コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集 作:アシッドレイン
ジャンル「昼ドロ」
注意点
えーと、微エロ描写あります。
また、ライのヘタレ警報発動中です。
さらに井上さんの病み具合進行中です。
以上の点で問題ある人は、スルーお願いいたします。
それと内容ドロドロになってます。
さわやかな恋愛を求める方は、絶対見ないで下さい。
告白の翌日、僕はカレンに返事をした。
もちろん、OKの返事を…。
彼女は泣いて喜んでくれた。
そして、僕の周りの人たちも祝福してくれた。
だから、僕は井上さんのアドバイスどおりにやってよかったと思った。
彼女のアドバイスは、的確だったと…。
カレンと付き合い始めて、僕の生活は忙しくなった。
まず、以前ゼロに提案された事を承諾し、僕は正式にゼロの直属部隊へと戻った。
もちろん、藤堂中佐や四聖剣のみんなは、僕がゼロの元に戻る事をすごく残念がった。
(特に仙波大尉は、五聖剣にならない事をすごく残念がっていた)
だが、僕がカレンと付き合っている事を知っているらしく、最後は笑顔で送り出してくれた。
そしてこれをきっかけに、僕はより騎士団の任務や仕事に没頭するようになった。
もちろん、騎士団の任務や仕事だけではない。
男としても充実した時を過ごしていた。
昼間はカレンと初々しい恋人同士の関係を楽しみ、夜は井上さんと快楽と肉欲に溺れる日々。
こんな生活がずっと続くとばかり思っていた。
いや、続くと思い込んでいた。
いつものようにベッドで快楽の余韻を楽しんでいる時に井上さんが甘えた声で聞いてきた。
「ねぇ、ライくん。明日から1週間、特別野外訓練って本当?」
「ああ、近々大きな作戦があるらしいからね。でもなぁ…」
僕はうんざりした口調で答えた。
特別野外訓練…。
作戦前に行われる実戦さながらの訓練で、かなりしんどい訓練であるが、なによりキツイのは食事である。
訓練中は拙い簡易食のみが支給される為、何日か続くとウンザリさせられてしまうのだ。
特に訓練中は食事以外にろくに楽しみもないのだから、その食事が拙ければ嫌な気分の一つや二つすぐにでもなるだろう。
「大変だね…実働部隊って…」
そこでしばしの間が開いた後、井上さんが提案してくる。
「お昼、お弁当差し入れしていいかな?」
僕の胸に頭を乗せて、頬を摺り寄せ甘えてくる井上さん。
「いいの?」
「うん。ライくんさえ良ければ…」
「じゃあ、楽しみにしているから」
僕は、会話をしながら無意識のうちに右手で井上さんの藍色の髪を撫でていた。
「うふふふ…」
井上さんは、気持ちよさそうに目を細める。
その表情は、猫を思わせた。
そして撫でてくれたお返しとばかりに僕の肌に舌を這わせ舐めていく。
舌が淫靡に動き、舐め上げる様子はとても卑猥だ。
「井上さん…僕…また…」
うめくような僕の言葉に、井上さんは舌を這わせる事をやめた。
そして、にやりと淫靡な微笑を浮かべ舌で自分の唇を舐める。
そのゾクゾクするような色っぽさに僕の欲望が激しく燃え上がる。
「いいわ…。また楽しみましょう…。ライくん…」
そういうと井上さんは、僕の上に乗りかかってくる。
豊満な乳房が僕の胸に当たって気持ちがいい。
僕は、彼女の細く引き締まっていながら、程よい柔らかさと綺麗な曲線を描く腰に手をやると位置を合わせた。
そして、欲情した表情で互いを見詰め合うと快楽と肉欲のみを楽しむ行為を再開した。
次の日の朝、私は早めに起きるとお弁当の準備を始めていた。
彼がカレンと付き合いだしてからというもの、私の心は常に不安定だった。
肉欲に溺れ、肉体的には満たされてはいたが、不安と捨てられる恐怖が私の心を蝕み、些細な事でさえ私の心は激しく揺れ動く。
