仮面ライダーシグマ   作:仮面執事

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前回の続きです!!今回は新フォームが見れます!!
そして…序章が完結!!
次回からは新たな章に入ります。今回の話も楽しみに見てください!!


CODE14 Sの新星/Aとの絆

 

永遠が悲鳴をあげている中、立花は冷静に永遠の背後に回り、永遠のうなじ辺りを狙って、手刀で斬り掛かる。その手刀が当たり、永遠は気絶する。

 

航輝「す、すげぇな…どこで習った?」

 

立花「私だって"元"仮面ライダーの候補だったのよ?護身術ぐらい学ぶわよ…甘く見ないでね?私、航輝君より強いから!」

 

立花は笑顔でそう言い、航輝はそれに呆れる。そんなやりとりをしている間に医療班が到着する。

 

医療班員A「到着しました!重傷者はどちらに?」

 

立花「こっちよ!急いでね!特に女の子の方が重傷だからそっち優先で!!」

 

医療班員A「はい!分かりました!おい!他の奴もこっちに来い!!」

 

医療班員B「はい!」

 

医療班員C「はい!」

 

大輝、恭平、雫は担架で医療用車に運ばれ、そのまま、中央科学研究所の緊急治療室に運ばれることとなった。

 

航輝「あいつら…目覚めるといいが…」

 

立花「目覚めるわよ…きっと…」

 

航輝「とりあえず俺はシグマを運ぶ。お前はどうするんだ?」

 

航輝は立花にそう問う。立花は口を開き言う。

 

立花「私はこの子達の付き添いをするわ…心配だもの…私も戦えれば良かったけど…」

 

航輝「オメェは戦わなくていいんだよ!!オメェは俺達の帰りを祈るだけでいい…それだけで…俺達は守れるもんも守れる…それが…仮面ライダー(・・・・・)ってもんだろ?」

 

立花「航輝君…普段の荒々しい態度とは違うわね?雨でも降るのかしら?」

 

航輝「なんでそうなんだよ!!」

 

航輝は立花の頭に拳骨する。立花は痛そうにしながら謝る。

 

立花「痛たたっ…ごめんって…航輝君、最近ちょっと変わったからさ…からかいたかったんだよ〜」

 

航輝「はぁ…お前は昔から変わらねぇな…」

 

立花「航輝君も…昔みたいに麗お姉ちゃんって呼んでもいいんだけど?」

 

航輝「呼ぶわけねぇだろ!!ったく…いい歳して、中身は子どもだな!だから結婚も出来ねぇんだろ!!」

 

立花「あー!!航輝君が言っちゃいけないこと言った!!お姉さん…悲しい!!」

 

立花はその言葉に少し、悲しむがすぐに笑い出す。

 

立花「ふっふっふっ…ちょっと空気、軽くなったかな?」

 

航輝「くっくっくっ…そうだな?さっきよりも軽くなったわ、ありがとな…麗姉ちゃん…」

 

立花「はっ!?航輝君が久し振りに姉ちゃんって言った!!もっと言って!!」

 

航輝「言わねぇ…てか、もう行くぞ!!プロフェッサーにも説明しないといけねぇ…」

 

立花「はーい…」

 

立花は返事をし、航輝は気絶した永遠をおんぶして中央科学研究所に戻っていった…

 

 

―旧科学研究所―

 

???「ヴェルお姉様!!」

 

そう高らかに言ったのはヘイトリッドとナイーブが融合し新たな存在へとなったマージだった。

 

ヴェル「あら?成長したのですね?」

 

マージ「はい!もはや(あっち)に勝てる奴なんていません!!ボコボコにしてやがりますよ!!」

 

ヴェル「ふふっ…頼もしいですね…それよりも…メモリー?貴女…仮面ライダーシグマの記憶を喰ったのですね?」

 

ヴェルがそう言うとメモリーは唐突に姿を現し頷く。

 

メモリー「はい…それはもう甘美な味わいでしたね…一生味わえない代物です…!」

 

メモリーはヴェルに嬉しそうにそう答える。ヴェルはそんなメモリーを見て、少し引くが、本題の方へと移る。

 

ヴェル「本題なのですが…メモリーは仮面ライダーシグマの記憶を喰って、何か探れたことはありませんか?」

 

メモリー「探れたこと…喰ったのはいいんですが…記憶を探ろうとしてもロックがかかってて私の力ではとてもとても…」

 

ヴェル「貴女でも開けない…と?」

 

メモリー「はい…ですが…少しだけ見えた記憶では…一人の少女?らしき者がいました…誰かまでは存じ上げません…」

 

