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今回投稿分は短いです。
~シャーレ オフィス~
「あなた様、ソウゴさん、お茶を淹れましたので少し休憩にしませんか?」
「ワカモちゃん、ありがとう!休憩だぁ~!」
「ありがとう、ワカモちゃん。今日はタツキがシュークリーム持たせてくれたから、お茶請けに出そうか」
「「タツキさんのシュークリーム・・・!!」」
ある日のシャーレにて、ワカモちゃんがお茶を淹れてくれて、先生とワカモちゃんの二人が幸せそうな顔でシュークリームを頬張っているのを眺めている今日この頃。
俺たち三人が業務の合間に休憩を挟んでいると、アロナちゃんから声を掛けられる。
『みなさん!ここ数日間、シャーレに関する噂もたくさん広まってるみたいですし、他の生徒達から助けを求める手紙も届いています。良い兆候です!私たちの活躍が始まるということですから!・・・あと私にもシュークリーム欲しいです!』
「シュークリームどうぞ。・・・そうだねぇ、先生が着任してからは今のところはライダーとしての出動も落ち着いてるし。その分、猫探しとか日々の業務の書類仕事とか、比較的平和な物ばかりだしね」
「はい!毎日大量の書類の山を捌く仕事は、平和じゃないと思います!!」
「ですが、基本的にそれも私達と当番の方とで余裕をもって終わらせていますし・・・。やはり平和では?」
「でも毎日毎日、デスクワークはやだ!たまには身体を動かす仕事がしたい!」
『あ、でしたら丁度先ほど話した手紙の中に、ちょっと不穏なこんな手紙がありまして。これは先生に一度読んでもらった方が良いかなと』
「いや、不穏て・・・」
「ナイス、アロナ!なになに・・・?」
連邦捜査部の先生へ
こんにちは。私はアビドス高等学校の
今回どうしても先生にお願いしたいことがありまして、こうしてお手紙を書きました。
単刀直入に言いますと、今、私たちの学校は追い詰められています。それも、地域の暴力組織によってです。
最近までは、多少のいざこざはあれども、このようなことはなかったのですが・・・。
地元の方々も協力してはくれているのですが、襲撃の頻度があまりにも多く、補給が追い付いてません。
今はどうにか食い止めていますが、そろそろ弾薬や諸々の備蓄が底を突いてしまいます・・・。
それで今回、先生にお願いできればと思いお手紙を書きました。
先生、どうにかできませんか?
「え、めっちゃ不穏・・・。助けに行かなきゃ!」
『うーん・・・アビドス高等学校ですか・・・。昔はとても大きい自治区でしたけど、気候の変化で街が厳しい状況になっていると聞きました』
「そんなに大きいの?」
『どれくらい大きいかというと、街のど真ん中で道に迷って遭難する人がいるぐらいだそうです!あはは、まさか、いくらなんでも街のど真ん中で遭難だなんてあるんでしょうか・・・?さすがにちょっと誇張だと思いますが・・・』
「そうだよねぇ。さすがにねぇ・・・?」
「いや、割りとマジであり得るぞ?アビドスなら」
「『・・・え?』」
「人の生活圏内ならまず起こらないが、放棄された街外れの方だと見渡す限り砂だからな。年に何人かはそういう事故が起きる」
「『ほぇ~、そうなんですねぇ・・・』」
(分かってはいたけど・・・やっぱり、今のアロナちゃんにはあの頃の記憶は無いか・・・)
「・・・ソウゴさん?」
「っ!あぁ、いや、なんでもないよ!」
(なんだろう?ソウゴさんって、たまにアロナを見て物悲しそうな表情を見せる時があるけど・・・。そもそも、アロナ自体が私とソウゴさんにしか見えていないのも不思議だし・・・)
シャーレを奪還したあの日、アロナを初めて起動して今まで色んな人の前でアロナと会話をしてきたけど、声が聞こえるのも姿を認識できるのも私とソウゴさん以外にはいなかった。
・・・それに時々見せるソウゴさんの表情・・・。何か秘密があったり・・・?
