コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集 作:アシッドレイン
ジャンル お弁当事情(笑
「はい。どうぞ~、ライ」
ミレイさんが、ちっょと大き目の可愛い包みを手渡してくれる。
その中には、大きめのランチボックスが入っていた。
「ありがとう、ミレイさん」
僕は、それを受け取ると蓋をあけた。
その中には、いろんな料理が色鮮やかに綺麗に詰められている。
「うわー、おいしそうだ」
思わず、そういってしまうほど見事なものだった。
「ふふん~♪ミレイさんの実力を思い知ったかっ」
鼻高々という表現がぴったりするほど、腰に手をやって元々大きい胸をより反らすミレイさん。
いやぁ、うれしいのはわかるんですけど、それは目の毒です。
勘弁してください。
そっちばっかりに目がいっちゃって困ります。
「んんー。ではいただきます」
胸から離れようとしない目線をなんとかお弁当に戻し、料理を食べ始める。
隣で心配そうに覗き込むミレイさん。
「お、おいしいっ…これ…ほんとにおいしいよ、ミレイさん」
僕の言葉に一瞬ほっとした表情を見せるものの、すぐにさっきまでの表情に戻る。
「うふふ…。どう、これで料理できないというのはガセだとわかったでしょう」
「うん。さすがだよ…」
食べながら、僕はそう言う事しか出来ない。
それほどうまいのだ。
夢中で食べる僕をうれしそうに見守るミレイさん。
おいしいお弁当にもありつけたし、うれしそうなミレイさんの笑顔も見れたし…。
それに…反り返って強調された胸も見れたし…。(これは…秘密だ)
ほんと、変な噂に感謝しないとな…。
そう思いながら食事を続ける。
なお、その変な噂とは、ミレイさんが味覚音痴で料理がまったく駄目というものだった。
誰が流したかは知らないが、いつの間にか広がり僕の耳まで届くようになっていた。
僕が何気なく聞いてみると、ミレイさんは完全否定し、明日お弁当を作ってきてくれるという流れになったのである。
ほんと噂のおかけで、得したな。
そう思ってしまう。
「ほんと、ミレイさんのお弁当、美味しいよ」
思わず、またそう言ってしまう。
「あはははは……。そんなに言っても何もでないんだから~♪」
真っ赤になって照れるミレイさん。
うんうん、かわいいなぁ。
なんか、もっと褒めたくなっちゃうじゃないかっ。
「どれも美味しいけど、特に味の染み込んだ肉じゃがとか甘めに味付けされた出汁巻き卵が絶品だね」
千葉さんが、この前作ってくれやつとは味付けが違うけど、これも美味しいや。
そんな事を思いながら食べていたのだが、ふと違和感を感じた。
なんか、ミレイさんの表情が急に戸惑っている様に見えたからだ。
なんか拙い事言ったかな……。
そんな事を思っていたら、ミレイさんが慌てて聞いてきた。
「ね、ねぇ、明日もお弁当作ってきてあげようか?」
「えっ、いいの?」
思わず聞き返す。
「もちろんよ。このミレイさんに任せなさいっ」
再び胸を反らすミレイさん。
本当に大きいよなぁ……。
今、ゆさって揺れたような……。
いかん、いかん……。
目線が胸に行ってしまうのをなんとか弁当に戻す。
そうだ。
どうせなら、リクエストをお願いしておこうかな。
明日も食べたいし……。
そう思って聞いてみる。
「じゃあ、また、肉じゃがと出汁巻き卵をお願いしていい?すごく気にいっちゃって……」
一瞬、ミレイさんの顔が強張ったような気がした。
そして、しばしの沈黙の後に、なんか覚悟を決めたような返事が返ってくる。
「う、うん。わかったわ」
どうしたんだ?
そう思っていると、いいにくそうに聞いてきた。
「ところで、どの料理かしら……。その肉なんとかとだせまけ卵って……」
ちゃんちゃん~♪