マージ「どういうことですか?ヴェル姉様はメモリーに何を指示していたのですか?」

 

マージが不思議そうにそう言うが、ヴェルはそれをはぐらかし、マージにこう言う。

 

ヴェル「そう言えば…創始博士がマージ…貴女達の事を呼んでいましたよ?行ってみては?」

 

マージ「そうなのですか!?じゃあ行ってきますね!!」

 

マージは急ぎ足で創始のもとへと急ぐ。ヴェルはそれを見送り少しため息を吐く。

 

ヴェル「はぁ…あの子達は好奇心が強すぎますね…危うくこちらの計画を教える所でしたよ…」

 

メモリー「貴女でもそんな感情があるのですね…200年前とは大違いです…」

 

ヴェル「今はそれはどうでもいいでしょう?私は今を生き抜く…過去は振り返らない主義なので…所で…本当にそのシグマの記憶にあった少女は何者なのか…それが気になりますね…」

 

メモリー「そうですね…それに記憶を見た時…一瞬誰かに睨まれたような…そんな感覚がしました…」

 

ヴェルとメモリーがそんなやり取りをしていると一人の声が聞こえる。

 

???「その少女というのは智慧の泉の聖女(・・・・・・・)だろ?知らないのか?」

 

ヴェル「!?貴方は!!ユウリさん…でしたね?お久しぶりです…所で、ユウリさんが言っていた智慧の泉の聖女とは?」

 

ヴェルにそう聞かれ優里は聞かれたことについて答える。

 

優里「智慧の泉の聖女…言うなれば智慧の泉に選ばれ…その智慧の泉の力を行使するに値する存在だ…智慧の泉と一心同体であり、智慧の泉が枯れれば聖女も死ぬ…そういった人間の範疇を超えた存在であり、すべての智慧あるものの頂点に君臨するものと言ったほうがいい…」

 

ヴェル「智慧の泉の聖女…初めて聞きました…そんな存在がいたとは…優里さん、よく知っていましたね?」

 

優里「俺は情報屋だ…気になることがあれば調べる…中央科学研究所はそれに値するほどの価値がある。」

 

優里はそう答え、ヴェルは優里から出てきた中央科学研究所(・・・・・・・)という言葉に耳を傾け、質問をする。

 

ヴェル「中央科学研究所?あそこに智慧の泉が保存されているのは知っていますが…まさか!?」

 

優里「お前は以外と感が鋭いな…そうだ…あそこに聖女も隠れ潜んでいる。だから嫌いなんだ…あの研究所は…」

 

優里は不機嫌そうにそう答え、ヴェルはその答えに頷く。

 

ヴェル「これは…ロードにも知らせておかないといけませんね…では…優里さん…また会いましょう?今度はちゃんと仲間同士で…」

 

ヴェルは空間を作り出し、そこに入っていく。優里はその空間が完全に閉じられると、メモリーの方を向きこう言う。

 

優里「お前は…黒瀬をやった…今度は俺がやるからな…お前は…まだ生きてろよ?」

 

優里はそう言いそこから立ち去る。メモリーはその優里の殺気の籠もった言葉を聞き、薄く笑う。

 

メモリー「えぇ、ええ!!楽しみにしていますよ!!優里…さん?」

 

そのメモリーの表情は頬が赤く染まっており、ひどく興奮していた…

 

 

―中央科学研究所 仮眠室―

 

永遠は夢を見ていた…それは懐かしむには遠い…そんな感じの夢だった…

 

???『君って…名前(・・)がないんだよね?じゃあさ!私が付けてもいい?なんて名前にしようかな…あっ!そうだ!永遠に私の友達ってことで、永遠(とわ)って名前はどう?安直だって?でも気に入った…?じゃあこれからは永遠だね…!これからもよろしくね!永遠!!』

 

その少女がそう言うと、夢は終わり永遠は目覚める。そこは白い天井が見える…知らない所だった。

 

永遠(ここは?僕は確か…あの時…頭が急に痛くなって…それで!!)