「あなた様?どうかなさいましたか?」
「んーん!なんでもないよ!」
「そうですか・・・?なら、よろしいのですが・・・」
「で、どうする先生?行くのか、アビドスに?」
「・・・困ってる生徒がいるなら、行かない理由はありません!今すぐシャーレ初の出張です!!」
『すぐに出発ですか!?さすが、大人の行動力!かしこまりました!すぐに出発しましょう!』
「「『おぉー!!』」」
「いや、待てぇいっ!」
「うわ、びっくりしたぁ・・・。どうしました?ソウゴさん?」
「どうしました?じゃない!さっきも行ったとおり、今のアビドスは遭難する可能性もあるの!ちゃんと準備を万端にしてからじゃないと、出発は認めないからな!?」
「・・・なんかお母さんみたい」
「ん?」(暗黒微笑)
「なんでもないです!!」
「よろしい。各自今から準備して、出発は2日後の朝一にしよう。俺の方で連邦生徒会の方と、アビドスに連絡とかしとくから」
「あれ?ソウゴさんって、アビドスに知り合いがいるんですか?」
「ん?・・・あぁ、言ってなかったっけ?ほら、シャーレにエンジェル24と並んでクジゴジ堂ってあるでしょ?」
「ありますね」
「その本店がアビドス。んで、俺はそこのいわゆる社長で本宅になります。更に、アビドス高等学校には娘達も通ってるしね」
「聞いてないですよ・・・そんな大事なこと!」
「ごめんごめん。忙しくてその辺りのこと伝え忘れてたよ。後、最近はアビドスに帰れてなかったからね。さっきの手紙の内容も気になるし、しっかり準備はしておきたいからさ」
「そうですね、では、2日後に出発ということで」
ー2日後。
そしてアビドスの自治区に着いたものの・・・・・・
「・・・まさか、到着してすぐに砂嵐に遭遇して遭難することになるなんて」
「しかもご丁寧なまでに街のど真ん中でな・・・」
「あなた様、お身体は大丈夫ですか?」
「ごめん・・・ちょっとキツいかも・・・」
「しっかり準備はしたつもりだったが、下手に土地勘があると思って携行食料と水の量を見誤ったみたいだ・・・。すまない、先生・・・」
「気にしないでください・・・あんな砂嵐に遭うなんて、誰も想定できませんよ。それより、私の方こそ足を引っ張ってしまって・・・」
「あなた様は悪くありませんわ!」
「ワカモちゃんの言う通り、先生は悪くないさ。あの空き家の前で少し休憩しよう」
ワカモちゃんが先生を支え、空き家の影で膝枕し、休ませる。
俺も、経験を積んでもらうためにわざとオーロラカーテンを使用しなかったが、先生の状態を見て使用しようと決心した時に、声を掛けられる。
「・・・ん?パパ?」
「っ!その声は!」
バッと、声のした方を振り替えるとそこには・・・・・・
「パパ、私という者がありながら知らない女としけこんでるとか、許されない。私とも今すぐ✕✕✕で○○○○するべき!」
「・・・なんでお前はそんな娘に育っちゃったかなぁっ!?でも良かった!これで助かる!」
「ん。パパを襲う」
「襲うなぁーー!?」
そんなこんなでシャーレ初の出張はこんな感じで、ぐだぐだに始まった・・・。
ーとある場所にて電話が鳴り響く。
「はい。こちら○○・・・。ご依頼の電話かしら?」
受話器を取り、対応する人影は若い女性のようであるが、中折れのハットを目深に被り服装はまるで
そんな彼女は、口許に怪しげな笑みを湛えると電話口の相手に告げる。
「ふぅん・・・いいわ。その依頼、受けましょう。・・・ええ、必ず遂行してあげる」
彼女のその声に引き寄せられるように、部屋の影から三つの人影が顔を出す。
その面々を一度見渡すと、彼女は見得を切る。
「おやっさんの名にかけてね!」
ー今、アビドスの街に新たな風が舞い踊る・・・・・・
最後の探偵モドキの格好は、左 翔太郎を思い浮かべてください。
彼女はいったい誰なんだ・・・!?
次かその次には出るかも・・・?