今回は第7話!
前回はドライバーの設計図を盗まれたが今回は何が起こるのか?
楽しんでください!
―謎の空間―
ヴェル「あの時、役に立ってくれてありがとうございます。優平…」
優平「いえ…姉さんの頼みです。喜んで受けれましたよ。」
あの時…ドライバーの設計図を盗んだのは優平だった。優平は科学者の一人を殺して、変装し、IDカードを持って、中央科学研究所に侵入し、ドライバーの設計図を盗んでいた。
ヴェル「優平が回復していたおかげで爆刃さんを囮にドライバーの設計図を盗めた…爆刃さんにもお礼を言いたいですがろ捕まってしまっては本末転倒ですね!」
優平「僕は次は何をすればいいんですか?姉さん?」
ヴェル「貴方にはこれから、星空さんの所でドライバーの製作の手伝いをしてもらいます…いいですね?」
優平「はい!姉さんの為なら何でもします!」
ヴェル「ありがとうございます…優平…期待してますよ!」
ヴェルはそう言うとその空間から出ていく。優平もその空間から出ていき、星空 創始の元へと行く。
―中央科学研究所―
今日も今日とて暇を潰していた永遠は研究所をウロウロしていた。ふと、研究員の人達が忙しそうにしているのを見て気になって研究員の一人に声をかける。
永遠「どうしたんですか?今日、何かあるんですか?」
研究員「あぁ、永遠君。えっと…今日は立花 麗さんの誕生日なんです。だから、早く仕事を済まして研究員の皆で祝おうとしてまして。」
永遠「そうなんですね…所でなんで立花さんの誕生日を祝おうとしてるんですか?」
永遠は疑問に思い研究員の男性にそう聞く。研究員の男性は照れながらもその疑問に答える。
研究員「その…私達研究員は立花さんにお世話になってるんです。どんな怪我でも診てくれるし、徹夜などでろくにご飯も食べれない人にもご飯を作って持ってきてくれたりする世話焼きな人なんです。そんな人だから私達は尊敬してるんです。だから、恩返しのつもりで立花さんの誕生日を祝おうかと研究員の皆で一致団結しているんです。」
永遠「立花さんってそんな人だったんだ…俺も何かプレゼントでもあげようかな。ありがとう!頑張ってください!では!」
そう言うと永遠は去っていき、研究員の男性はその背中を見て、こう思う。
研究員(良い子だなぁ〜。私も頑張らないと!)
そう思いながら仕事を片付けていくのであった。
―中央鳳凰博物館―
航輝は一人、中央鳳凰博物館へと来ていた。それは…家族との思い出に浸るために…
航輝「ここに最後に来たのは10年前だったか?…あの時は楽しかった…妹はいつもこのティラノの化石を見てはしゃいでたっけな…」
航輝(懐かしい…だが…もうあの頃には戻れない。家族はもういないんだから…)
航輝は感傷に浸りながらその場から立ち去ろうとするがふと誰かが航輝の前を通り過ぎる。
その顔を見て航輝は驚きながらも声をかける。
航輝「ちょっと待ってくれ!」
航輝がそう言い、その少女は足を止める。その少女は不思議そうにしながら航輝の方を見る。
???「何?なにか用?」
その少女はおっとりとした雰囲気で航輝にそう言う。航輝は慌てたようにこう答える。
航輝「すまない…妹に似ていて…つい声を掛けちまった。」
???「妹?私とその妹は似てる?」
航輝「ん?あ…あぁ、似てる。白髪に赤色のメッシュとかもそうだし何より顔が…な?」
???「そう…なのね…ねぇ?貴方の名前…教えてくれる?」
その少女は航輝の名前を聞いてくる。航輝は自分の名前を言う。
航輝「俺は一ノ瀬 航輝だ。お前の名前は?」
???「私の名前はルナ…ただのルナだよ…月って意味なんだ。」
航輝はその少女…ルナの名前を聞いて綺麗で可愛らしい名前と思った。
航輝「お前に合ったいい名前だ。よろしくなルナ!」
ルナ「よろしく…航輝…」
お互いに自己紹介をし、ルナは気になっていた航輝に妹のことについて聞く。
