今回の話で航輝はどうなってしまうのか…作者は闇堕ち展開好きじゃないけど、これいいなと思ってしています。仮面ライダーシグマを見ている人ならわかるかもしれませんが、こういう性格です。ご容赦ください。では、17話どうぞ!
大輝は困り果てていた。先日、遊火の所に行ったのだが、遊火は出ず、近所の人に聞いた所引っ越したと言っていたのだ。
大輝(何か陰謀めいたものを感じる…やはり…中央科学研究所は何かを隠して?)
大輝がそんな事を考えていると後ろから肩を叩かれる。後ろを見ると、永遠がいた。
永遠「やっ!大輝、何か考え事?」
大輝「あっあぁ…ちょっと遊火さんの事で…」
永遠「遊火さんか…引っ越したって言ってたよね近所の人…何も言わずに引っ越す人とは考えられないけど…航輝も戻ってきた時変だったし…」
大輝「一ノ瀬 航輝はどんな様子だ?」
永遠「元気は元気みたいなんだけど…なんか薄暗い感じがして…」
永遠がそう言い、大輝は考える。何か良からぬことが起きるかもしれないと自身の勘がそう告げているのだ。
大輝「まぁいい、今日はマキアが出ているという情報もないからな…俺は息抜きに出かけてくる。室長にも許可は取ってあるしな。六峰 永遠も息抜きは必要だ、許可は取ってある。好きにしろ」
永遠「えっ!?ありがとう!じゃあ、どこに行こうかな〜」
永遠はそう言いスキップしながら歩いていく。大輝も身支度を整え、研究所から出ていく。その光景を航輝が見ているとは知らずに…
航輝「……永遠、俺が救ってやるからな!!」
堅く決心したその瞳は激しい黒い炎に包まれようとしていた…
―中央鳳凰博物館―
永遠は息抜きで博物館内を見て回っていた。何を隠そう永遠は博物館に来たことがないからだ。その理由として、小学校の頃から毎回、博物館に行く行事には風邪を引いて休んでいたからだ。
永遠「もはや呪いだなぁ…初めて博物館に来たからウキウキなんだけど!すごい!これがティラノサウルスの骨!ヤバい…楽しすぎる!!」
???「それは何よりです!お客さんにそう言われるとは僕も嬉しいものですね!」
永遠が目を輝かせて見ていたからなのか見知らぬ女性に話しかけられる。永遠は声を掛けられた方を見ると、白髪で美しい碧眼を持つ美女がいた。永遠は持っていたパンフレットとその美女を交互に見て「あぁ!!」と言う。その美女は「ふふっ」と笑うと永遠にまた、話しかける。
???「どうやら僕の事に気づいたみたいだね?改めて自己紹介をしよう!僕の名前は"星空 碧"…この博物館の館長をしている美少女さ!」
永遠「うわぁ!すごい可愛いですね!俺の友達にも可愛い子がいるんですけど、その子にも引けを取らないレベルですね!さぞかしモテるんでしょ?」
碧「アッハッハッハッ!生憎、いい出会いがなくてね、独り身なんだ!でも…君が良いって言うなら僕と付き合ってもいいんだけど…どうする?」
永遠「いや…俺じゃ釣り合わないですよ?それに仮面ライダーなんでそんな恋愛に現を抜かすのはよろしくないですからね」
碧「振られちゃったかぁ〜、僕みたいな可愛い子…滅多に見られないぜ?」
永遠「いえ…大丈夫ですよ。それに碧さんには俺よりも良い人なんていくらでもいるでしょ?俺って結構意地悪な性格だからさ」
永遠は碧の申し出を断る為に素っ気ない態度を取る。碧もそれを察してか流石に求婚?をしなくなった。
碧「君、面白いね?……あっ!君の名前、教えてもらってないや!教えてくれる?」
永遠「永遠…六峰 永遠ですよ。覚えてくださいね?結構珍しい名前なんですよ」
碧「
永遠「いえ…俺の両親は…分からないんです。俺自身が災害孤児でして、親の顔すら知らずに引き取ってくれたおじいちゃん、おばあちゃんに育てられましたから」
永遠がそう言い、碧は気まずくなるが元気に取り繕う。
碧「そっそうなんだ、ごめんね!親の事なんて聞かれたくないのに聞いちゃって!僕ってこういう事が多くてさ…小学校の頃から友達とかいなくて…いつも1人だったんだよね。だからさ、僕の初めての友達になってくれる?」
永遠「いいですよ。俺も友達は多い方が嬉しいんで!これ、連絡先です」
碧「ふふっ…タメでいいよ。僕と君って年齢そんな変わらないでしょ?名前も呼び捨てでいいよ!」
永遠「そうで…そうだね、碧」
碧「永遠!よろしくね!」
碧はそう言い、連絡先を交換し終わると急いで奥の方へと戻っていく。どうやら、まだ仕事があるみたいだった。永遠は碧と別れたあと、まだ見ていない所を周るのだった……
―――――――――――――――――――
大輝は"不知火"と書かれた墓の前で手を合わせていた。今日は家族の命日で墓参りに来ていたのだ。手を合わせ目を瞑り墓の前で祈っていると隣から気配が感じる。ふと、隣を見ると優里が花を持って立っていた。
