それでも良ければ読んでやって下さい!
~アビドス砂漠 戦闘後~
「……シロコォ~!!」
「ん、パパ!わたし…あぶっ!?」
「シロコォォォ~!大丈夫だったかぁ~!?ごめんな~!お父さん達間に合わなくて~!!」
「んんんっ!?パパ!苦しい!ギブっ!ギブっ!」
「貴方っ!シロコちゃんが落ちる!落ちるからっ!」
戦闘が終わり、シロコの元へ駆け付けたソウゴ達。ソウゴは特にシロコに思うところがあったらしく、シロコを抱き上げて強く抱き締める。
シロコは嬉しい気持ちよりも苦しさが勝ち、ソウゴの身体を何度もタップしている。
……あ、落ちた。
「貴方っ!落ちてる!?シロコちゃん、落ちちゃってるぅっ!?」
「シ゛ロ゛コ゛ォォォ~!!」
「駄目だ…。完全に暴走している…。」
「もう!兄様、めっ!ですよ!」
ーバッシィーーンッ!!
「ほげぇッ!?ベ、ベアトさん…。痛いッス…。」
「暴走してる旦那様を止める、愛の鞭です♪」
「音撃棒でのケツバットは飛ぶって…。」
そんな家族漫才を披露していると、メグリを連れてミサキとシロコが戻ってきた。
「とーさま!かーさま!」
「ダディ、チロコを助けられたんだね。良かった…。」
「ん、私はちゃんと信じてた。無事で良かっ…無事?」
「さっきまでは無事だったんだけどねぇ~?」
お互いの無事(内一名気絶中)を確かめあいつつ、話をしているとソウゴのスマホが着信を告げる。
「黒服から?どうしたんだ?…もしもし」
『やっと繋がりました…!ソウゴさん!ご家族はご無事ですか!?』
「え?おう、さっきまではブラッドスタークと戦ってたけど、何とか全員無事だぞ?」
『……やはり、貴方方を狙ってきましたか…!!ですが、ご無事なら良かった…。すみません…私も奴の襲撃に合って、連絡が遅れてしまいました…!!』
「黒服が襲われたって…!?どうして…!?」
『どうやら、私の動きは初めから読まれていたらしく…。敢えて今まで游がされていたようです…。情けない…!!』
「いや、取り敢えず黒服も無事で良かったよ。直ぐに戻るから、店で待っていてくれ。情報交換といこう」
『分かりました。お気をつけて』
そこまで話て通話を終える。
「貴方、黒服さんは何と?」
「ブラッドスタークに襲われたらしい。それで、俺達の事も心配して連絡をしてくれたみたい」
「…別に、あんな真っ黒黒すけに心配なんてされたくないです」
「こらっ!メグリ!貴女は何で黒服さんに対してはこう……」
「メグリ?どうしてメグリが、黒服をそんなに嫌がるのか分からないけど、自分の事を心配してくれる人を貶すような事は言っちゃ駄目だよ?」
「…はい。ごめんなさい…とーさま、かーさま…。」
「よしっ!取り敢えず、家に帰ろう。黒服もそこで待ってるから、詳しい話はそれからだ」
オーロラカーテンを開き皆でクジゴジ堂へ戻る。すると、とんでもない光景が飛び込んできた。
「こんな所にまで、ロイミュードが入り込んでるなんてッ!」
「カンナッ!店内では迷惑になる!場所を移そう!」
「はい!この…!大人しくしろ!」
「うひぃ~ん!?なんだよぉ~!?私は悪さなんかしてないのに!!」
「わぁ~!?ミクちゃん!?あの!カンナさん、その子は良い子なんですぅ~!!手を放して~!!」
「……なぁに、これぇ?」
オーロラカーテンを抜けたら真っ先に、カンナがミクを羽交い締めにしていて、それを必死に止めるユメというカオスな光景に、ソウゴ達は揃って宇宙猫状態になる。
しばらく固まっていると、此方に気付いたユメが声を掛けてくる。
「…あ!ソウゴさん!皆さん!帰って来られたんですね!お帰りなさい!」
「あ、うん。ただいま…。えと、この状況は…?」
「あ!ソウゴ!!助けてくれ~!!」
「「んっ!犬のお巡りさんっ!ミクは私達のペットっ!苛めないでっ!!」」
「……え?ペットっ!?シロコちゃん達何を言って……」
「あぁ~…。カンナちゃん、実はね?」
ーソウゴ説明中……
「……すみません!そんな事情があったとは知らず、ミクさんには失礼な態度を…!」
「本当だよっ!私はまだ一回も間違いを犯していない、清廉潔白なロイミュードだぞ!」
「でもミクちゃんいつも自分の事、悪い奴って言ってたような…?」
「黙らっしゃいっ!」
「ひぃんっ!?お尻叩かないでよ~!」
「いやぁ、しかしこうも普通の生活に馴染んでいるロイミュードがいるとは…。驚いたな…。」
「こっちとしては、喋るベルトがあることに驚きだよ」
「そう言えば、カンナちゃんはいつから仮面ライダーに?」
「つい最近です。ミクさんとは別のロイミュードに襲われている子がいて、その時に。なので、新米ライダーですね」
ミクの事を説明するついでに、ソウゴ達の事もある程度話し、カンナには仮面ライダーであることを打ち明けていた。
「ソウゴさん達が仮面ライダーだったなんて、正直驚きです…。でも、少し気持ちが軽くなりました。同じ秘密を共有する事が出来る方々がいるのは、心強い」
「ふふっ♪カンナちゃんが困った事があれば、いつでも相談に乗りますし、助けに行きます。遠慮なく頼って下さいね?」
「ありがとうございます。皆さんの胸をお借りします!」
「んっ!犬のお巡りさんと一緒で、私も新米ライダー!一緒にキヴォトスの平和を守る!」
「ええ、よろしくお願いします。…それと、そろそろカンナと呼んで欲しいのですが……」
「ん?んー…。分かった、カンナちゃん。私の事も特別に、チロコって呼んでもいいよ?最近はこの呼び名が定着しつつあるから、親しい人には限定で許すようにしてる!」
「えぇ、ではチロコさんとお呼びしますね?」
「ん、さん呼びは可愛くないから、ちゃんか呼び捨てがいい」
「あはは…。では、チロコちゃんで」
「んっ!これで二人はズッ友!湧いてくる!」
和やかに話をして、カンナやベルトさんと情報交換をしていると突然、店に置いている業務用冷蔵庫のドアが“内側”から開いた。
「…おや、皆さん。お帰りになられていたのですね。ふむ。雰囲気を察するに、粗方の話は済んでいる様子……これは出遅れましたね」
「冷静に分析してるとこ悪いけどお前、何処から出てきてんのっ!?」
「クックック…。サプラ~イズ!」
「とーさま!コイツ、○しましょう!今なら弱ってるから、私でもヤれますから!」
「落ち着きなさいメグリ!!…て、力強い!?」
「離してかーさまっ!ソイツ、○せないっ!!」
「「「メグリ…。強くなったね…。」」」(涙ホロリ…。)
「ミサキにシロコ!?そんな感動的な場面じゃないから!あ~!もう!最っ悪だぁ~!!」
次回に続く。
今後も番外編や幕間をちょくちょく更新しながら、本編更新を行っていこうと思います。
宜しくお願いします。