 

???「起きたみたいだな、シグマ…」

 

永遠はそう呼ばれその声の方を見上げる。そこには航輝がいた。

 

航輝「あれから1週間経ったんだ…お前はその間、ずっと唸り声をあげていたぞ…それに…他の奴らも未だに意識不明と来た…分かるか?今、戦えんのは俺とお前だけ…まぁ…お前は記憶を失っているから戦えるかは分かんねぇけどな…」

 

航輝はそう言い、永遠の側にあるドライバーとライセンスカードを指差す。それを永遠は持ち眺める。

 

永遠「僕は戦う?何と?」

 

航輝「"マキア"とだ…今は動いてねぇみたいだからありがてぇけど…いつ襲ってくるか分かんねぇ…身体、動けるんだろ?ならトレーニング室行くぞ…さっさと着替えろ…」

 

航輝はそう言い、永遠はそれに頷き、着替えてトレーニング室に向かう。その間、航輝と永遠の間には沈黙が重なっていた…

 

 

―トレーニング室―

 

ひと通りの準備運動を済ませ、航輝は永遠の対面に立つ。

 

航輝「始めっぞ!!来い!!」

 

永遠「うっうん!!」

 

永遠は航輝にストレートを構すが、難なく受け止められ、手首を掴まれ投げ飛ばされる。

 

永遠「うはっ!?」

 

航輝「この程度か!!もう一度!!」

 

航輝はそう言い、永遠はもう一度航輝に攻撃をする。しかし、航輝はまた、それを受け止め永遠の腹に拳を当てる。

 

永遠「うっ!?」

 

航輝「はぁ…これで終わりだな…トレーニングは終わりだ…眠い…仮眠室で寝る。何かあったら起こせ…」

 

永遠「一ノ瀬君…ごめん…」

 

航輝「お前が謝る必要はねぇよ…じゃあな…」

 

航輝はそう言い、トレーニング室から退出する。それを永遠は見届け地面に仰向けになる。

 

永遠「はぁ…今のままじゃ駄目だ…役に立たないと!!」

 

そう行っていると立花がトレーニング室に入ってくる。

 

立花「あれ?航輝君は?」

 

永遠「一ノ瀬君なら眠いから仮眠室で寝るって言ってましたよ?」

 

立花「あー、彼、頑張ってたからなぁ〜仕方ないよね…」

 

永遠「頑張って(・・・・)た?それってどういう…」

 

永遠は立花のその言葉に反応しそう問う。立花は「えっ?」というと慌てたように答える。

 

立花「航輝君…何も教えてなかったの!?えっと…ね?航輝君は1週間の間にプロフェッサーに事の顛末を説明して、深夜もずっと研究所の周りを張ってたんだよ。いつマキアが来ても対処できるようにって…」

 

永遠「そうだったんですか…それなのに僕は記憶をなくして…今じゃ、役立たず…」

 

立花「そんなことないよ!!君も十分役に立ってるよ!!むしろ、私の方が役に立ってないっていうか…それだけ君はすごいんだから自覚はしたほうがいいよ?」

 

永遠「そうですね…そうします!」

 

永遠はそう言う。すると…「ぐぅぅぅ」という音がする。その音は永遠のお腹から聞こえた。

 

立花「ちょうど昼時だし、食堂行こうか…1週間も眠ってたからお腹空いてるよね?たくさん食べなよ!!若いんだから!!」

 

永遠「はい!」

 

立花と永遠は一緒に食堂へと行く。その間、立花は記憶を失う前の永遠がどんなものだったのかを説明していく。

 

 

―食堂―

 

 

永遠「美味しかったです!!」

 

立花「そうでしょ?ここのシェフは世界一って言っても過言じゃないからね!」

 

立花がそう言うと、そのシェフが厨房から出てくる。

 

シェフ「お褒めに預かり光栄です。今後もご活用ください!」

 

永遠「はい!今後も食堂を活用していきますね!本当に美味しかったです!ご馳走様でした!!」

 

立花「ご馳走様でした…いやぁ~まさか…こんなイケメンのシェフだったなんて…お姉さんも目が腐っちゃったかな?」

 

シェフ「ふふっ…ありがとうございます。僕もその言葉でさらにやる気が出てきましたよ…今日はこの後どちらに?」

 

シェフはそう聞く。立花は頭を悩ませた後、手のひらをポンッと叩き、永遠に聞く。

 

立花「永遠君!私の部屋で映画見ない?面白い映画があるんだけど…」

 

永遠「えっ!?行きます!行かせてください!!」

 

立花「じゃあ、そういうことなので…ご馳走様でした!」

 

シェフ「行ってらっしゃいませ…」

 

永遠と立花は席を立ち、そのまま、立花の部屋まで一直線で向かう。その様子をシェフは見届け、食堂から出たのを確認すると、眼鏡を取り、こう言う。

 

シェフ「六峰 永遠…記憶を失ってたのは本当みたいだね…プロフェッサー…貴方のPROJECT SIGMAももうそろそろ二段階目に行くのかな?」

 

