コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集   作:アシッドレイン

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うにゃら名義てゲリラ投稿していた時の作品。
なお、誕生日編のミレイバージョンです。
で、なんでB面なのか……。
それはカセットテープという録音媒体があって……。
それは、表裏で入れ替える事で録音できるという媒体でした。
ですので、表をA面、裏をB面となっていたのでそこから。


アッシュフォード生徒会の何気ない日常~誕生日編 B面~

「誕生日おめでとう、ミレイさん」

ライがそう言ってシンプルな飾り紙で包まれた小箱を私に差し出す。

ワインレッド色のリボンがかかっているのがなかなかおしゃれだと思う。

「えっ…私に?」

ライが私の為にプレゼントを用意してくれたのはとてもうれしい。

でも、誕生日のプレゼントって…。

そう思ったら、彼の不安そうな顔が目に入る。

思った事がどうやら顔に出ていたみたいだ。

いけない、いけない…。

プレゼントを貰う方がこんな顔してちゃ駄目じゃないかっ。

私は、自分にそう言い聞かせる。

「うん。よかったら貰ってくれないかな。たいしたものじゃないけど…」

すまなそうな顔をするライ。

違うの…。

うれしいの…。

そう言いたかったが、口で言っても意味がないような気がした。

だから、私は行動で示す事にする。

「ありがとね、ライ。開けていい?」

そう聞くとうなづく彼。

私は、少しワクワクしながら丁寧にリボンを解き、飾り紙を開いて小箱をあけた。

「あ…」

そこにはかわいらしいくも上品にまとめられたロケットペンダントが入っていた。

ああ、なんて綺麗なんだろう。

それに綺麗なだけじゃなく、可愛い感じさえするようなデザイン。

センスいいじゃなの…。

これだったら、普段身につけてもOkだし、おしゃれした時でもつけられるじゃない。

彼のプレゼントをいつも身につけていられる。

つまり、いつもライの事を身近に感じられるという事…。

それはとても幸せな事ではないだろうか。

うふふふ…。

私は、すごくうれしくなった。

でも、次のライの台詞で私の気持ちはトーンダウンした。

「あのさ…よかったら、好きな相手の写真とかをいれるといいよ」

あーーん、もう…。

なんで、「僕の写真入れてくれるとうれしい」とか言わないのよ。

もう…こういう所の押しが弱いんだから…。

私は、少し腹が立っていた。

少し文句でも言ってやろうと思ったが、彼の沈んだ表情を見て気が変わった。

もう・・仕方ないなぁ…。

「もしかして…バイトしてた理由って…」

そう聞いてみる。

「うん。ミレイさんの誕生日プレゼントくらい自分で働いたお金で買いたかったから…」

予想通りの答えが返ってくる。

わかっていたけど、彼の口からそれを聞くとすごく気分がいい。

とてもうれしくなってしまう。

私の為に…。

なんていい響きなんだろう。

「そうだったんだ…。本当にありがとね、ライ」

そうお礼をいうと彼はすごく喜んでいる。

彼の喜ぶ姿を見ていると私もなんかうれしい。

だけど…。

そう…間違いは正さないといけない。

あー…気分が重くなる。

でも、言わなきゃね。

好きな相手に間違った誕生日で覚えられても困るし…。

「貰っちゃって言いにくいんだけど、私の誕生日…7月なのよ…」

「え???」

「7月24日なの…。誕生日…」

「えーーーーーっ…」

ああ…やっぱり…愕然としている…。

御免なさい…ライ。

ああああ…少しでもフローしないと…。

「でも、すごくうれしかったわ、ライ。いつも身につけて大事にするね」

そう言うと少し持ち直したようだ。

なんかホッとしているっぽい。

もう一声かな。そんなことを思いつつ、無意識のうちに言葉が口から出ていた。

「あのね…、よかったらだけど…今度、ライの写真撮ってもいいかな?」

そう言ってしまってから、私は自分がなんて大胆な事を言ってしまったのか理解した。

ああああああ---っ…恥ずかしいっ。

「え…」

彼も唖然としている。

う----っ、こうなったら言わなきゃ損だわ。

少し開き直り気味の私。

ええ、言いますとも…。言っちゃいますから…。

「だって、ライが言ったじゃないの…。好きな相手の写真を入れたらいいって…」

あー…言っちゃったよ~っ…。

言ってしまってからぽーっと頬が火照るのが判る。

あーんっ、ライの顔を見れないじゃないかっ。

こうなると俯くしかない。

「あ、えーっと…う、うん、僕でいいのなら喜んで」

こんなにドギマギして言っているのにライったら判っているの?

私の言ってる意味がどういう事か…。

そう思って彼の様子を伺うと、あー…再び落ち込んでいる。

ふーっ…本当に…しょうがないんだから…。

私は呆れかえるのと同時にそんな不器用なライがとても愛らしいと思う。

母性本能をくすぐられているのかもしれない。

でも、それだけではない。

私は、彼のことが大好きなのだから…。

だから、私は彼の笑顔を見る為にこう言って微笑んだ。

「うふふふ…。ライで…じゃないの…。ライがいいのよ」と…。

 

《おわり》

 

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