大輝「……なぜお前がここにいる?俺の家族の墓になんの用だ!」
優里「そう怒るな…俺はただ、恩人の墓で花だけでもと思って持ってきただけだ」
大輝「恩人…だと?どういう事だ?」
大輝は優里にそう問いかける。優里は口を開き言う。
優里「お前の父親と母親は俺を19年前に起きた災害から助けてくれた恩人でな…確かお前は今年で24歳だったか?だとしたら、お前が5歳の頃には会っている」
大輝「そうか…覚えてないな。俺の父と母はその時から人助けをしていたのか…」
優里「あぁ…あの人達は凄い人だった…だから、ヴェルに殺されたと聞いたときは腹からドス黒いものが生まれた…その時から俺は"マキアを支配"し、世界を平和にすると誓ったんだ…黒須が死にその想いは更に膨れ上がった」
大輝「そうだったんだな…だが、俺はそのお前の想いには賛同できない。マキアを支配するなど…無理な話だ」
大輝は優里の思想を真っ向から否定する。優里は鼻で笑うとこう答える。
優里「やってみないと分からないだろ?………それと一ノ瀬 の事はよく見ておけ、何か良くないことが起こるやもしれん。俺の部下からの情報だ。間違いない」
大輝「そうか…分かった、感謝する。今度会う時は敵同士だな…」
優里「中央の
優里はそう言い立ち去る。大輝は優里の背中を見てこう思う。
大輝「中央の
大輝は立ち上がり、中央科学研究所へと足を進めていくのだった。優里は帰りの車に乗り、白髪の碧眼をした運転手に話しかけていた。
優里「君は
碧「うーん…"不気味"…かな?彼の内側から睨まれてるみたいな感覚があったよ」
優里「やはりか…六峰は"フェンリル"の生まれ変わり…そして…フェンリルの目的は、
碧「さすが、世界でもトップクラスの頭脳を誇る優里さんだ、そこまで正解を引くなんてね」
碧がそう言いバックミラー越しに優里の顔を覗く。優里は少し笑いこう言う。
優里「君のその"未来を見る"力は凄いからな、不確定かつ不規則に現れる未来の断片を使用することで、20歳で館長になれるくらいだからな」
碧「褒められたことでもないよ。それに、個人的に永遠には興味が出てきてさ、連絡先手に入れたんだよ」
碧はそう言い、スマホの永遠の連絡先を優里に見せびらかす。優里は碧のスマホを下に下げこう言う。
優里「"星空 創始"…君の祖先との戦いはこれから激化するだろう…君はそれについて来れるか?」
碧「勿論…僕の祖先がしようとしていることは何があっても止めないといけないからね…星空家の汚点、星空 創始だけは!」
優里「君を味方につけれて良かったと思っている。期待している」
碧「任せてよ!この僕が星空 創始の野望を阻止してみせる!」
優里はそう息巻く碧を静かに見るのだった…
―――――――――――――――――――――
航輝は1人、街中を歩いていた。それというのも先日優里から聞かされた話を整理するためだった。
航輝「永遠を…あいつを救うにはこのアビリティカードしかない…だが、その前に、邪魔な…頬月 刃を倒さなきゃな…あいつがどこにいるか分からねぇが、そのうち会えるだろ…」
航輝の周りからはドス黒い
航輝「頬月…刃。お前だったのか…丁度いい、永遠を助けるためにお前は邪魔だから消そうと思ってたんだ。永遠に纏わりつく害虫が!!」
刃「なんや急に!?あたしは六峰 永遠にしか手は出さへんで!あんさんには興味はない!」
航輝「うるさい!黙れ!!」
航輝は右ストレートを刃に噛ますが、避けられる。刃は身の危険を感じたのかドライバーを装着する。
刃「あかん…聞く耳持ってない。変身して止める!変身!!」
『CONTROL THE SPACE DOMAIN』
刃はベクトルへと変身を完了する。変身した刃を航輝は見てニヤッと笑う。
航輝「お前には負けない!絶対に負けてたまるか!!変身!!」
『KAMEN RIDER ALPHA』
航輝は変身を完了すると、ベクトルに右拳をお見舞いする。ベクトルも左拳でアルファの攻撃を弱めようとする。流石に街中で変身をしたので街中は大騒ぎになった。
「逃げろ!!巻き込まれるぞ!!」
「警察はまだか!?」
「来ても止めれねぇよ!!」
アルファ「オラァ!!」
ベクトル「くっ!?力が上がってる!?」
アルファとベクトルの戦いをフードで顔の大部分を隠した男は遠くで見ていた。
支援者S「ほぅ…あのパワーアップ…アルファライセンスカードとの適合率が99.9%まで上昇したか…流石にベクトルでもその力には敵わないというわけか…だが、私が見たいのはそれじゃない…一ノ瀬 航輝、見せてみろ…黒い炎を!!」
アルファは攻撃を休めるまでもなく連続で拳をベクトルに入れてくる。ベクトルは避けようとするが、まるで未来でも見えているかのように先に拳の方が当たってダメージを受けてしまう。
