最高最善を目指して   作:秋月 ヒカリ

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 時間を見つけてはちょこちょこ書き貯めていくスタイル。
 アンケートに皆さんご協力感謝です。今話迄で終了とさせていただきます。
 より良い物語を語れるように頑張ります。


覚悟の色はオレンジ!

 ~アリウス生徒会室~

 

 

 ーガガガガガッ!!ギンッ!ガキンッ!

 

 

 「ふむ。ソウゴは良い眼を持っているな!私の射撃と体術を、その剣?銃か?一本で良く防ぐ。これなら、もう少しギアを上げても良さそうだなァッ!!」

 

 「これでも鍛えてますからッ!最初から本気で来ないなんて、そんなに舐めてて良いのかよッ!俺は最初からクライマックスだぜッ!!…オォリャァーーッ!!」

 

 

 ーブォンッ!ズバッ!

 

 

 「カフッ!?…くっ…!舐めてるつもりはないさ。こういうのは様子見と言うんだ…!!それにしても、私以外の女の影がソウゴの動きから見えるのは…存外に腹が立つなッ!!」

 

 

 ーズガガガガガッ!!!!バキィッ!!

 

 

 「ゴッ!?…クッソ…。お前もアーマー抜いてくる組かよ…!?救いがあるなら、弾は防げるところだな…!その代わり、体術の一発が下手すりゃ、バルバラより重い…!!」

 

 「今は私とヤっているんだ…。他の女の話しはするなッ!私だけを視ろッ!!!!」

 

 

 ーズンッ!!……ドグシャァッ!!!!

 

 

 「ア……ガァアアアァァッ!?」

 

 

 一気に踏み込んできたかと思った次の瞬間には、腹にトラックでも突っ込んできたような衝撃が突き抜ける。

 そのままヒイロは腕を振り抜き、生徒会室の壁を破壊しながら外へ吹き飛んだソウゴを追って、自身も外へ躍り出る。

 

 

 「……ッ!?ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…!?…オエッ!?」

 

 「あぁ、すまないなソウゴ?お前が私を前に、他の女の事を考えるから、つい頭に血が昇ってしまったよ…。もう降参しないか?このままだと、私はお前をまだ痛めつけなくてはならなくなる」

 

 「…冗談…!俺はまだ負けてねぇ…!お前にッ!ヒイロに何も教えてやれていないッ!!」

 

 

 強制的に変身が解かれなかったのが、不思議なくらいのダメージを負ったソウゴ。しかし、気力と意地で立ち上がりジカンギレードを構え直す。

 

 

 「…そうか。しかしな、ソウゴ?その様で何が出来る?私は示せと言った筈だ…。どれだけ吠えようとも、今の私にその程度では、全く何も響いてこないぞ?ソウゴ?」

 

 「それに関しては申し訳ないな…!ほんと、情けない所しかキヴォトスに来てから見せられてないや…。けど、それでもッ!!俺は情けなくても!泣きながらでも前へ進むッ!!それが俺の決めた生きる道だからッ!!」

 

 

 『なら、その覚悟を先ずは勝って示さないとな!』

 

 

 突然、ソウゴの頭の中に声が響いたかと思うと、手の中に1つのライドウォッチが握られていた。

 

 

 ガイム!

 

 

 「ガイムのライドウォッチ…?なら、今の声ってまさか…!?」

 

 『お前の覚悟は伝わってきたぜ。次はその力でお前だけの花道を見せてくれよ?』

 

 (あ…。はいっ!!視てて下さい、俺のステージをッ!!)

 

 『頑張れよっ!』

 

 

 ガイムライドウォッチを握り締め、身体の中から湧いてくる新たな力を燃やし、改めてヒイロに宣言する。

 

 

 「ヒイロ、ごめん。さっきまでは、君に何も伝えられなかった」

 

 (…なんだ?ソウゴの纏う圧と雰囲気が、変わった…?)

 

 「此処からが本当のクライマックスで、俺と君とのステージだッ!!」

 

 

 ーガイム!

 

 

 ウォッチを起動し、ライドオンリューザーのロックを解きD’3スロットへガイムライドウォッチを装填する。

 そして、勢いよくジクウサーキュラーを回転させる。

 

 

 ーアーマータイム!ソイヤッ!ガ・イ・ム~!

 

 

 ガイムアーマーが展開され、ジオウへ装着されていき、最後に“ガイム”の文字が顔に収まると、そこには仮面ライダージオウ ガイムアーマーが誕生した。

 

 

 「祝いなさい!!」

 

 「あ、やっぱりマトイが祝うんだ」

 

 「祝いなさい!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来を知ろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ ガイムアーマー!…まず一つライダーの歴史を継承した瞬間である!……ツムギ様ぁ~っ!