ルナ「妹は今、何してるの?」
それを聞いた瞬間、航輝の顔が少し、怒りに満ちた顔になる。
航輝「妹は…死んだ。6年前にマキアに殺されてな…だから俺は仮面ライダーになってマキアを全員倒す!これが俺の目標だ。」
ルナ「そうなんだ…妹はもう死んで…ごめん…私、余計なこと聞いたかな?」
ルナは航輝にさっき聞いたことについて謝る。
航輝「いや…お前の気にすることじゃねぇよ。なんだろうな…初対面なのに気軽に話せるような感じがするんだ…ルナの雰囲気がそうさせてるのかもな。」
航輝はそう言って少し笑顔を浮かべる。
航輝「おっと、こんな時間か…ワリィ、俺は帰るわ。またな!」
航輝はその場から立ち去ろうとする。ルナは「待って!」と声をかけ航輝を止める。
ルナ「連絡先…交換しよ?」
航輝「ん?あぁ、そうだな。また、LIVERで話そうぜ!じゃあな!」
ルナは航輝と連絡先を交換し、航輝は博物館から去っていく。
ルナ「バイバイ…」
ルナも博物館から出ていき、どこかへ向かおうとする。
???「いいものでも見つけたような顔をしてますね?ルナ?」
ルナ「ヴェル…なんの用?」
ルナはヴェルに向かって不機嫌そうにそう尋ねる。
ヴェル「いえ…貴女を迎えに行ったら、仮面ライダーの方と楽しそうに会話をしていたものですので…つい見惚れてしまいました。」
ルナ「彼には手を出さないで…彼はこれからさらに強くなるんだから。今、やっても面白くない…それに、さっきからずっと…航輝のことばかり考えてる…」
ヴェル「あら…そうですか!」(この感じ…まさか…ね)
ヴェルはなにかを察するがすぐに気の所為だと思い、何もない所に空間を広げる。
ヴェル「さぁ…行きますよ?ロードが待ってます。」
ルナ「ん…分かった。」
ヴェルとルナはその空間に入っていき、やがてその空間は閉じていく。
ルナ「またね…航輝…」
ルナは空間が閉じる寸前、そう呟く。
―鳳凰街道―
立花 麗は今日、休暇を取っていた…いや、取らされていた。
立花「はぁ…研究員の皆、なんで急に私を休ませるんだろ…」
立花 麗はさっきあった出来事を思い出す。
研究員「立花さん!今日は休んでください!」
立花「えっ?なになに、急にどうしたの?」
研究員「いいから今日は休んでください!怪我人などもいないようですし…ね?」
立花「ちょっ…ちょっと!待って待って待って…なんで追い出すのぉぉぉ!」
そうやって立花 麗は研究員数人から無理やり医務室を追い出され、強制的に休暇を与えられた。
立花「休暇を与えられたって…することなんてないのにぃぃ!!私…28歳よ!もうすぐ三十路なのに…彼氏の一人や二人できたことないのに…一人でウロウロしても退屈なんだけど!!」
立花 麗はぶつぶつと言いながら、歩いていた。
すると、路地裏から悲鳴が聞こえる。
男性「ウワァァァ!!!」
立花「大丈夫ですか!?何があったんですか?」
立花 麗はその男性に近づき、何があったのか聞く。
その男性はこう答える。
男性「あそこに…怪物が…鳥の怪物が!!」
立花「鳥の怪物?」
立花 麗はそこを見つめると…突如、鳥の羽根のようなものが落ちてくる。
立花「これは…鳥の羽根?でもこの模様、見たことない…」
その鳥の羽根は黒く、赤色のシマシマ模様が入っている…立花でも見たことがない羽根だった。
すると…立花は身体が浮き上がる感覚に陥る。頭上を見上げると…
立花「!?マキア!?何、これ…ちょっと!離して!」
立花 麗は足をジタバタさせて暴れる。
???マキア「!?暴れんといて!危ないから!落ち着き!」
そのマキアは立花に暴れるなという。それでも立花は暴れ続ける。
立花「あなた…何が目的!!こんな行き遅れの女に…彼氏もできたことない女になんの目的があって連れ去るの!!」
