最高最善を目指して   作:秋月 ヒカリ

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 更新速度……。予定では後2、3話でユスティナ編終わる筈…!

 遅くなりましたが、続きをどうぞ!


ライダーと変身と少女と家族

 ~トリニティ統合学園 ティーパーティー~

 

 

 「…そのような者が記念聖堂に潜伏しているのですか」

 

 「えぇ、今から家族を取り戻すために我々は聖堂へ向かいます。生徒会長、すみませんが事が終わるまで子供達をよろしくお願いします」

 

 「はい、お任せ下さい。それと…御武運を」

 

 「ありがとうございます。では、行って参ります」

 

 

 翌日、現生徒会であるティーパーティーに赴き、ベアトとトリニティに起きている事を簡潔に伝え、子供達を預かってもらうように頼んでいた。流石に戦場へ子供達を連れて行く事は出来ない。

 

 

 「…よし。じゃあ、行くぞ皆!」

 

 「「「「「はいっ!」」」」」

 

 

 

 

 

 ~記念聖堂内 祭壇前~

 

 

 『……おや、もう嗅ぎ付けましたか。時の王者でしたか?なかなか侮れないようですね…。この身体を十全に扱うにはもう少し時間が欲しいですね』

 

 

 祭壇に腰掛け、ベアトリクスの姿で思案するベアトリーチェ。まだ検証も済んでいませんが、あの力(・・・)を使ってみますか…。まだ制御は出来ませんが、時間稼ぎには使えるでしょう。

 

 

 『精々足掻いて見せなさい。私を愉しませて下さいね?』

 

 

 

 

 

 ~記念聖堂前~

 

 

 「何だ、これ…?」

 

 「キシャーッ!」

 

 

 聖堂前に到着した俺達を出迎えたのは、ベアトリーチェではなく辺り一面を覆い尽くす程のインベス(・・・・)の群れだった。

 

 

 「インベスが何でこの世界にいるんだ!?あり得ない…!?」

 

 「ソウゴ、コイツらが何なのか知ってるのか?」

 

 「あぁ、コイツらはインベスっていって、仮面ライダーガイムの世界に存在するモンスターだ」

 

 「なぜ異世界のモンスターがここに…?」

 

 「理由なんてどうでもいいよ。…邪魔するなら全部ぶちのめして、先に進むだけでしょ。違う?」

 

 「そうだな、その通りだ。そしてあちらが別の世界の存在なら、こちらも別の世界の力を借りるまでだ」

 

 

 ソウゴの叫びにシオリが尋ね、ミツキとヒイロが静かに戦闘態勢に入る。その姿に確かにその通りだと頷き合い、2人の隣にマトイ、シオリ、タツキが並び立つ。

 

 

 「皆、やり方は覚えているな?」

 

 「はい、問題ありません」

 

 「いつでも行けるぞ」

 

 「…やれます」

 

 「うん、ブチかましてやろう」

 

 

 ーブレイドッ!

 ーゴーストッ!

 ーアギトッ!

 ーエグゼイドッ!

 ーデンオウッ!

 

 

 それぞれがライドウォッチを起動すると、各々の腰にベルトが巻かれる。そして、それぞれがポーズやガジェットを構え一斉に変わるための言葉(・・・・・・・・)を叫ぶ。

 

 

 「「「「「ー変身ッ!!」」」」」

 

 

 ーturn up!

 ーレッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!

 ー(アギト変身音)

 ーマイティジャンプ!マイティキック!マイティ・マイティアクション!X!

 ーソードフォーム!

 

 

 「私は、運命と戦うッ!」

 

 「命…燃やしますッ!」

 

 「ベアトが貴様らの手にあるのなら…私達が取り戻すッ!」

 

 「心が踊る…。ノーコンティニューで、クリアしてやる…ッ!」

 

 「俺ッ!!参上ッ!!」

 (最初っからクライマックスで行くよ。モモタロス!)

