最高最善を目指して   作:秋月 ヒカリ

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 気が付けばいつの間にか40話超えてた…。
 そして私の拙い作品に多くのお気に入り登録をしてくださっている方々……良ければ最期までお付き合い下さい!

 読んで下さっている貴方に、心からの感謝を!


Who are you?

 ~2019年 冬 アビドス~

 

 

 「うへ~…。アビドスにも雪は降るんだよね~…。寒いよ~…。」

 

 「ひぃん…。カイロ貼ってるのに寒すぎるよ~!ホシノちゃん暖めて~!」

 

 「わぷっ!?……うへ~…。ユメ先輩、私をカイロ代わりにするのは止めて下さいよ~…。」

 

 「ほわ~…。ホシノちゃん暖か~い…。」

 

 「話し聞いてます?」

 

 

 時は流れてアビドスにも冬がやって来た。雪の降る中、今日も学校へ通うユメとホシノ。

 

 ユメは寒さに耐えられずホシノをカイロ代わりに持ち上げ、胸の前に抱いている。

 ホシノはユメの胸に頭を埋まらせながら、抗議の声を上げるも為すがままとなっている。

 

 

 「それにしてもホシノちゃん?随分イメチェンしたよねぇ~?可愛いホシノちゃんが、スーパー可愛いホシノちゃんになっちゃったよ~♪」

 

 「なんですかそれ…。ちょっと髪を伸ばしてみただけじゃないですか?」

 

 「ううん、それだけじゃないよ?私とはいつも通りだけど、アイちゃん達やサオリちゃん達、同級生や年下とお話ししてる時はすっごく柔らかい喋り方をするようになってるよ?雰囲気も柔らかくなってるし」

 

 「自分ではあまり実感がないですね…。でも、そうですね。そうなってるなら、きっと良い出会いがあったお陰ですね」

 

 「そうだね~。…本当にちょっと前までは二人だけの場所だったのに、いつの間にか沢山の出会いがあったもんね…。」

 

 「はい。もしかしたら、こうして歩いていたらまた新しい出会いがあったりするかもですね?」

 

 「あはは!流石にそんな事は……あれ?」

 

 

 薄暗い路地裏にユメは何かを見付ける。

 

 

 「ホシノちゃんホシノちゃん!路地裏に誰か居るみたい!」

 

 「え?何処ですか?私には柔らかいお山しか見えないのですが…。」

 

 「もうっ!ホシノちゃんのエッチっ!ほら、あっち!」

 

 「え?これ、私が悪いんですか…?」

 

 

 ホシノを胸に抱えたままのユメはその体勢のまま、ホシノ事身体を路地裏へ向ける。

 

 

 「確かに誰か居ますね…。子供…?」

 

 「大変っ!助けなきゃっ!」

 

 「ちょおっ!?ユメ先輩!先ずは私を降ろして!離して!」

 

 

 ぶらんと、ユメの胸に挟まれたままのホシノは一緒に人影へ近寄る。人影は小さく、幼く見える。

 

 段々と近付くにつれ人影がハッキリしだす。どうやら、気を失っているらしい。

 

 

 「ん~…しょっと!やっと解放された…。君、大丈夫…って、え…?」

 

 「え、あれ?ど、どうしてシロコちゃん(・・・・・・)がこんなところでボロボロになってるの…!?」

 

 

 二人の見付けた人影はシロコにそっくりで、驚きで固まる。

 

 

 「う~すっ!ユメ先輩!ホシノ!おはよ~!…って、どしたん?そんなところで固まって?」

 

 「ま、マイ…!シロコちゃん!シロコちゃんが…!」

 

 「ちょっと!?落ち着きなってホシノ!?何、シロコちゃんがどうしたって?」

 

 「マイ?どうしたの?」

 

 「いや、それがシロコちゃんがどうのって要領を得なくて…。」

 

 「…アイちゃん、マイちゃん、ミイちゃん。お家にシロコちゃんは居た?」

 

 「?はい…居ましたけど、それが何か――」

 

 「じゃぁ、あの子は誰なの…?」

 

 

 アイマイミイの登場に詰め寄るホシノと、シロコが家に居るかどうか確認するユメ。

 ユメは答えを聞いて更に疑問を深める。その呟きに反応したミイが路地裏を覗いて、同じように固まる。

 

 

 「シロコちゃん…?え、だってさっき家を出る時に見送ってくれて…?な、なんで…。」

 

 「…アイ、家に電話!早くっ!」

 

 「う、うん!分かった…!」

 

 

 マイに急かされ電話をかけると、しばらくコール音が鳴って相手が電話に出る。

 

 

 『はい、絆です。どなたですか?』

 

 「もしもし、アイです!…え、あれ?シロコちゃん…?」

 

 『ん、いかにも私は完璧で究極のシロコ。どうしたの?寂しくなった?』

 

 「あ、この感じは本人だ…。だったらこの子は誰なの?」

 

 『本人?私は私しか居ない。まるで私が何人も居るみたいに言われても困る』

 

 「そ、そうだよね!ごめんね?変な電話しちゃって!またね、シロコちゃん!」

 

 『んっ!私の声が聴きたくなったら、何時でも電話して。またね』

 

 

 通話を終え、皆を見ると困惑は更に深まっていた。

 

 

 「と、取り敢えずこのままにもしておけないし、学校に連れていこう!」

 

 「そうだね。じゃぁ、この子は私がおんぶするね?よ…いしょっ!」

 

 「ユメ先輩大丈夫ですか?」

 

 「大丈夫だよ~!この子すっごく軽いもん。早く暖かい場所で寝かせてあげないと!」

 

 「そうですね、急ぎましょう!」

 

 

 突然現れたシロコそっくりの少女。困惑するアビドス生。果たして彼女は誰なのか?

 

 運命は静かに動き出す。




 短めでしたが、本編の更新でした。
 果たして謎の幼女?は誰なのか?さてさてどうなる次回!?
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