???マキア「えっ…なんもそんな自分を卑下するような言い方ないやろ!!あたしだって彼氏できたことないもん!!」
立花「えっ…?その腰に付けてるもの…あなた…人間なの!?」
???マキア「そう…やって!!あたしも本当はこんなことしたくないけど…あたしの目的の為にしなあかん。」
立花「ならなおさらマキアなんかの手駒にならなきゃいいのに…」
立花はそう言い、そのマキアを見上げる。そのマキアは「ごめん」と謝ると、どこかに行く素振りを見せる。
立花「私…これからどうなるの?まだ、青春を味わったことないのに!!」
立花は目に涙を浮かべながらそんな事を言う。しかし、そんなことお構い無しに徐々に地面との距離が離れていく。
???マキア「あんさんはこれから…何かの実験台になるんやと思う。あたしにはそれが分からんけど…ほんまにごめん…」
立花「うぅ…謝って済む問題じゃないでしょ…」
立花は半ば諦めたようにそう言い、身体の力を弱める。誰も助けに来ないと思っていた…その時、どこからかエネルギー弾が飛んでくる。
そのエネルギー弾はマキアの羽根に命中し、マキアはバランスを崩し、落下する。
???マキア「ウワァァァ!?」
立花「きゃぁぁぁぁ!!!」
立花も落下するが…「フワッ」とした感覚に襲われる。
立花(この力は!?)
???「よかった…立花さん!無事ですか?」
立花を助けに来たのは…永遠だった。
立花「永遠君!!」
永遠「あとは任せて、逃げてください。俺が倒します。」
立花「うん。分かった…ありがとう!」
立花はそう言うと、そこから離れて逃げていく。
???マキア「最悪や…あんさん、仮面ライダーやろ?」
永遠「そうだけど?悪いけど、あなたを倒す。なんの目的があって連れ去ろうとしたかはあとで聞くよ。」
永遠はドライバーを取り出し、腰に装着する。
『SIGMA PROCESS SCAN』
永遠「変身!!」
『SIGMA RISE』
『KAMEN RIDER SIGMA』
シグマに変身し、プライムライザーで攻撃を開始する。
プライムライザーから発射されるエネルギー弾は不規則な動きをし、そのマキアを混乱させる。
???マキア「なんやこの弾!気持ち悪い動きをし…ウワァ!?」
そのエネルギー弾がマキアの胸部に当たり、マキアは少し、怯む。
シグマ「ハッ!フッ!」
シグマはそのまま右手の拳をマキアの顔に喰らわせる。マキアはこのままでは不利と思い、翼を広げ、上空に逃げる。
シグマ「えっ…ちょッ!?ずるい!」
???マキア「ずるくないやろ!!戦略やろ!!」
シグマ(鳥系のマキアだからか?動きも速すぎて弾が当たるか分からない…どうすれば…)
シグマは弾が当たらないと思い、どうするか考える。すると…逃げたはずの立花が戻って来る。
立花「永遠君!!困ってる?」
シグマ・???マキア「「なんで戻ってきてんの!!」
シグマとそのマキアは同時にツッコミを入れる。立花は驚いたがシグマにある物を渡す。
立花「びっくりした…あっ!そうそう…これ、使って?」
シグマ「これって…アビリティカード?なんで立花さんが持ってるの?」
立花「えっとね…プロフェッサーからお守りにって貰ったの!」
シグマ「そうそう、貰った…貰った!?」
立花の言葉にシグマは驚き、マキアもびっくりする。
???マキア「びっくりしたやんか!!貰ったて、仮面ライダーにとって大事なもんなんやろ?なんで貰ってんの!?」
立花「プロフェッサーからは「持ってるだけで、特殊な力に目覚めるかも」って言われて持ってたんだけど…それ、持ってるとね?身体が軽くなる感じがして好きなんだ!」
シグマ「はいはい…なるほど…プロフェッサーめ、今度会ったら文句言ってやる!!立花さん、さっさと下がって!」
シグマは半ばキレ気味に立花を下がらせる。そしてアビリティカードをドライバーに認証させる。
『SKY PROCESS SCAN』
