コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集   作:アシッドレイン

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カップリング ライ×シャーリー
ジャンル お弁当事情(笑



アッシュフォード学園のお弁当事情 シャーリー編

「はいっ、ライ。お弁当っ」

シャーリーがにこにこと笑顔で僕に包みを渡す。

「えっと……。これシャーリーが作ったの?」

恐る恐る聞いてみる。

彼女の料理下手は、いろんな人から聞いている。

その矛先がこっちに向く日が来るとは……。

「ひどいなぁーっ」

そう言って膨れるシャーリー。

慌てて僕は謝る。

「ご、ごめんっ……」

でも、そんな僕をいたずらっ子を叱るお母さんのようにおでこを突付くと笑い出す。

「大丈夫だよ。市販のものが多いし……。それに……」

思わずそこで言葉を切られて、思わず聞きなおす。

「それに…?」

「カレンに手伝ってもらっちゃった。あはははは……」

その言葉でさっき見かけたカレンの様子が頭に浮かんだ。

もしかして、さっきカレンがすっごい疲れたような顔でヘタってたのは……。

そうか、そういう事か。

ありがとう、カレン。

おかげで食べれそうな目処が立ったよ。

思わず、カレンを拝みたくなった。

「あ、だけど一つだけ自力で作ったのが入っているんだ。わかるかなぁ~?」

ニコニコしながら聞いてくる。

えっ……。

すーっと背筋が冷たい汗で濡れる。

こ、これはどうすればいいんだろう。

多分……一発で判る気がする。

いろんな意味で……。

ここは、素直に言った方がいいのだろうか…。

それとも……。

「もう、どうしたのよっ、固まって。さぁ、開けてみて~」

ううっ…どうしょう……。

言われるまま、包みを開けてランチボックスを開けた。

そこには綺麗に盛り付けられたおかずにサンドイッチが入っていた。

見た目で一発でわかると思っていた僕の考えは完全に外れてしまった。

うっ…。

これは予想外だ。

どうする……。

どうするよ、僕……。

地雷は、完全にカモフラージュされているぞ。

そう考えていたら、どうもシャーリーの様子もおかしい。

お弁当の中身を見て、僕と同じように動きが固まっている。

「ど、どうしたのかな……、シャーリー」

思わず声をかけてしまう。

すると慌てて我に返るシャーリー。

「あ、ううん、な、なんでもないよ。の、飲み物は、紅茶でいいよね?」

「あ、うん。ありがとう」

いや、本当はどうでも良くはないんですが……。

無茶苦茶怪しすぎて気になって仕方ない。

でも……。

ええーーいっ、男は度胸だ。

僕は、意を決して食べ始めた。

 

そして、結局……全部食べてしまっていました。

なぜかって?

そりゃ、全部うまかったからさ。

うーーん、料理下手というのはガセだったのかなぁ。

そんな事を思いながら、どれがシャーリーが作ったものかわからないまま食べ終わってしまった僕は、仕方なくお茶を濁す事にした。

「クリームコロッケがシャーリー作かな」

一番出来のいいクリームコロッケを言っておく。

これで問題あるまい。

そんな事を思いながら……。

しかし、しばしの沈黙の後、誤魔化すように口を開くシャーリー。

「あ…、う、うんっ。よくわかったね」

そう答えると、さっさとランチボックスや水筒を片付け始める。

どうしたんだ?

疑問が頭の中を駆け巡ったが、そもそも何でそんな対応をしているのかわからない。

うーーん、女の子って難しいな。

結局、行き着いた結論はその程度だった。

 

そして、午後の授業を受けようと教室に戻ったら、なんか教室がざわついている。

「どうしたんだ?}

近くの男子生徒に聞いてみた。

「カレン・シュタットフェルトが倒れたんだって……」

「えっ…、カレンが?」

「うん。なんでも食事中に倒れて、今、病院に運ばれたらしいんだ。大丈夫かな?」

うーーん、今朝はお弁当の件でヘタっていたし……。

元々身体弱いからな、彼女は。

無理してまでお弁当つくりをサポートしてくれて本当にありがとう……。

そしてお大事に……。

僕は、真剣にそう思った。

 

ちゃんちゃん~♪

 

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