔らかい感触はなんだったんだろう…。

ただ、それだけが気になってしょうがない…。

 

 

【おわり】

 

 

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