そのシェフはエプロンと帽子を脱ぎ、いつもの黒のスーツ(・・・・・)に着替える。

 

オメガ「さぁ…六峰 永遠…君のその可能性を見せてくれ!」

 

シェフ…オメガはそう言うと、暗闇の中へと入っていき、そのまま姿を消すのだった…

 

 

―某所―

 

そこには人間が山のように溜まっていた…そこの上には一人の女性が「クチャクチャ」と何かを食べているようだった。

 

警察官「ここに人の死体を山積みにしていると通報があった!お前だな!!手を挙げて投降しろ!!」

 

そう言うと警察官は拳銃をその女性へと向ける。その女性は薄ら笑みを浮かべ、その警察官の目の前まで一瞬で移動する。

 

???「貴方は…私のこの欲を満たせますか?」

 

その女性はそう言い、警察官の頭を掴む。警察官は抵抗しようとするがびくともせずにその女性から何か(・・)を取られる。そして、そのまま気絶する。警察官が気絶すると飽きたように人間の山に投げ捨てる。

 

???「不味い…不味すぎる!!やっぱり…仮面ライダーシグマ!!彼じゃなければ満たせない!!早く…早く行かなければ…」

 

女性はそう言い、足を動かし歩き始める。すると…誰かに呼び止められる。

 

???「メモリー…仕事の時間でやがりますよ…貴女の欲を満たせる…仕事の時間です。」

 

メモリー「あぁ…やっと、やるんですね!!この日を待ち浴びた…最近は記憶、感情、人格を食べても満たせなかった…あの時、シグマの記憶を食べてから!!私に満足する品を出せますか?マージ?」

 

マージ「安心してください…ターゲットはシグマとアルファですよ…(あっち)達も協力しますので…」

 

メモリー「ふふっ…待っていてくださいね!!シグマさん♡」

 

メモリーはそう言うとマージと共に路地裏から出ていく。メモリー達が去った後、その人間の山は風に流れるように消滅していくのだった…

 

 

―中央科学研究所―

 

立花は永遠と自分の部屋で映画を見終わり、ジュースを飲んでいた。

 

立花「面白かったね!特に最後が!!」

 

永遠「はい!まさか、地獄門で地獄の…それも無限牢獄に封印されて、終わるなんて…惨めなものですね…神様も…」

 

立花「いやぁ~、原作見てなくてもあの神には同情し得ないかな〜したとしてもやってる事が常識の範疇超えちゃってるからさ…」

 

二人で映画の感想を話しているとたまたま、流れていたニュースで速報が入る。

 

ニュースキャスター「速報です…今現在で各地で行方不明者が多発するという事件が起こっています。また、保護された行方不明者はいずれも記憶(・・)や感情《・・》などを失っていると精神内科の医師は発表しているとのことです。また、警察の方でも行方不明者の行方を捜すために警戒網を引くとして発表しています。以上、ニュース速報でした。」

 

立花「これって!?」

 

永遠「えっと…まさかっ!?」

 

二人とも驚いていると、部屋のドアが勢いよく開き、航輝が急ぎで入ってくる。

 

航輝「おい!!このニュース見たか!!」

 

永遠「うん…見たよ?」

 

航輝「あの記憶野郎…こんな事件までに発展するほど厄介な事を起こしやがって!!おい!行くぞ!!」

 

永遠「えっ?どこに?」

 

永遠がそう聞くと、航輝は舌打ちをしてこう言う。

 

航輝「事件が頻繁に起こってるとこだよ!!さっさと立て!!」

 

永遠「えっ…あぁ…うん!!」

 

立花「行ってらっしゃい…頑張ってね!!」

 

航輝・永遠「おぉ!/うん!」

 

航輝と永遠はそう言い立花の部屋から出ていき、走っていく。

 

立花「無事に2人が帰ってきますように…」

 

立花は両手を繋ぎ、祈るようにしてそう願う…

 

 

―鳳凰第一小学校―

 

航輝「ここだ…」

 

航輝と永遠が来たのは小学校だった。永遠は「なんでここなの?」と航輝に言い、航輝はこう答える。

 

航輝「ここは人が集まるには最適の場所だ…俺はここにメモリーがいると踏んでいる。」

 

永遠「確かに小学校だったら子どもが集まるけど…まさか!?」

 

航輝「子どもが犠牲になっている可能性はある…入るぞ!!」

 

航輝はそう言い、校舎の中へと入っていく…それに続くように永遠も入っていく。それが、敵の罠とも知らずに…

 

 

―校舎内―

 

 

永遠「ここ…嫌に不気味じゃない?今日は平日でしょ?なんで…子ども達…ましてや先生がいないの?」

 

航輝「完全にやられたな…子ども達は全員…メモリーの餌食になったか…」

 

永遠と航輝はそんな会話をしながら校舎内を探る…すると、「クチャクチャ」と音がする。航輝は指を口に当て静かにするように永遠に促す。そして、そのまま音のする方へと歩みを進める。

 

航輝「ここだな…

 

永遠「そうみたいだね…

 

航輝「開けるぞ!!