 

 

 マイティ達は自分達に力を貸してくれたライダーに変身し、気合いと共にそのままインベスの掃討に移る。ライダー少女の姿で(・・・・・・・・・)

 事前に力の使い方を先輩ライダーズからレクチャーされ、一度変身していたが、何故かライダー少女の姿になっていた。それでも、スペックは変わらないので気にはなったがスルーした。……ライダー少女の姿は皆さんの心の中でご想像下さい。

 

 

 「やっぱり俺の嫁さん達は頼りになるな!それじゃあ俺もっ!変身ッ!」

 

 ーソイヤッ!ガ・イ・ム~!

 

 「ここからが俺達のステージだーーーッ!!」

 

 

 ソウゴもガイムアーマーに変身し、インベスの掃討に向かう。

 

 

 ~マトイ視点~

 

 

 「数だけいたって…ッ!!」

 

 ーガンガンセイバー!

 

 「やあぁぁぁッ!!」

 

 「グルゥッ!?ガアァァッ!?」

 

 

 ガンガンセイバーを呼び出し、ブレードモードでインベス達を切り裂いていくマトイ。だが、一体ずつは弱くとも数は厄介で倒しても倒してもキリがない。

 

 

 「それなら…!」

 

 ーア~イ!バッチリミナ~!バッチリミナ~!……カイガンッ!…ムサシ!決闘!ズバット!超剣豪!!

 

 ーダイカイガン!ガンガンミナ~!ガンガンミナ~!……オメガスラッシュ!

 

 

 「ハアァー…ッ!命、燃やしますッ!!セイッ!ヤッ!タアァァッ!!!!」

 

 「ギイィィィィィィッ!?」

 

 

 ムサシ眼魂でフォームチェンジし、ガンガンセイバーの必殺技で周囲のインベスを一掃する。

 

 

 「…これが命の輝きです!」

 

 

 ~シオリ視点~

 

 

 「人間でないのなら、手加減はいらないな?全力で行くぞッ!!」

 

 

 シオリは初手でクロスホーンを開き、右足にエネルギーを集中させる。エネルギーを集中し終え跳躍し、インベスの群れへライダーキックを叩き込む。

 

 

 「ハアァァ…ッ、フッ!……ハアァァァァッ!!!!」

 

 「ギイィィアアァァーッ!?」

 

 「フゥゥー…。」

 

 

 残心をとり、アギトの力に感嘆の声をあげる。

 

 

 「ふむ、このアギトの力は凄まじいな。現役を退いてからは、ソウゴとの鍛錬でしか力を振るっていなかったからだろうが……久し振りの戦闘で昂っている。今だけは母でも妻でもなく、戦士として貴様らを葬ろう」

 

 

 シオリはオルタリングの左側のスイッチを押し込み、リング中央の賢者の石よりストームハルバードを引き抜き、『超越精神の青(ストームフォーム)』へと姿を変える。

 

 

 「グオゥルァッ!!」

 

 「怪物が勇敢にも挑んでくるか…。だが、言った筈だぞ。加減はせんとな」

 

 

 数匹のインベスが襲い掛かってくるが、軽い身のこなしであしらいつつ群れの中へ蹴り戻すと、ストームハルバードを高速回転させ始める。

 するとそこから突風が発生し、群れを包んでいく。

 

 

 「オォォーーーッ!!」

 

 ーハルバードスピン

 

 

 必殺技を叩き込み、断末魔も残さず爆散させる。

 

 

 「ふう…。まだまだ数はいるな、手早く倒しながら先に進むとしよう」

 

 

 周囲のインベスを切り裂きながら、シオリは進んで行く。

 

 

 ~ヒイロ視点~

 

 

 「ウェーーイッ!!」

 

 

 次々にブレイラウザーで敵を斬り伏せ、数を減らしていくヒイロ。それでも視界を埋め尽くす数にヒイロふ舌打ちをする。

 

 

 「ちっ!斬っても斬っても数が減らんっ!……しかも何故か掛け声がウェーイと変換されるし。これ呪いの装備とかじゃないよな…?」

 

 

 そう独り言ながらも数を減らしていく。

 

 

 「ええいっ!埒があかんっ!いい加減このライダーの能力を使わせてもらうか。確か…こうだったな」

 

 

 ースラッシュ!サンダー!…ライトニングスラッシュ!

