最高最善を目指して   作:秋月 ヒカリ

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 時期は逃してるけど、日常回を投下。未来にはこんな明るい日常があるってこと。


ちょっと未来のお話 Part3

 ~シャーレ オフィス~

 

 

 「お父さんとお母さんに贈り物をしたい?」

 

 「うん。11月22日は良い夫婦の日だって聞いた。大人の先生なら、良い案を出してくれないかなって」

 

 「すまない先生…。もう頼れるのは先生しか…!」

 

 「こんなことで土下座しようとしないでよ、サオリ!?」

 

 「サッちゃんは変なところでポンコツ入るよねー」

 

 「ん、将来変な男に捕まらないか心配になる」

 

 「そこは大丈夫でしょ?ダディの目が黒い内は、そんな輩近付かせないって」

 

 「パパは私達に過保護ですからね~。あ、先生お土産に持ってきたケーキ食べていいですか?」

 

 「君ら、本当に自由だね!?」

 

 

 姉妹6人でシャーレを訪れたサオリ達。数日後に迫った良い夫婦の日に何かを贈ろうという話になったのだが、中々良い案が出ず、親と同じ大人の先生なら良い案を出してくれないかという話になり、今に至る。

 

 

 「う~ん…。父の日や母の日なら、こういう物を贈ろうって思いつくけど…。夫婦の日に贈る物か~…。ん?」

 

 ─ヒソヒソ…。

 

 「やっぱり先生にも難しいかな?」

 

 「私達も考え無しだったかも…。先生、独り身だし…。」

 

 「ん…。いくら大人とはいえ、男女の仲の事を独り身の先生へ尋ねるのは、人の心が無かったかも…。反省…。」

 

 「それは、辛いですね…。苦しいですね…。先生にも幸せになってほしいです…。」

 

 「先生はとても良い人だから、その内きっと先生にも良い人が現れる」

 

 「?…なぁ、なんで独り身の人にこういった相談をするのが不味いんだ?」

 

 「サッちゃん/サオリ/サオリ姉さんは、そのままの純粋なままでいてね?」×5

 

 「??良く分からないが、分かった」

 

 

 ヒソヒソと内緒話をしているサオリ達の声は、先生にも確りと聴こえていた。

 

 内緒話を終えてこちらを見てくる絆姉妹は、優しい眼差しで先生を見ていた。(一名は良く分かってない目)

 

 

 「……いいもん。どうせ私はいつも、良い人なんだけどね~…?で終わる残念女だもん…。」

 

 「あ、ヤバ。聴こえてた」

 

 「ぐすっ…。えっと、贈り物の件だけどさ?シンプルに温泉旅行とかでいいんじゃないかな?夫婦水入らず的な感じで…。」

 

 「うん。それ、とっても良いかもっ!…後、先生ごめんね…?」

 

 「あっはっは~!何の事かな~?先生、分かんないな~!」

 

 「ん…。先生には後日きちんとお礼に来ます。あ、ありがとうございました…!」

 

 

 自棄気味に笑う先生に居たたまれなくなったシロコは、お礼を言って皆を引き連れてシャーレを後にした。

 

 …ごめん!先生!

 

 

 ──閑話休題──

 

 その後、なんやかんやで両親には温泉旅行券をプレゼントした。

 

 両親は物凄く喜んでくれて、三泊四日の旅行へ出掛けたのだが…。

 

 何故か帰ってきた際、母達は若返ったように艶々としていたが、ソウゴは逆に年を取ったように萎びていた。

 

 何かを察した娘達は『もしかしたら、姉弟が増える…?』と戦慄していたとかいないとか。

 

 ちなみに先生にはお土産の温泉饅頭をソウゴから手渡しに行ったところ、ほんの少しだけ妻達の夜に発するオーラと似た物を感じたとか…。

 

 ……先生の本能が覚醒するまで後───




 最後不穏な終わり方させましたが、この先生は覚醒しても……襲えませんッ!!

 良い人止まりな先生はどこまでも奥手なのです…。
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