 

航輝は小声でそう言い、その扉を勢いよく開ける。すると…その光景に驚愕する。

 

航輝「まさか…全員、お前(・・)がしたのか!!メモリー!!」

 

メモリー「いらしたのですね…おぉ!!シグマ!!貴方を待っていました…今度は記憶ではなく感情を頂きますね♡」

 

永遠「あれが…僕の記憶を喰ったっていう…メモリーってマキア?」

 

航輝「あぁ…そうだ!!コイツは今ここで倒すぞ!!」

 

航輝と永遠はドライバーを装着し、ライセンスカードを認証させる。

 

『ALPHA』『SIGMA』『PROCESS SCAN』

 

航輝「変ッ!?」

 

航輝が変身しようとした瞬間、何かに邪魔をされる…航輝が目線を向けた先にいたのは…赤と青の色が混じった髪色をした、少女だった…

 

永遠「あの子は…」

 

航輝「ヘイトリッド…ナイーブ…いや…違うか…その両方が混じった奴か?」

 

マージ「改めまして自己紹介を…(あっち)はマージ…ヘイトリッド…ナイーブ、2つの要素を兼ね備え、超越した存在!!今、ここで引導を渡す!!」

 

航輝「とりあえず変身だ!!変身ッ!!」

 

永遠「へっ変身!!」

 

『KAMEN RIDER』『ALPHA』『SIGMA』

 

航輝と永遠は変身し、メモリーは子ども達の山から、飛び降り、怪人態に、マージも怪人態へと変貌する。

 

アルファ「お前の相手は俺だ!!メモリー!!」

 

メモリー「私はシグマしか興味がないのですが…」

 

シグマ「こっ来い!!」

 

マージ「ふふっ…貴方を倒す!!」

 

アルファは机をメモリーの方へと投げ飛ばす。メモリーはそれを片手で止め破壊する。メモリーはエネルギーを生成し、アルファへと放つ。アルファを避け、メモリーの腹へと拳をぶつける。

 

アルファ「くっ!?やっぱ硬てぇ!!」

 

 

メモリー「無駄ですよ!!」

 

メモリーはアルファを叩き倒す。アルファは受け身が取れず、ダメージを受ける。

 

アルファ「ぐっ!?」

 

メモリー「それよりもあちらの方を心配したほうがいいのでは?」

 

そう言いアルファはシグマの方へと目線をやる。

 

シグマ「ハァァァァァァァ!!」

 

シグマはマージに体当たりをするが、避けられ、マージの短剣で背中を攻撃される。

 

シグマ「くっ!?くそ!!」

 

マージ「記憶を失って戦闘力も雑魚までになった貴方は勝てないですよ…それこそ、成長した(あっち)にはね?」

 

マージはそう言い、シグマの背中に乗り、シグマの顔を地面にぶつける。

 

シグマ「グハッ!?離れろ!!」

 

シグマは力強く、マージの拘束を解こうとするがあちらの方が力が強いのか、解けずにいた。

 

マージ「そもそもお前は!!この世界に居てはならない存在(・・)なんだよ!!」

 

マージはシグマを蹴り飛ばし、シグマは吹き飛び、外へと出ていく。マージはそれを追い、外に出る。

 

アルファ「あぁ?あいつ、何言ってんだ?シグマが存在したらいけない存在?意味が分からねぇ…」

 

メモリー「貴方は知らなくていいです…よ!!」

 

メモリーはアルファの腕を掴み、顔を近づける。

 

アルファ「くっ!?しまった!?」

 

メモリー「シグマのすべてを頂く…その前に貴方の記憶、人格、感情、すべてを喰らい尽くす!!」

 

メモリーはそう言い、3つの口を大きく開け、アルファを食べようとする…そこに斬撃が飛ばされる。

 

メモリー「っ!?」

 

アルファ「!?なんだ!」

 

突然の事でメモリーは攻撃を受け、掴みが緩くなった所をアルファは拘束から抜ける。

 

アルファ「何か知らねぇが…チャンスだ!!」

 