表面上はそういう素振りさえ見せないようにしていたが、何度カレンを罵っただろうか…。
そして、惨めな自分に何度絶望しかけた事か…。
だが、彼に差し入れるお弁当を作るという行為は、とても幸せでうれしい気持ちで心を満たしていた。
なんか、久しぶりだな…こういう幸福感を感じるのって…。
心が癒されるような錯覚さえしてしまいそうになる。
だが、そんな時間もすぐに終わりがやってくる。
お弁当が完成したのだ。
彼は喜んでくれるだろうか…。
心がぎゅっと締め付けられる。
だが、それは不安ではなく期待感であり、常に感じているものとは大きく違う。
何気なく時間を確認する。
あ…そろそろ行かなきゃ…。
ライくんがお腹をすかして待っているはずだから…。
私は完成したお弁当を手作りの袋に入れると、彼のいる野外訓練場に向かった。
えーっと…ライくんは…と。
あ…いたいた…。
「ライく…」
そう声をかけようとして、私の口は開きかけたが途中で言葉を失った。
そこには……照れて…それでいてにこやかに微笑みながら……カレンからお弁当を受け取るライくんの姿があった。
ぴしっ…。
今までの私の心を満たしていた幸福感が音を立ててひび割れていく…。
期待感が、絶望という闇に塗りつぶされていく…。
「あはっ…」
何を私は期待したんだろう…。
ガタガタと身体は振るえ、心は…ぎちぎちに締め付けられていく…。
まただ…。
またあの感じだ…。
カレンの告白を受けて戸惑う彼を見ていたときに感じた失望感と不安、そして捨てられる恐怖が私を襲ってくる。
イヤダ…。
イヤダよぉ…。
ワタシは…・
ワタシは…もう…かれんにカレのココロいがいワタしたくないのに……。
いや…チガウ…。
ホントウ…は…。
ホントウなら…ココロさえワタしたくない…。
カレのスベテは…。
ワタシだけがドクセンできるハズなの…。
そう…カレはワタシだけのもの…。
ワタシだけの…らいクン…。
ココロが悲鳴をあげる。
砕け散った幸福感が雨のように降り注ぎ、ワタシのキズだらけでチのナミダで満たされたココロに深くて不快なキズをつけていく。
死にたいと思うほどの絶望感がワタシを満たすが、ワタシは……二人の姿から目を離す事が出来ないでいた。
「うふっ…うふふふふふ…」
きりきりきりと口元が歪み、笑いが漏れる…。
ソウカ……ワカッタ…。
ソウナンダ…ネ……ヤッパリ……。
どす黒い思考が、すべてを蕩けさせていく。
ヤッパリ……。
かれん…ガイナケレバ…イインダ…。
アノ…おんな…サエ…イナケレバ……。
ソウスレバ…カレハ……。
らいクンハ…ワタシダケノモノ…。
うふふふふふふ……。
病んだ微笑を浮かべ。私はその場を立ち去った。
二人が幸せそうに微笑みながら談笑する姿を目に焼き付けて…。
そして、私は近くの廃墟の壁に……持ってきたお弁当を叩きつけた。
袋が破れ、中身が散乱する。
あれだけ時間をかけ、愛情をかけたものが…あっという間にゴミとなっていく。
それは…まるで……私のココロが完全に壊れていく様のようだった。
やったぁ~っ…。
幸福感で一杯だった。
やっぱ、がんばったかいがあったぁ~。
ライ、とても喜んでくれいたし、それにおいしいって言ってくれた…。
うふふふふ…。
ベッドに寝そべりながら、お昼の楽しかった時間の事を思い出す。
そして食べ終わって彼の言った言葉…。
「きっと、カレンはいいお嫁さんになれると思うよ」
にこやかな笑顔で言われたその言葉がよりカレンを興奮させ、幸福感を増長させる。
きゃ~、きゃ~♪
枕を抱え、足をバタバタさせながらベッドの上をグルグルと回転して動き回る。
よし、明日もがんばって作って持って行かなきゃ…。
そう決心すると、幸福感に包まれて、カレンは眠りの中に沈みこんでいった。