 

 

 ブレイラウザーにスラッシュとサンダーをラウズさせる。すると、刀身に稲妻が帯電し始め“ライトニングスラッシュ”が発動する。

 

 

 「…ウェーーイッ!!!」

 

 

 相当数のインベスが巻き込まれ爆散するも、まだまだ数はいる。続け様にカードをラウズする。

 

 

 ーキック!サンダー!…ライトニングブラスト!

 

 

 「ウェーーイッ!!!!」

 

 

 掛け声に関して段々と自棄糞になりながら、更に複数のインベスを爆散させる。

 

 

 「あぁっ、くそっ!能力は凄まじいが、掛け声が気になるっ!?」

 

 「グルァーッ!!」

 

 「喧しいッ!!」

 

 「ギャアーーッ!?」

 

 「…この際、掛け声はもういい。だが、貴様らには八つ当たりをさせてもらうぞっ!!」

 

 

 ーアブゾーブクイーン!フュージョンジャック!

 

 

 ヒイロはそう宣言するとラウズアブゾーバーへカードをラウズし、ジャックフォームへチェンジする。

 

 

 「フッ!」

 

 

 背中の翼を展開し、空中へ飛び立つ。そして改めてカードをラウズする。

 

 

 ースラッシュ!サンダー!…ライトニングスラッシュ!

 

 「ハアァァ…ッ!ウェーーイッ!!!!」

 

 

 滑空しながらインベスの群れを斬り伏せ、爆散するそれを背景に着地する。

 

 

 「…少しは気が晴れたが、まだまだ付き合ってもらうぞ?」

 

 

 ヒイロはその勢いのまま次の獲物を狩りに走る。

 

 

 ~タツキ視点~

 

 

 「雑魚がッ!!数だけは多いなッ!…早くベアトちゃんを助けなきゃいけないのに…ッ!!」

 

 「ゲッゲッゲッゲッゲッ!!」

 

 「…お前、今私を笑ったか?」

 

 「グルァ?」

 

 「…ラァッ!!」

 

 「ゲギョッ!?」

 

 「必死に家族を救おうとする、私を笑ったな?…貴様らの運命は私が決めた。化物共に相応しいエンディングを見せてやる…!」

 

 

 ーゲキトツ!ロボッツ!

 

 

 「大・大・大変身ッ!!」

 

 

 ーレベルアップ!…ぶっ飛ばせ!突撃!ゲキトツパンチ!ゲキトツロボッツ!

 

 

 インベスの群れにベアトを救う時間を浪費させられ、焦りと苛立ちに心を乱されていたタツキ。その姿を見て偶々笑っていたインベスに、我慢の限界を迎え八つ当たり気味に殴り飛ばしレベルアップする。

 ロボットアクションゲーマー レベル3にレベルアップし決め技を発動させる。

 

 

 ーキメワザ!…ゲキトツ!クリティカルストライク!

 

 

 「オォォ…ッ!ラァァァーッ!!」

 

 「ピギャアーーッ!?」

 

 

 ゲキトツスマッシャーを叩き込み、インベスを一掃するもタツキの表情は優れない。先程までの自分の荒れようを思い出しながら、ポツリと吐き捨てる。

 

 

 「私は…やはり、そう簡単には本質は変わらないか…。ソウゴさん、ヒヨリちゃん…。」

 

 

 大切な家族の顔を思い浮かべ、自らに渇を入れ直しす。先ずはベアトちゃんを取り戻す方が先だ。自分の悩みは全て終わってからだ。

 

 

 「絶対助けるからね、ベアトちゃん…っ!」

 

 

 タツキは気を引き締め直し、聖堂を目指し走りだした。

 

 

 ~ミツキ視点~

 

 

 「へへっ!い~じゃん、い~じゃん、すげ~じゃんっと!」

 (メチャクチャご機嫌じゃん?どしたの?)