シグマ「はぁ…変身…」
『SKY RISE』
『WING TO BLUE』『SKY ENTITY』『SIGMA SKY』
シグマはシグマスカイライズフォームにフォームチェンジをする。その姿は後ろに二翼の翼が生え、全体的に白いフォルムへと変わっている。
シグマ「よし…行くぞ!」
???マキア「えっ…ちょっ!?」
シグマは空を飛びマキアを追いかける。そのマキアはシグマから逃げ続ける。
『PRIME RISER』『SWORD MODE』
プライムライザーをソードモードに切り替え、マキアに二撃与える。
???マキア「ウワァ!?ちょっ!?待っ…」
その言葉も聞かずにシグマは次々と斬撃を入れる。
シグマ「ハッ!トッ!えい!最速で決めるよ!」
シグマはスカイアビリティカードをプライムライザーに挿入し、マキアに向かっていく。
『SKY LOADING』
『スカイウィングスラッシュ』
???マキア「あっ…これ…死んだわ…」
必殺技が当たり、インジェクションカードも壊れ、侵食が解除される。
シグマは空中に放り投げ出された女性をキャッチする。
シグマ「意外と可愛いな…」
―路地裏地上―
???「ん…ここ…は!?」
目を覚ましたその女性は目の前にいる青年に驚く。
永遠「あっ…目覚めた?じゃあ早速、名前聞いてもいい?」
???「えッえっと…あたしは頬月 刃っちゅうねん。年齢は19歳」
永遠「19歳…俺と同い年か。で、君はなんで立花さんを連れ去ろうとしたの?」
永遠は立花さんを連れ去ろうとした目的を刃から聞き出す。
刃「弟の治療費を稼ぐために…2億必要で…普通に働いて稼ぐんは無理やから…」
永遠「無理だから、人を攫おうとしてたの?」
永遠から少し怒気の籠もった声で言われ、身体が少し震える。
刃「その、人を攫えば金を出すと言われたんや…マキアの偉い人から…」
永遠「マキアの偉い人?名前は聞いてないの?」
刃「聞いてない…です…それに弟を人質に取られて…やるしかなくなって…」
永遠はふと弟を人質に取られての言葉にまずいと思う。
永遠「まずいな…君が失敗してるのは多分向こう側も把握しているはず…弟君が危ないかも…誰かに連絡して向かわすか…病院の名前は?」
刃「中央鳳凰病院です…弟をどうか救ってください!!」
刃から病院の名前を聞き出し、その近くにいる人に連絡を取る。
永遠「今から俺の仲間が弟君のいる病院に行く…君は俺と一緒に研究所の方へ行こう…乗って!」
永遠はそう言うとスマホをバイクに変形させ、後部座席に刃を乗せ、中央科学研究所に向かって行く。
永遠(頼んだよ…|航輝〈・・〉!!)
―中央鳳凰病院―
航輝「ここか…ったく、面倒なこと押し付けやがって!!」
航輝は一人、中央鳳凰病院へと来ていた。永遠から刃の弟を守ってほしいと言われたからである。
航輝「確か…一般病棟の4階だったっけな?受付には話を通しているみたいだし、行くか。」
航輝はエレベーターに乗り、4階のボタンを押す。4階に着き、頬月 刃の弟…頬月 忍がいる5号室に向かう。
5号室に到着し、ドアを開けようとした瞬間、中から声が聞こえてくる。
???「彼が姉様が言っていた頬月 忍君ですね…確か、このインジェクションカードを忍君の体内に直接入れることで面白いことが起こると言っていましたが…やってみましょう!!」
少女のような声が聞こえ、「まさか!?」と思いドアを勢いよく開ける。そこにいたのは…ヘイトリッドだった。
ドアが勢いよく開いたことに驚いたヘイトリッドに向かって「よぉ。」と言う。
航輝「久しぶりだな?あの時は世話になったな!!」
航輝はすかさず右拳をヘイトリッドに向かって放つ。それをヘイトリッドは避け、右足でカウンターを決める…が、左手でそれを受け止められ、逆に投げつけられる。
ヘイトリッド「っ!?」(生身の身体能力が格段に上がっている!)
