最高最善を目指して   作:秋月 ヒカリ

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 あんまり違和感のない入学理由にはなってる筈…!多分っ!

 シロコズを暴れさせるの楽し過ぎだろ…!


新入生はお嬢様!

 ~アビドス高等学校 廊下~

 

 

 「シロコちゃ~ん!待ってくださ~い!」

 

 「ん!シロコは二人いるからどっちか分かんない!」

 

 「ん!銀行を襲う!ノノミ、邪魔しないで!」

 

 「なんで銀行を襲うんですか!?借金返済のためとはいえ、駄目ですってば~!」

 

 「私は自分より強い者の言葉にしか従わないって言った!止めたければ私を倒してからにして!」

 

 「は~い。なら、シロコちゃんはお姉さんに勝てないから、お姉さんの言うこと聞いてねぇ~?」

 

 「んっ!?ホシノ、苦しい…!?マフラー掴まないで…!首っ!首がっ!」

 

 「ふっ、所詮は弱シロコ…。シロコ族の面汚し」

 

 「そっちのシロコちゃんもお説教だからねえ~?」

 

 「んっ!?私は何もしてない!お説教なら弱シロコだけにするべき!」

 

 「お友達を止めなかったんだから、同罪です」

 

 「はぁ、はぁ、はぁ~…。ホシノ先輩…ありがとうございます…。」

 

 「ノノミちゃんお疲れ~。いや~、シロコちゃん達はやんちゃ過ぎて困った困った~…。」

 

 

 息を切らせて駆け寄ってきたノノミに、ホシノは困り顔で労いながら、捕まえた二人のシロコがお互いをペチペチと叩いて罪の擦り付け合いをしているのを呆れ顔で眺める。

 

 

 「この子達のこの光景もだいぶ見慣れたねぇ~。仲は良いのに、直ぐ喧嘩するんだから~…。」

 

 「ん、仲が良いのは認める。けど、お互いに譲れないものがある時はプライドに賭けて決着をつける必要がある」

 

 「ん、仲が良いからこそお互いに引けない時がある。悲しき運命…。」

 

 「要はお互いにじゃれ合ってるってことだね~」

 

 「「そうともいう」」

 

 「二人共、自由過ぎますよー…。」

 

 

 はい。前振りが長くなりましたが、皆さん初めまして~♪私は、十六夜 ノノミといいます♪

 

 今年からアビドス高等学校へ進学し、同級生にシロコちゃん達とミサキちゃんがいます。

 

 入学に関しては、初めは私の勝手な罪悪感から始まったのですが、皆さんにそれを打ち明けたところ…。

 

 

 “え?ネフティスのお嬢様?あぁ~…だからどこか気品があったのか~。納得!”

 

 “アビドスがここまで廃れたのは、ネフティスが原因?いやいや、それより砂嵐が割合大きいでしょ。責任感じてもしょうがないって”

 

 “う~ん…。ノノミちゃんの言うことも分かるよ?でも、アビドスに入学する理由がそんな事(・・・・)なら、ここには来ない方がノノミちゃんのためになるかなぁ…。私は心の底からアビドスが好きって気持ちで、入学してほしいなぁ”

 

 “……ノノミちゃん。後悔したり、罪の意識に捕らわれたりするのは分かるよ?お姉さんにも似たような経験あるからさ~…。でも、だからこそ言うね。……自分を犠牲にするような考えや行動じゃ、自分も他人も何も救えやしないよ。……て、何頭を撫でてるんですかユメ先輩!…え?ホシノちゃんが立派になって感動した?先輩は私の保護者ですかっ!!”

 

 ““ん、ノノミは考えすぎのアホガール。胸にばかり栄養を付けるから、頭が足りなくなる。私達を見習ってほしい””

 

 “いや、シロコ達はどちらかと言うと今自分で言った頭が足りない方でしょ?”

 

 “は?ミサキは胸が足りないからって、僻むのは止めてほしい”

 

 “……オーケー。表出ろ、頭お気楽狼ども…!てか、あんたらも胸に関しては変わんないでしょうが!!”

 

 “ふっ…。私達は今からが成長期。来年には、ないすばでぃーになってる”

 

 “はいは~い。不毛な争いは止めようね~?お姉さん、怒っちゃうぞ~?”

 

 “““ホシノ/先輩だって全体的に足りてないでしょ!……あ…。”””

 

 “表出ろ小娘ども。キッチリ指導してやる。無事に帰れると思うなよ?”

 

 

 なんて、私を心配してくれて……あれ?後半、私貶されたり放置されてたような…?

 

 ま、まぁ、そんな皆さんの言葉で自分を見つめ直して、一緒に過ごす内にどんどん居心地が良くなって、居場所が出来て。

 

 気が付いたら、元々好きだったアビドスがもっと大切なものに成っていて……改めて入学したい意思を伝えたら、今度は笑顔で迎えてもらえました!!

 

 

 「……ふふっ♪皆大好きです♪」

 

 「うへっ!?ノノミちゃん!どうしたの?」

 

 「ノノミ!胸っ!胸がっ!息が出来な…!」

 

 「……私達が倒れても第三、第四のシロコが…!あ、無理。落ちる…。」

 

 

 約二名の状態に気付かないまま、甘えるモードに入ったノノミは三人に抱き着き、幸せそうに微笑む。

 

 ホシノは後輩の突然の甘えに、しょうがないなぁ~…。と、されるがままになる。

 ちなみに、シロコ達にはこれを罰としときますか。なんて考えて、放置している。ホシノはそれなりにスパルタなのだ。

 

 

 「…え、何この状況…。……見なかった事にしよ」

 

 

 偶々、通りがかったミサキはそっと踵を返した。




 ノノミの入学事情編でした!
 あんまり長くしたくなかったので省きましたが、ノノミのアビドス勢とのファーストコンタクトは、原作と一緒です。

 ただホシノに回り込まれた所は、シロコズにやられてます。

 ホシノに関しては、ユメ先輩が生存していて周りに信頼出来る大人も居ることで、精神的に健全に強化が入りました。
 その結果、格好は原作ホシノで自分の呼称は「お姉さん」になってます。
 当たり前に青春を送れているために、ちょっと年上ぶりたいお年頃のホシノちゃんなのでした~♪

 シロコズは仲が良いです。じゃれ合いで喧嘩をする程度には。
 波長が合うので、よく二人でつるんでいます。大抵は周りが振り回されます。
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