アルファはストライクアビリティカードを取り出し、ドライバーに認証させ挿入する。

 

『ALPHA STRIKE』

 

アルファストライズフォームへとフォームチェンジし、そのまま、メモリーを外へと押し出し、自身も外へと行く。

 

 

―学校 外―

 

 

シグマ「くっ…ハァハァ…」

 

マージ「あ~あ…興醒めでやがりますかね…そもそも、こいつを生かすのは反対だったのに…ロード様には逆らえないから…仕方なかったけど…もう仕方ないよね?」

 

シグマ「さっきの…さっきの言葉(・・)は一体…なんのこと?」

 

シグマは唐突にそんな事を聞き出す。マージは少し悩むが、教える。

 

マージ「そのまんまの意味です…お前は人間でも…マキアでもない…どちらでもない存在なんですよぉ!!」

 

シグマ「えっ…それって…じゃあ僕は何者なんだ…」

 

マージ「そーんなのは(あっち)達が知りたいもんですね!!」

 

マージは一気にシグマに近づき、シグマを蹴り飛ばす。シグマは受け身が取れず、変身解除される。

 

永遠「グハァ!?カハッ!?」

 

アルファ「シグマ!?」

 

アルファは永遠を助けに行こうとするがメモリーがそれを阻む。

 

メモリー「行かせないですよ!!」

 

アルファ「くっ!?邪魔だ!!どけ!!」

 

アルファはプライムライザーのソードモードでメモリーを斬る…が、メモリーに傷は入らず、カウンターを決められる。

 

アルファ「くっ!?」

 

マージ「アッハッハッハ!!情けねぇ姿ですねぇ!!前は私《あっち》達を圧倒してたはずなのに…今じゃ逆!!まぁ…人間じゃその程度が限界か…」

 

アルファ「何やってんだ!!シグマ!!立て!!立たなきゃ倒されるだけだ!!勝つんだよ!!俺とお前で!!」

 

メモリー「少し黙ってて頂けませんか!!」

 

メモリーは蹴りをアルファの腹部に喰らわせる。アルファは怯み、片膝を地面に付ける。

 

アルファ「ハァハァ…立て!立って勝つのがお前だろ!!シグマ!!」

 

永遠「僕は…なんのために…生まれて…きた?」

 

永遠はマージに言われた言葉にショックを受け、座り込んだまま動かなかった。

 

マージ「はぁ…もういいや…メモリー…喰っていいよ…」

 

メモリー「ハァァァァァァァ!!やっと喰える!!」

 

メモリーは永遠に近づき、両肩を捕まえ、大きな口を開ける。

 

メモリー「では…頂きます!!」

 

メモリーは永遠を喰おうとする。その瞬間…その大きな口が弾き返される。

 

メモリー「何っ!?」

 

アルファ「オラァァァァ!!」

 

アルファがプライムライザーのガンモードでメモリーの口を攻撃し、突進してきたのだ。そのまま、メモリーは突進してきたアルファに当たり、弾かれる。

 

メモリー「くっ!?」

 

アルファ「お前は六峰 永遠!!仮面ライダーシグマだろ!!情けない姿を見せんじゃねえ!!お前の記憶を奪ったマキア?俺が倒してやるよ!!必ずな!!」

 

永遠「一ノ瀬…君…でも…僕は!!」

 

アルファ「ウヨウヨしてんじゃねぇ!!今は目の前の事に集中しろ!!それがお前だろ!!俺の知ってる六峰 永遠はこんな事でへこたれる奴じゃねぇ!!そうだろ!!」

 

永遠「っ!?そう…だよね…僕はそういう奴なのかも…生まれたらいけない存在だとか関係ない!!僕は僕だ!!」

 

永遠がそう叫んだ瞬間…メモリーが苦しみだす。

 

メモリー「うわぁぁぁぁぁ!!記憶…が!!オェェェェ!!」

 

マージ「何が!?」

 

メモリーから何かが飛び出し、永遠の中へと吸収されていく。そして…永遠の右手が光出す…

 

 

―中央科学研究所 智慧の泉―

 

プロフェッサー坂月「何だッ!?智慧の泉が!?光りだした!?まさか…!?」

 

プロフェッサーはそう言い、シグマのGPSを頼りにそこに高速移動型ドローンを放ち、カメラを覗く。

 

プロフェッサー坂月「ワオワオワオ!!アメイジング!!まさか…PROJECT SIGMAの二段階へとやっと到達できるなんて!!やっぱり…()が選んだ子だ!!これからが楽しみになってきた!!」

 