ヘイトリッド「ならば…変身前に倒す!」
ヘイトリッドは怪人態へとなり、航輝に向かって短剣で斬撃を放つ。しかし、その短剣を片手で抑えられたまま、「ここじゃ、そいつが危ねぇからここから出るぞ」と航輝が言い、そのまま一緒に4階の窓から飛び降り、航輝はヘイトリッドをクッション代わりにし、落下のダメージを軽減する。
ヘイトリッド「くっ!?」
航輝「今回は妹はいねぇみたいだな。なら、俺一人でもやれる。」
航輝はドライバーを腰に付ける。
『ALPHA PROCESS SCAN』
航輝「変身!!」
『ALPHA RISE』『KAMEN RIDER ALPHA』
航輝は仮面ライダーアルファへと変身し、そのまま、ヘイトリッドに格闘攻撃を仕掛ける。
ヘイトリッドはそれを避けようとするが、すべて当たってしまう。
ヘイトリッド「グハァ!?」(攻撃の精度もスピードもあの時、戦った時よりも上がっている。ですが…)
ヘイトリッド「ハイ・マキアの私を舐めないでください!!」
ヘイトリッドはさらにスピードを上げ、連続で斬りつける。アルファもすべて避けきれず当たってしまう。
アルファ「ちっ!!!スピードが上がってやがる!!」
ヘイトリッド「このスピードならついてこられないでしょう。」
アルファ「舐めんな!!」
アルファはヘイトリッドの右足を掴み、地面に叩きつける。
ヘイトリッド「グハァァ!?」
アルファ「折角だ…こいつも使わせてもらうぞ!」
アルファはストライクアビリティカードを取り出し、ドライバーに認証させる。
『STRIKE PROCESS SCAN』
ストライクアビリティカードを挿入する。
『STRIKE RISE』
『FIGHT IMPACT』『STRIKE ENTITY』『ALPHA STRIKE』
アルファはアルファストライズフォームへとフォームチェンジをする。
ヘイトリッド「姿が変わった所で私には敵いません。ハァァ!!」
ヘイトリッドは短剣でアルファの胸部を斬りつけるが…
ヘイトリッド(硬すぎて…斬れない!?)
アルファはヘイトリッドの右手を掴み、そのまま顔面に何発も入れる。
アルファ「おら!おら!おら!この、程度か!!」
ヘイトリッド(なぜ…急にこんなにも強く!!)
ヘイトリッドはなぜこんなにも強くなっているのか疑問に思った。アルファはそれを汲み取ってかこう答える。
アルファ「それは俺が…何十回、何百回と努力をしたからだ!!それが人間の特権だろ!!!」
そう言いながらヘイトリッドの頭を地面に叩きつける。
ヘイトリッド「クッ!?」
ヘイトリッドは何もできず…地面に身体をうつ伏せにしたまま、動けずにいた。
ヘイトリッド(動け…ない!!また…負ける!!)