 

 「何故マトイが祝うんだ…?というか、いつの間に部屋を抜け出したんだ…?」

 

 「これには事情があるんですっ!!私の事はいいですから、ソウゴさんっ!サクッと勝って下さいっ!」

 

 

 マトイはヒイロの疑問に顔を真っ赤にして誤魔化し、ソウゴに無茶振りをして校舎の中へ避難していった。

 ソウゴはマトイの無茶振りに答えるように、大見得をきる。

 

 

 「あ、花道で~っ!オン・パレードだ~っ!」

 

 「まぁいい。姿が変わっただけではないことを祈るよ」

 

 「行くぜッ!」

 

 

 ソウゴは大橙丸Zを両手に構えて、ヒイロに斬りかかる。ヒイロは時には手に持ったARや、持ち前の体捌きで躱すが次第に余裕が無くなってくる。

 

 

 (なんだ…!?さっきまでの動きと、明らかに違う!?両手の剣の使い方もそうだが、何よりも距離が離せない…!?)

 

 「ふッ!はッ!…ゼエェェイッ!!」

 

 「ッ!ウグッ!?」

 

 

 遂に、ヒイロへ渾身の一撃を叩き込むことに成功したソウゴは必殺技の構えに入る。

 

 

 ーフィニッシュターイム!ガイム!

 

 

 「この一撃に俺の想いを全部乗せるッ!ヒイロッ!未来を創るのは、君を含めた皆の想いだッ!!決してその未来は、祈りは、虚しくなんかないッ!!」

 

 

 ースカッシュッ!タイムブレークッ!

 

 

 「ハアアァーーッ!!」

 

 

 オレンジ色の斬撃を飛ばすと、それに当たったヒイロはオレンジ型のエネルギーに包まれる。

 

 

 「ッ!?」

 

 「セイ、ハアァーーッ!!」

 

 

 そのエネルギー体を大橙丸Zで切り裂くと、輪切りのオレンジが飛び散り、中からヒイロが崩れ落ちる。

 が、確りとソウゴが抱き止め抱え上げる。いわゆるお姫様抱っこだ。

 

 

 「……こんなに完膚なきまでに叩きのめされたのは、初めてだよ。…ソウゴ、私に可能性を示してくれて、ありがとう…。やはり、君は私の光りだ」

 

 「どういたしまして。…じゃ、皆のところに戻ろうか?」

 

 「そうだな。すまないが、このまま運んでもらってもいいかな?」

 

 「お任せをっ!お姫様?」

 

 「ふっ、そんな柄じゃないが…。ソウゴになら、そういう扱いも悪くないな」

 

 

 傷だらけの2人の顔には穏やかな笑みが浮かんでいて、ヒイロの心には暖かな熱が灯って揺らめいていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~アリウス地区 路地裏~

 

 

 「ふむ。この身体に馴染むには、もう少し時間が必要そうですね」

 

 

 薄暗い路地裏に一人佇む影が呟く。

 

 

 「丁度よく戦闘が起こっていたお掛けで、慣らし運転も出来ましたし。結果は上々…。これからゆっくりと、貴女の精神を蝕み、乗っ取り、僅かな自我を残した状態で全てを目の前で壊してあげる…。それまで、楽しみなさいね?…ベアトリクス」

 

 

 不穏な雰囲気が路地裏より霧散し、ベアトリクスは我に返る。

 

 

 「…あれ?私、なんでこんなところに…?さっきまで戦闘していた筈なのに…。おかしいなぁ…?」

 

 

 ぼんやりとした頭で考えるも答えは出ず、頭を押さえていると、放送が流れる。

 

 

 『アリウス地区で戦闘を行っている、全ての者に注ぐ。アリウスとユスティナは和解した。現時刻をもって、全ての戦闘行為を停止し、アリウス学園へ集結せよ。…繰り返す。アリウス地区でーー』

 

 「ソウゴ兄様…!勝ったんですね!今すぐそちらへ向かいますっ!」

 

 

 何も知らない無垢なる少女は人知れず、邪悪に呑まれようとしているが、それを知るのはまだ先であるーーーー。




 次回、最高最善のハッピーエンドはーー


 「私を抱け!ソウゴ!」

 「「「は?ソウゴ(さん、兄様)…?」」」

 「なにそれ知らん…。恐っ…!」

 「アリウスは新たな王を迎える」

 「みんなのアイドル~!ミーたんだよっ!」

 「お前、マジでキャラ定めろよ」


 こんな話しかな~……?たぶん!!
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