プロフェッサーは一人、そう言い、高笑いをするのだった…

そして、もう一人、その様子を永遠の中から見ていた人物は…

 

■■■「この200年の間でここに到達できる奴はいなかった…初めてだな…楽しみにしてるぜ?六峰 永遠!!そして…楓…待ってろよ…」

 

そう呟きながら、目を閉じていくのだった…

 

―学校 外―

 

永遠の右手の光が収まり…永遠は右手を見ると、見たことのないカードがあった。

 

永遠「これは!?」

 

アルファ「おい!大丈夫か?永遠(・・)!!」

 

アルファが心配そうに永遠の名前(・・・・・)を呼びながらそう言い、永遠は驚く。

 

永遠「航輝がついに名前で!!いやぁ~すごい成長だね!!」

 

アルファ「その感じ…戻ったみてぇだな!!記憶!!」

 

永遠「あぁ…六峰 永遠!!復活だ!!」

 

メモリー「あぁ…また、記憶を取らなければ!!あの甘美な味を味わなければ!!」

 

アルファ「黙れ!!うるせぇんだよ!!」

 

メモリー「うわぁ!?」

 

アルファはメモリーを蹴飛ばし、メモリーは倒れ込む。

 

マージ「記憶が戻った?そんなバカな!?そんな事…あり得ない!!」

 

永遠「あり得ないことを可能にするのが…俺ってことかな…とりあえず君たちは倒す!!」

 

永遠「俺は…仮面ライダーシグマ…そして、六峰 永遠!!お前達は俺が倒す!!変身!!」

 

永遠は新たなカードをドライバーに認証させる。

 

『SIGMA NOVA PROCESS SCAN』『ALL CUSTOM』

 

そのままドライバーに挿入する。

 

『NOVA RISE』

 

『SELECT CUSTOM』『NOVA ENTITY』

 

『KAMEN RIDER SIGMA NOVA』『LINK OF CUSTOM SYSTEM』

 

永遠は仮面ライダーシグマノヴァ ノーマルカスタムに変身を遂げる。その姿は胸部に球型のカスタムストームが装着され、手腕部と脚部にはギザギザの刃のようなものが搭載され、色は青色をベースにし、白も混じっている色合いをしている。首元には星のようなスカーフをつけている。

 

シグマN「さぁ…ここからは俺達のターンだ!!」

 

マージ「姿が変わった所で!!」

 

マージは短剣で攻撃しようとするがシグマはそれを全て避け、プライムライザーからエネルギー弾を数発だし、それらを操り、マージの周りを円形になりながら移動させる。

 

マージ「くっ!あっ!?うっ!?」

 

マージはそれに翻弄され、徐々にその円が小さくなり、爆発する。

 

マージ「うわぁ!?」

 

シグマN「まだまだ!!」

 

シグマはマージとメモリーを重力操作で重くする。その重力操作の精度はいつもより数倍高くなっていた。

 

マージ「くっ!?重、すぎる!!」

 

メモリー「グハッ!?耐え、きれない!!」

 

その間にアルファはメモリーに近づき、ソードモードで斬る。

 

アルファ「オラァ!!」

 

メモリー「グハッ!?」

 

マージ「成長した…はずなのに!?私《あっち》達じゃ勝てないの!?」

 

メモリー「ハァハァ…私はここまで…なのか…」

 

シグマN「決めるよ!!」

 

アルファ「あぁ…行くぞ!永遠!!」

 

シグマとアルファはそれぞれのライセンスカードをドライバーにスライドさせる。

 

『NOVA INSTALL』『STRIKE INSTALL』

 

シグマは6人に分身し、アルファは右足に赤色のエネルギーを溜める。

 

『ノヴァカスタムフィニッシュ』『ストライクフィニッシュ』

 

シグマN/アルファ「「ハァァァァァァァ!!!」」

 

メモリー「これは…止める!!」

 

マージ「ウォォォォ!!」

 

メモリーとマージはライダーキックを受け止めるが威力に耐えきれず貫かれる。

 

メモリー「あぁ…これこそ…私の求める…記憶の甘美…」

 

マージ「嫌だ!!嫌だ!!イヤだぁぁぁぁ!!」

 

そのまま爆散していく。シグマとアルファは変身解除し、手を固く握りしめ合う。

 

永遠「やったね!航輝!」

 

航輝「あぁ…そうだな!永遠!」

 

その2人の笑顔は眩しかった。その後、小学校の児童達は、救急車で病院に運ばれた後、意識を取り戻したという…記憶も一緒に…

 