アルファ「マキアにも体力ってもんがあるのか?まぁ、いいか。終わらせる。」
アルファはそう言い、必殺技を決めようとする…すると突然、4階の5号室で爆発が起こる。
アルファ「なんだ…急に!!」
アルファは4階に目を向ける。するとそこにいたのは…おぞましい姿をしたマキアだった…
―数分前―
アルファとヘイトリッドが窓から飛び降りてすぐ、その音で頬月 忍は目を覚ます。
忍「なんや…もう少し…寝かせろや!!」
そう言い、目を開けて窓のほうを見る。窓は破壊されており、何が起こったのか分からずにいた。
忍「なんで窓が割れとんのや!!びっくりして心臓止まるかとおもたわ!!」
忍はベッドから降り、窓が割れた所に向かう…すると心臓に鋭い痛みが生じる。
忍「くっ!?持たんかい…俺の心臓…」
忍は自分の心臓を抑えたまま、割れた窓の方に向かう。すると突然、後ろから女性の声が聞こえる。
???「大丈夫ですか?あまり、身体動かさないほうがいいのでは?心臓…辛いでしょう?」
その女性は最初からいたかのように静かにそこにいた。
忍は少し警戒し、何者か問う。
忍「あんた…何者んですか?」
???「あ…すいません…自己紹介がまだでしたね。私はヴェルと申します。以後、お見知りおきを…」
ヴェルと名乗ったその女性に少しだけ、警戒心を解く。
忍「ヴェルさんは姉ちゃんの知り合い?」
ヴェル「はい…仕事仲間です。今日は忙しいお姉さんの代わりに私が見舞いに来たんですよ?」
忍「はぁ…そうなんやね。ヴェルさんって可愛らしいし、お淑やかやし、彼氏ぐらいいるんちゃう?」
ヴェル「いえ…いませんよ?
忍「そうなんやね…どんな人?」
ヴェル「うーん…そうですねぇ〜目標に一途な人ですかねぇ…。おっと、そんな話しをするために来たんじゃなかったでした。忍君にプレゼントです。はい…どうぞ?」
ヴェルはそう言い、ポーチからある物を取り出す。忍はそれを見て、驚く。
忍「カード!?これ、なんのカードゲームのやつ?」
ヴェル「これは…ある特殊なカードゲームですよ?今からやってみましょう!」
忍「ある…特殊な?一体どんな…」
忍がそう言いかけた時、そのカードが急に光り始め、忍の体内に吸収される。
忍「なんか…急に身体に吸収され…うっ!?」
忍は急に苦しみ始め、それを見た、ヴェルは不敵に笑う。
ヴェル「さすが!適合率90%を超える逸材!若くしてこの適合率!今までにない、マキアが誕生する!!これも
忍「あっあぁ!!姉ちゃん…助け…て!!」
『SNATCH INJECTION』
『SNATCH MACHINA』
スナッチマキア『ウォォォォ!!!』
スナッチマキアはその雄叫びだけで病室をめちゃくちゃに破壊する。
ヴェル「凄いですね…これがかつて、私達と並んだマキアの一人、奪う力を持つハイ・マキアのデータから作られた存在!!」
スナッチマキアは窓を完全に破壊すると…下でヘイトリッドと戦っているアルファに視線を向ける。
そのまま、4階から飛び降りて、即座にアルファに向かってダッシュする。
スナッチマキアはアルファに拳を当てる。
アルファ「こいつ!?急に来たと思ったら…攻撃してきやがって!!グハァ!?」
アルファはその拳だけで数十メートル先の壁に激突する。
―中央鳳凰病院から数百メートル先―
雫「近くまで来てみたけど…さっきの爆発は一体!?航輝が心配ね…行こう…恭平…」
恭平「あぁ…分かっ…」
恭平がそう言おうとした瞬間…突如として、二人に悪寒が走る。
二人の後ろには顔をフードで深く隠した男がいた。
???「止まっておけ…死にたくなければな…」
雫と恭平は恐怖と威圧で声が出ずにいた。その男は代わりと言ったような感じで話し始める。
???「今、あそこでは…新たなマキアが誕生しつつある。お前達ではすぐにやられるぞ…お前達の成長に期待している。俺が倒す存在なのだからな…」
そう言い、その男は消える。消えた瞬間、その圧と恐怖がなくなり、少し空気が軽くなる。
雫「今のは…一体…なんだったの!!」
恭平「分からない…ただ…一つ言えることは…」
雫・恭平(足がすくんで全く動かない!!)
