コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集   作:アシッドレイン

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カップリング「カレン→ライ×井上」
ジャンル「昼ドロ」

注意点
えーと、微エロ描写あります。
また、ライのヘタレ警報発動中です。
さらに井上さん、病んでます。
以上の点で問題ある人は、スルーお願いいたします。
それと内容ドロドロになってます。
感想にあった昼ドラみたいというのは、的確なものだと思います。
さわやかな恋愛を求める方は、絶対見ないで下さい。



合流した後に…その3

「井上さん、私…決めました」

カレンは真剣な表情で私に言う。

「私…ライに告白します。だから…」

恐れが現実となり、私は怯えた。

「だから、今日、彼と会えるよう取り計らってもらえませんか?」

カレンの言葉が、私の心を傷つけていく。

お願い…私のライを取り上げないで…。

彼がいないと…私は……。

心は悲鳴をあげて血の涙で満たされるとずぶずふと不安という暗い闇の底に沈み込んでいく。

だが、物分りのいい女友達であり、姉代わりという私の仮面はその傷だらけの私の心を覆い隠す。

私は、笑顔でおめでとうとカレンを祝福し、そして彼と会えるよう取り計らうと約束していた。

かれんナンテ…

かれんナンテ…イナクナレバイイノニ……。

そういう感情が心の底からわきあがってくる。

全身がぎちぎちと締め上げられ、息が止まりそうになっていく錯覚で私はもう倒れそうだった…。

後で思えば…この時、もうワタシのココロは、コワレ始めていたのかもしれない…。

 

 

井上さんから連絡があり、公園で彼女を待っている。

昼間から連絡を取り合うなんて初めての事だ。

どうしたんだろうという疑問よりも不安の方が大きいのは、互いの関係が他の人たちには秘密だからだろうか。

ともかく、僕は落ち着かなかった。

そして、約束した時間にそこに来たのは…カレンだった。

「こんにちわ、ライ…」

カレンがすこし赤面して挨拶してくる。

「あ、ああ、やぁ…久しぶりだね、カレン」

久々の会話に心躍るものがある。

未だに心の中に強く残っているカレンの思いがうずうずと動き始める。

だが、井上さんが来ないのはどういう事なんだ?

きょろきょろと辺りを見渡すが彼女の姿は見えない。

そんな僕に遠慮がちにカレンが言った。

「井上さんなら来ないよ」

「何でカレンが…」

僕は思わず、大きな声をあげ反応した。

その対応に少し驚いたのか、びくっとなるカレン。

「ああ…ごめん…。驚かして…」

僕はすぐに謝った。

「いいの、気にしないで。実は…無理言って私が頼んだの…。井上さんに…」

「え?!」

そこまで言って、カレンは深呼吸を繰り返す。

とても緊張しているみたいだ。

そして、短く「よしっ」とつぶやくと僕の顔を真正面から見る。

その表情には、真剣さと一途さが表れていた。

「私……ライの事が好き…。大好きなの…」

それだけ言うだけで真っ赤になってしまうカレンの姿は初々しい。

だが、彼女は勇気を振り絞って言葉を続ける。

「だから…私と…私と…付き合ってください」

そこまで言うと顔を伏せた。

耳まで真っ赤になっている。

だが僕は、彼女の告白を呆気にとられて聞いていた。

まさか告白されるとは夢にも思ってなかったから…。

後から考えてみると端から見ていたらなんとかっこ悪いことだろうと思ってしまう。

だが、本当にその時の僕は言葉を発する事が出来なかった。

なぜなら、思考も感情もごちゃごちゃに混ざりあってしまい、何も判断できる状態ではなかったから…。

そんな僕の状態を感じたのだろうか…。

「急にごめんなさい。返事は…後からでいいから…」

そういい残すとカレンは走って立ち去った。

 

 

私は、公園の茂みの中で二人の様子を見ていた。

ライくんの心の中には、まだカレンへの思いが強く残っているのは知っている。

だから、彼はすぐに返事をすると思っていた。

ワタシは…ステられる…。

だが、彼は言葉を失い何も言えないようだった。

それが私の心を少し楽にした。

だけど、それでも心の傷は深く、不安と彼を失う恐怖という暗い闇の底に沈みこんでいる事は変わらない。

ライくんは…ワタサナイ…。

彼が、カレンに惹かれてもかまわない…。

でも…彼の側にいるのは…ワタシ…。

ワタシなの…。

カレンに…ココロは渡しても…それ以外…ワタサナイ…。

どす黒い感情の渦が起こり、私のココロをコワしていき、どろどろに溶け切ったヨクボウが私を満たしていく。

「うふっ…」

歪んだ笑みが浮かぶが、私にはわからないだろう。

だって…それを判断する正常な精神(こころ)は、もうズタズタになってしまっていたから…。

 

 

その日の夜、いつも通りに私はライくんの部屋に行った。

彼は、私が部屋に入っても反応せず椅子に座り考え込んでいる。

普段なら、部屋に入ってくるなりキスをして抱きしめてくれるのに…。

「どうしたの?ライくん」

私は考え込んでいる彼の背中側から首にゆっくりと手をまわすと頬にキスをした。

「井上さん…僕は…どうすれば…」

悲痛な表情の彼がゆっくりと私のほうを向く。

「もしかして…カレンの事?」

わかりきっているが、私はあえて聞いてみる。

そして、私の問いにライくんが頷く。

「うん。僕は今でもカレンが好きなんだ。だから、告白されてすごくうれしい。でも…」

そこまで言って私の顔をじっと見る。

「それと同じぐらい…井上さんの事も好きなんだ」

その言葉に、私は心地よい安心感を得る。

「ありがとう、ライくん。すごくうれしいわ」

でも、それじゃ…駄目なのよ…ライくん…。

私のココロの不安が囁く。

それじゃ…私はステられる…。

だから、私は彼を追い詰める事にした。

「でも…どちらか選べれる?」

その質問に彼は言葉を詰まらせる。

そう、選べないから迷い続けているのだ。

くすっ…ナンテカワイイのかしら…。

歪み始めた感情は、理性を狂わせていく。

「じゃあ、二人と付き合えばいいのよ」

まるで「そんな事もわからないの?」といった感じで私は彼を誘導する。

「え?!それは…どういう…」

驚いて聞き返す彼の肌に舌を這わせながら甘く囁いていく。

「別に私は恋人という地位が欲しいわけじゃないの。今までだってそうだったでしょ?」

まるで甘い蜜に酔わされているかのように頷く彼…。

「だから、カレンと付き合っても、今までどおり私を可愛がってくれるのなら問題ないわ…」

「で、でも…そんな…井上さんが…」

ヤサシイカレはやっぱりそう言いかける。

でも、言わせない…。

私は、言いかける彼の唇をキスでふさいで言葉を黙らせる。

「かわいそうなんて言ったら怒るわよ。いいのよ…私がそれを望んでいるの…」

そういって彼から離れると、ゆっくりと服を脱ぎ捨て下着姿でベッドに腰掛ける。

さぁ、いらっしゃい…ライくん…。

貴方にワタシをステられないオモイをたっぷりとキザミ込んであげる。

「私は、ライくんの都合のいい女でもいいの。貴方の側にいられるなら…」

そう言って右手を伸ばして彼を誘惑する。

「だから、これからも私を可愛がって…」

その言葉を言い終わらないうちに私はベッドに押し倒されていた。

私は、悦びの悲鳴をあげて彼を迎え入れる。

そして、欲情した彼にはわからなかったが、私の顔には病んだ笑みが浮かんでいた。

 

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