コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 短編集 作:アシッドレイン
ジャンル「昼ドロ」
注意点
えーと、ちょっとではすまないかもしれないエロ描写あります。
また、ライのヘタレ警報超発動中です。
さらに井上さんの病み具合絶賛進行中です。
以上の点で問題ある人は、スルーお願いいたします。
それと内容ドロドロになってます。
さわやかな恋愛を求める方は、絶対見ないで下さい。
ついにキュウシュウ戦役が始まった。
中華連邦とブリタニアの戦いに横から殴りつけるかのような黒の騎士団の参戦は、激戦となったがゼロの作戦と各人の奮闘によりほぼ黒の騎士団の勝利に終わろうとしていた。
そして、歪な形をしたまま続いているライと井上、そしてカレンのトライアングルも終焉を迎える事となる…。
戦闘開始から1週間が経ち、ほぼ黒の騎士団の勝利が確定すると、ゼロは九州を拠点とし合衆国日本を宣言。
そして、僕らは九州に残った敵の残党の排除と防衛に追われる日々を過ごしていた。
「ねぇ…ライくぅん。遊んでぇよぉ~」
井上さんが僕の首に腕を絡ませ寄り添ってくる。
ここは、補給を行う中間ポイントの倉庫の中。
その暗がりで井上さんと二人で抱き合っていた。
なぜ、こんな場所で昼間から会っているのか…。
理由は簡単だ。
夜会えないためだ。
キュウシュウ戦役が初めって以降、忙しさの為に井上さんと合える回数が極端に少なくなっており、自室に戻る事はほとんどなかった。
さらに、会えたとしても補給の合間という短時間だけ。
だから、会えれば場所や時間を選ぶ余裕などあろうはずもない。(もちろん、人気のないところではあるが)
その為、会えれば人気のない場所に移るとすぐに行為へとなだれ込み、ただ性処理と一時の快楽だけを求めるだけのものと二人の関係はなってしまっていた。
だから、以前のように愛を語り合ったり時間の許す限り愛し合うという事が出来なくなってしまっている。
それでも井上さんは、誘惑して文句も言わず身体を僕に委ねてくれた。
ただ、1つ気がかりな事は、「可愛がって」とか「愛して」という言葉を使わなくなった事だろうか。
今では、「遊んで」という言葉ばかりだ。
いつごろから言わなくなったのかははっきりと覚えていない。
だが、それは些細な事さ…。
僕は、頭に浮かんだ疑問をそう片付けるとゆっくりと井上さんにキスをして抱きしめた。
ここ三日ほどご無沙汰だからだろう。
僕はすごく興奮し、貪るように井上さんの身体を求めた。
井上さんも久々の行為に興奮しているらしい。
すごく身体が熱く、貪欲に求めてくる。
だがその時、僕を呼ぶ声がした。
「ライ~っ…どこにいるの?」
カレンだ。
僕の恋人であり、戦いのパートナーである彼女。
今、僕と一番一緒に過ごす事の多い女性。
まだプラトニックな関係ながら、僕は戦場での不安や恐怖を彼女から癒してもらっているような気さえしていた。
僕は、カレンへの後ろめたさもあり、井上さんから離れると服の乱れを直し始めた。
行為を中断され、不機嫌そうな表情を見せる井上さん。
だが、それでも腕を伸ばして僕を行かせまいとする。
「いやぁんっ…。遊んでよぉ…ライくぅん…。私、我慢できないよぉ…」
その甘えた物言いも普段なら可愛いと思うのだが、今の僕は欲求不満でイライラするだけだった。
その為、心にでもない事を言ってしまう。
「そんなに我慢できないんなら、他の人に遊んでもらえばいい…」
言ってしまって…しまった…と思ったが、もう後の祭り。
「え?!」