 

 「そりゃお前、久し振りの大暴れタイムだからな!テンションも上がるってもんよっ!」

 (私の身体を使ってるってこと、忘れないでよ?)

 

 「分かってるって~の!…おりゃぁっ!」

 

 「ギャッ!?」

 

 「へっ!雑魚ばっかりでつまんねーなぁ…。」

 (ちょっと!油断してると……)

 

 「ガアァァッ!!」

 

 「あ痛ぁーっ!?テンメェ…っ!後ろからいきなり攻撃してくるとか、卑怯だぞッ!」

 (はぁ…。私、ハズレのライダー引いたんじゃない?悲しくなってきた…。)

 

 「ゲッゲッゲッゲッゲッ!!」

 

 「誰がハズレだッ!誰がッ!?テメェも何笑っていやがる!?…いいぜ、なら見せてやるよ。俺のカッコいいとこをなぁっ!!」

 

 

 ーフルチャージ!

 

 

 インベスには笑われ、ミツキにはハズレ扱いされたモモタロスは頭に血が登りライダーパスをターミナルバックルにセタッチする。すると、フリーエネルギーがチャージされていきデンガッシャーソードモードへ集まる。

 

 

 「行くぜッ!久し振りの俺の必殺技ッ!パート2ッ!!オラァーッ!!」

 

 「グルァーーッ!?」

 

 

 オーラソードがデンガッシャーの先端から発射され、インベスの群れを横凪ぎに斬り伏せていき、最後に上空から真っ直ぐ振り落とす。

 インベスを一掃してミツキへ、ドヤ顔で自慢しだす。

 

 

 「どーよっ!俺様の実力、分かったか?ミツキ~!」

 (ハズレって言ったのは謝るけど、そんだけやれるなら最初からやってよ!早くベアト助けたいんだから!)

 

 「あぁ~…。悪かったって…!んじゃぁ、仕切り直しまして…。イクぜ、イクぜ、イクぜぇッ!!」

 

 (先輩?僕達にも代わってよ?)

 

 (桃の字!真面目にやらんかいっ!)

 

 (モモタロスばっかりズルい~!)

 

 (あぁ~!もうっ!いいからさっさと進んで~っ!)

 

 

 ミツキはイマジン達に振り回されながらも、聖堂へと急ぐのであった。

 

 

 ~ソウゴ視点~

 

 

 「やっと辿り着いた…っ!!待ってろよ、ベアト!直ぐに助けるからな!」

 

 

 やっとの思いで聖堂へ辿り着いたソウゴ。扉を開け、中へ入ると祭壇の前でこちらに背を向け、佇むベアトが居た。

 

 

 「ベアトっ!!助けに来たぞっ!!」

 

 「ふふっ…。助けに来た?面白いことを言いますね?」

 

 「……ベアト?」

 

 「ベアトリクスはもういません…。今の私はーーー」

 

 

 ゆっくりとベアトリクスはこちらへ振り返る。

 

 

 『ベアトリーチェです。初めまして、ジオウ。ここまで急いで駆け付けたようですが、一足遅かったですね?』

 

 「おい…ベアトはどうした?」

 

 『あら、目の前に居るではありませんか?私とあの娘は平行同位体。別世界線とはいえ、私もベアトリクスですよ?ほら、愛する妻が目の前に居るのです。もっと喜んだらどうです?』

 

 

 こちらを小馬鹿にした言い回しで答えるベアトリーチェに、ソウゴの怒りは限界を迎える。

 

 

 「……ベアトリーチェェーーッ!!!!

 

 『あらあら、妻に見せる顔ではありませんよ?まぁ、いいでしょう。私の目的のために貴方は邪魔です。愛する妻の手であの世に送ってあげましょう』

 

 「お前が妻を名乗るなぁッ!!」

 

 『では、始めましょうか?』

 

 

 ベアトリクスを取り戻す戦いが幕を開けた。

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