コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集 作:アシッドレイン
えーっと、とても壊れてますので、そういうものが気にならない方は、よかったらどうぞ。
なお、気になる方はスルーしてください。
突っ込みどころ満載です。
セシルは眠そうな顔でぼーっとしていた。
昨晩、グランドマスターSという人物の「恋愛観察研究会」というサイトを、時間が経つのを忘れて読みふけってしまったため寝不足気味なのである。
読みふけった理由は簡単。
気になる人が、サイトの「危険な男の子達の関係」という項目に当てはまりそうな感じがして、何度も何度も項目を確認していたためだ。
多分、間違いと思いたいが、普段の彼らの仲のよさを見ているとあながちハズレでもなさそうに思えてきてしまうからとても怖い。
あーーーっ…駄目駄目っ…。
落ち着くのよ、落ち着くの…二人がそんな関係になってたら…。
恐ろしい考えが頭に浮かぶ。
あーーっ…あーーーっ…。
浮かんだ考えを一生懸命振り払う。
で…結局行き着いた結論は、彼が来てから遠まわしに確認するという事だった。
ちなみに、そんなセシルを、ロイドはまたかといった感じで受け止めていたのでした。
その日の夕方…。
「こんにちわ」
いつものように挨拶をして入室してくるライ。
「あ、こんにちわ、ライくん」
セシルがニコニコと対応する。
「えーっと、今日は何の実験でしたっけ?シュミレーションならパイロットスーツに着替えてきますけど…」
「あ…その前に聞きたい事あるんだけどいいかしら?」
「ええ、かまいませんよ。僕にわかる事なら…」
そこまで言って、ライはセシルの雰囲気が変わっている事に気が付いた。
なにか鬼気迫るものが感じられる。
「な、なんでも…聞いて下さい…」
なんとか最後まで言えた…。
「ありかとうね、ライくん」
そこで一呼吸を入れると、真正面からライを見つめる。
「ライくん…私達…お互い好きあって付き合っているわよね?」
「はい。もちろんです」
ライが赤面しながらも即答する。
「じゃあさ、隠し事ナシで答えてね、いい?」
「も、もちろんです」
その返事に満足したのか、セシルは質問を始めた。
「あのね、ライくんにとってスザク君ってどういう存在なのかしら?」
(しまったーっ…ストレートすぎたかしら…)
セシルは、一瞬ドキリとするものの、ライは気にした様子もなく答える。
「そうですね…。大切なやつかなぁ…。」
(え…大切なやつって…。大切なのは私じゃないの?)
不安になるセシルをよそにライの言葉は続く。
「彼がいたから、僕はいままでやってこれたんだと思います。
だから、僕には彼が必要なんだって思ってます。
スザク的にはどうだかわかんないですけどね」
(えっ…必要って…私もまだ言われた事ないのに…)
ますます深みにはまっていくセシル。
しかし、まだライはそんなセシルの変化に気づかない。
「それに、このままスザクと二人でがんばっていけば、いつかは未来が開けるんじゃないかと考えてますよ」
(そんな…二人でって…私はっ?私じゃ駄目なの?)
そこまで言い切ってしまったから、ライはセシルの変化に気が付いた。
なにやら嫌な感じのオーラが吹き出ているように感じられる。
「あ、あのぉ…セシルさん?」
恐る恐るライがセシルに声をかける。
(ふふふ…これで諦めちゃ駄目よ、セシル。
彼が道を誤ったのなら、私がきちんと誤りを指摘して元に戻さないと…。
これも愛なのよ…。がんばれ…私っ…)
そんなライの問いかけに反応し、座った目でセシルがライを見る。
「あ…」
まるで蛇に睨まれた蛙のように動けなくなるライ。
口だけがパクパクと動いているのがいとあわれ…。
「ロイドさん…これからちょっとライくんと出かけてきますね」
きりきりという効果音が聞こえそうな動きでロイドを見るセシル。
「うっ…ど、どうぞぉ…」
ロイドも睨まれた蛙のように動きが止まる。
「うふふふ…」
がしっとライの手首を捕まえるとセシルは、ライに微笑む。
とても殺気だった笑顔で…。
「ライくんに女のよさをうんと教えてあげるからね」
「え…?!」
答えるまもなく、セシルに信じられない力で引きずられていくライ。
「ライくん…がんばってぇ~」
ロイドの哀れみの声援が響く。
そして二人は、夜の街へと消えていった。
ちーーーん…。
ライの冥福を祈ります。(え?!