雫と恭平は今だその恐怖に触れ、足が動かせずにいた。
ー中央科学研究所ー
研究所に刃を送り届けた永遠は航輝からの連絡を待っていた。
永遠「遅いな…もう1時間は経ってる。」
大輝「そう焦るな…何事も冷静に対処しなければならない。」
永遠「そうだけど…何か胸騒ぎがするんだよねぇ…」
永遠がそう言った瞬間…中央鳳凰病院の方から爆発音が響く。
永遠・大輝「「!!!」
永遠「病院の方から爆発音が!!行こう!大輝!」
大輝「あぁ…」
二人はバイクに乗り行こうとした。その時、刃がそれを止める。
刃「あたしも行かせて…弟が心配なんや…」
永遠「えっ…でも…」
大輝「行かせてやれ…」
永遠「分かったよ…乗って!」
刃は永遠のバイクの後部座席に乗り、一緒に中央鳳凰病院へと行く。
―中央鳳凰病院外―
アルファ「こいつ…さっきよりもパワーもスピードも桁違いだ!!」
アルファは一人、苦戦していた。突如、現れたスナッチマキアに翻弄され、なぜかさっきよりもスピードが上がっているヘイトリッドにも苦戦していた。
ヘイトリッド「ハァァ!!」(このマキアのことは今はどうでもいい…仮面ライダーを潰す!!)
ヘイトリッドは連続で斬撃を喰らわす。アルファは膝をつき、立てずにいた。
アルファ(やべぇ、もう…立てねぇ…くそ…ここまで…か…)
強制的に変身解除され、ヘイトリッドとスナッチマキアからとどめを刺されそうになる寸前、どこからかエネルギー弾が飛んで来て、ヘイトリッドとスナッチマキアに命中する。
スナッチマキア「グルルルル」
永遠「片方はヘイトリッドだけど…もう片方のマキアは知らないな…大丈夫?航輝?」
航輝「おせぇぞ…シグマ!」
大輝「よく頑張ったな…一ノ瀬 航輝。」
刃「あの…マキアは!?」
刃はスナッチマキアを見て、驚く。
永遠「刃、どうしたの?あのマキアが一体どうしたんだよ…」
刃「あれは…私の弟や…弟なんや!!」
永遠・航輝・大輝「「「なんだと!?」」」
永遠と航輝と大輝は驚き、大輝は「まさか!?」と何か感づいたように言う。
???「あなたはほんとに感が鋭いですね…不知火 大輝君?」
大輝「ヴェル…お前か!!」
大輝「変身!!」
大輝は仮面ライダーファイへと変身し、ヴェルに攻撃しようとする。しかし、それをスナッチマキアに防がれ、逆にカウンターを決められる。
ファイ「グフッ!?」
ファイは一発貰うが高速移動でスナッチマキアを撹乱し、瞬時に懐に入り、プライムライザーソードモードで斬りつけようとする。しかし、そのダメージは傷を負わせるどころかかすり傷にもならずに受け止められる。
ファイ「なに!?」
ファイは右手首を掴まれ、空中に放り投げ出される。
ファイ(これは!?)
スナッチマキアは左拳と右拳を同時にファイに放ち、ファイは受け止めきれずに変身解除される。
大輝「グハッ!?強い!?」
永遠(まずい…ここは…)「一旦、撤退だ!」
永遠は瀕死状態の大輝を乗せ、航輝は刃を無理やり乗せ、その場から撤退させる。
刃「あたしのせいで…弟が…弟が…」
刃はそうぶつぶつと繰り返し言いながら…
ヴェル「ふふっ…待っていますよ?仮面ライダー…」
ヴェルは一人、そう呟きながら逃げ去っていく、永遠達のほうを見る…
TO NEXT CODE…
次回は予想打にしないことが起こりそうな予感…
次回のサブタイトルはMの結合/目覚めし復讐の炎です!
このタイトルの意味とは…
次回をお楽しみに!