井上さんの動きが止まる。
まるで蝋人形のように時が止まっているかのようだ。
「本気で言ってるの?…ライくん…」
さっきまでの妖艶さは姿を消し、まるで独り言のようにボソボソとそう呟く。
その時、再度僕を呼ぶカレンの声。
「ライ~っいい加減にしなさいよぉ~っ。時間ないんだからねぇ~っ」
その声が、僕を急き立てる。
「ねぇ…本当に…本当に、そう思っているのっ…」
しがみついて僕に必死に聞いてくる井上さん。
うざいな…。
余裕のない僕は、そう思ってしまう。
そして、僕は彼女を傷つける言葉を無意識のうちに言ってしまっていた。
「僕も我慢してるってのに…。そんなに我慢できなきゃ、他の男と遊べよ」
井上さんは、その言葉を夢遊病者のような表情で聞いていたが、くすっと笑うとふらふらとその場から立ち去っていった。
僕は彼女を傷つけた事を後悔したが、気まずさとカレンの方に気を取られてしまい、ただ見送る事しか出来なかった。
-やっぱり捨てられたね……。
ワタシのココロの中で、もう一人の私が笑いながら言う。
お弁当の事件以来、私の中に現れるもう一人の私。
その言葉をぼんやりと聞くホントウのワタシ…。
ワタシは…カレにとって何だったのだろう…。
-そりゃ、貴方が自ら言ったでしょ…都合のいい女でいいって…。その程度なのよ…貴方の価値は…。
ワタシの疑問に、もう一人の私が嘲笑しながら答える。
そうなのかな…。
-そうなのよ…。さあ…受け入れなさいな…現実を…。
ゲンジツ?
-そう…彼の言った事を…。
らいクンのイッタコト?
-身体が疼いて我慢できないんでしょ?
ウン…ガマンできない…。
-じゃあ…彼の言ったとおり、他の男と遊んで解消すればいい…。
イヤだよぉ…。らいクンじゃなきゃ…。
-でも、彼が言ったのよ…。淫乱な貴方には、それがお似合いって…。
あ…。
ガタガタとココロが揺れる。
熱く火照った身体が私のイシを溶かしていく。
-ほら…向こうから男達が来たわ。さぁ、誘いなさいな…。いつも通り…ライくんにするように…。
イ、イヤァ…。
-でも…我慢出来ないでしょ?
ああああ…。
イヤナノニ…。
らいクンジャナキャ…イヤナハズナノニ…。
デモ…モウ…イイヤ…ラクニナロウ…。
ツカレチャッタ…。
そう思った瞬間…すごく気持ちが楽になっていた。
あの倉庫での井上さんとの言い合いの後、彼女とは連絡が取れないでいた。
最後の抵抗を試みるブリタニア残党の討伐の為、忙しかったのと連絡しても電話が繋がらなかったためだ。
そして、ほぼ黒の騎士団が九州を掌握し、やっと落ち着いて動く事が出来るようになると僕は真っ先に井上さんに会う事にした。
いやな予感が頭から離れず、不安が湧き上がっていたから…。
連絡が取れなくても彼女がいる部隊はわかっていたからそこに向かう。
久々に会う彼女は、心配していたほど落ち込んではいなかったし、元気そうだった。
「ライくん、久しぶりだね。げんきだった?」
「あ…はい。井上さんも元気そうですね…」
くすっ…そう笑うと井上さんは僕を見つめる。
「そうでもないわよ。まぁ、カラ元気も元気のうちかな…」
そう答えると明るく笑う。
まるで別人のように…。
つられて僕も笑っていた。
「ところで、今日は、どうしたのかしら?」
ひとしきり笑った後、井上さんが用件を切り出してくる。
「あ…ちょっと話が…。よかったら、夜にでも会えませんか?」
「いいわよ。じゃあ、21時に私の仮で借りている部屋に来て…」
そう言うと住所と部屋番号を書いたメモを渡される。
「ご馳走作って待ってるわ…」
そういうと彼女は仕事に戻っていった。