航輝と永遠はプロフェッサー坂月に呼ばれていた。それは永遠が手に入れた新たな力に関する事だ。

 

プロフェッサー坂月「やぁ…シグマ…頑張ってくれたね…その力のことだが…君自身が掴み取った力だ…十分に使い…マキアと戦っていってほしい!!」

 

永遠「ありがとうございます!!」

 

航輝「プロフェッサー…3人は?」

 

プロフェッサー坂月「目が覚めたらしいよ…行ってくるといい…」

 

航輝「はい!分かりました!行ってきます!」

 

永遠「航輝〜待ってよ!!」

 

航輝は急ぎ足で治療室に行く。永遠もそれに釣られるように行く。それを見届けたプロフェッサー坂月は、薄く笑う。

 

プロフェッサー坂月「今後も成長し続けてくれ…シグマ…私の計画のためにも…」

 

そう言うプロフェッサーの眼鏡は怪しく光る…

 

永遠と航輝は治療室に来ていた。目が覚めた3人の見舞いをするためだ。

 

航輝「おい!入るぞ!!」

 

永遠「えっ?ちょっ!?そこはノックしてからでしょ!!」

 

大輝「はぁ…いいぞ…入ってこい!!」

 

航輝「だってよ?永遠…」

 

永遠「えぇ…」

 

航輝と永遠は治療室に入る。そこで大輝、雫、恭平はベッドに寝転がって会話をしていた。

 

大輝「2人の活躍は聞いている…俺でも苦戦したあの姉妹に勝ったとな…」

 

雫「驚いたよぉ…でも…それより驚いているのは…航輝が永遠を名前で呼んでいるってこと!!」

 

恭平「確かに…航輝にはあり得ないことだ…明日は雨か?」

 

 

恭平がそう言うと航輝は怒る。

 

航輝「あぁ??別にいいだろ!!お前達には関係ねぇ!!」

 

雫「じゃあ、私達も名前で呼んでよ!!ほら!」

 

雫はそう言いカモンサインを出す。しかし…航輝は…

 

航輝「…ベータ、ファイ、ガンマ…」

 

雫「くっ!くそ!!負けた!!」

 

大輝「まぁ…一ノ瀬 航輝のそういう所は昔からだろ…諦めろ…」

 

恭平「まぁ…そうだろうな…」

 

永遠「ふふっ…そうだろうねっ!!」

 

こうして、5人での会話は弾み、全員、笑顔になる。そうして話しているうちに暗くなっていき、永遠と航輝は帰っていく。

 

大輝「あいつらは強くなっている…俺達もリハビリ頑張るぞ!!」

 

恭平/雫「「おう!!」」

 

3人はそう決意し、朝…早起きでリハビリに励むのだった…

 

TO NEXT CODE…

 

そのボロボロの女性はある病院の病室へと来ていた…そう、メモリーだった。

 

メモリー「あの、時…少しでも回避が遅ければ…あそこで死んでいた…私は役目を終えていないというのに…危なかった…でもこれで!!」

 

メモリーはそう言いインジェクションカードを取り出す。それは今までに見たインジェクションカードとは違う感じにするものだった…

 

メモリー「これで…クイーン(・・・・)様は復活する!!適合率100%の人間…まさか、いるなんて…ヴェルには感謝しても仕切れない!!」

 

メモリーはその病室で寝ている女性…星詠 明里にインジェクションカードを差し込もうとする…すると、一人でにインジェクションカードが星詠 明里の中へと入っていく…

 

メモリー「おぉ!!さすが適合率100%!!これですぐに復活…す…る…」

 

その瞬間…メモリーの命は尽き、灰になる…そして、星詠 明里が目を覚ます…眼を赤黒く染めながら…そして、月をみて言う。

 

明里?「月が綺麗…この世界を壊す!!あの月のように!!」

 

それは星詠 明里の意識ではなく…クイーンの意識だった…

 





ということで!!遂に序章完結です!!そして…最後の場面は…"劇場版"です!はい!そうです!劇場版です!!公開日は12月24日を目処にしています。お楽しみに!!今回はシグマの中間フォームが出てきましたね…次回もお楽しみに!!

↓の方に仮面ライダーシグマノヴァ ノーマルカスタムのスペックを掲載しています。見ていただけると幸いです!!

仮面ライダーシグマノヴァ 
ノーマルカスタムスペック
身長:197.7cm
体重:82.4kg
パンチ力:18.4t
キック力:24.3t
ジャンプ力:46.6m (ひと飛び)
走力:5.0秒 (100m)
必殺技:ノヴァカスタムフィニッシュ

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