ベクトル「くっ…このままじゃ、ジリ貧や!それなら!!」
ベクトルは領域を広げ、自身の支配下へと置く。それによって車などを自在に操り、アルファに向かってそれを放つ。しかし、アルファは拳1つで車を破壊していく。その力は今までのアルファとは比べものにならないほどだった。
アルファ「面倒くせぇな!!なら…
アルファはそう言うと黒い炎の模様が描かれたアビリティカードを取り出す。そして、エンティティドライバーに認証させる。認証させると、アルファの周りから亡者のようなものと黒い炎が出現する。その黒い炎の模様が描かれたアビリティカードを挿入するとそれらはアルファに纏わりつく。
『BLACK FLARE ARISE』
アルファ「ウォォォォォォ!!」
『BLACK RISE』
『FLARE OF DARKNESS BLACK FLARE CONNECT』
『ALPHA BLACK FLARE』
その姿は黒く、紫色の炎が全体を纏わりつくデザインとなり、複眼は睨みつけているように真っ赤だった。胸部には炎の力を数十倍以上に増幅させ、それを己のパワーへと変えるフレアリアクターが搭載されている。
アルファ「ハァハァ…これがこのアビリティカードの力…分かる…分かるぞ!内側から力が溢れてくる!!」
ベクトル「このおぞましい力のエネルギーは何や!?あんさん!早く変身を解け!!」
ベクトルの静止も効かずアルファはベクトルを殴り飛ばす。ベクトルは避けるが僅かにかすり、その衝撃で吹き飛ばされる。
ベクトル「なっ!?掠っただけで!?なんちゅうパワーしとるんや!?」
アルファ「この力さえあれば…永遠を救える!お前はここで死ね…」
ベクトル「くっ!?」
ベクトルは領域を広げるが、アルファが黒い炎でそれを全て焼き尽くす。ベクトルはそれに驚愕するが、しているのも束の間にアルファが目の前まで迫る。
アルファ「終わりだ…」
『BLACK FLARE INSTALL』
『ブラックフレアブレイク』
アルファは黒い炎を脚に纏わせそれをベクトルに放つ。ベクトルは両手で防ごうとするが、あっちの方が圧倒的に威力が高く、防げずにもろに喰らい変身が解除される。
刃「ガハッ!?くそっ!?あたしは…負けてられない!!六峰 永遠を倒すまでは!!」
アルファ「それが余計なんだよ…さっさとくたばれ!」
アルファは刃の首を掴みとどめを刺そうとする。するとどこからかエネルギー弾が飛んできて、アルファの腕を弾き、アルファの拘束から刃は逃げる。アルファはエネルギー弾が飛んできた方を見ると大輝が立っていた。
大輝「一ノ瀬 航輝…よせ、後戻りが出来なくなるぞ。変身してないやつに攻撃をするな」
アルファ「お前は…こいつの味方をするのか!?こいつは永遠を殺そうとしてる!!危険因子だ!ここで排除すべき存在だ!!」
大輝「それが間違っていると言っている!!仮面ライダーは人類を守る存在だ!!周りを見てみろ!お前と頬月 刃が争ったせいで被害が出ているんだぞ!!」
アルファ「知ったこっちゃねぇ!!俺は…永遠を助けるって決めたんだ!!そのためなら…仮面ライダーを辞めてもいい!!」
大輝は仮面越しに見える航輝の覚悟の決まった眼を見て、静かにドライバーを装着する。
大輝「それが…お前の意志か…なら、力ずくで止めるまでだ!!変身!!」
『KAMEN RIDER PHI』
刃「あたしも…もう一回…変身して!?」
刃はもう一回変身しようと、ドメインメモリアルカードをフォージュギアに挿し込みレバーを引くが、変身できなかった。そのドメインメモリアルカードには炎で焼かれたような跡があり機能を失っていた。
刃「くそっ!?これじゃあ変身が!?」
ファイ「頬月 刃!!お前は逃げろ!!狙いはお前だろ!?」
刃「わっ分かった!ありがとう!」
アルファ「待ちやがれぇ!!」
アルファは逃げる刃を追いかけようとするが、ファイがその間に入り、邪魔をする。
アルファ「どけ!!」
ファイ「退かない…お前が止まるまでな!!」
アルファ「そうか…なら…お前を倒す!!」
アルファは黒い炎を拳に纏わせファイに向かって攻撃する。ファイは加速して避けるが、アルファの拳は地面に放たれたようで地面から黒い炎が溢れ出す。
ファイ「なんだこの黒い炎は!?」
アルファ「これが俺の力だぁぁぁ!!」
その炎は徐々に大きくなっていき、ファイはそれに巻き込まれる。
ファイ「ぐっ!?なぁぁぁ!?」
アルファ「俺はこの力で…永遠を必ず救うんだ!!それが俺の意志!誰にも邪魔はさせねぇ!!」
ファイ「それは…六峰 永遠が求めているものか?お前だけの意志でそれを決めるな!!六峰 永遠の意志も尊重しろ!!」
アルファ「うるさい…黙れぇぇぇ!!」
アルファはファイに向かって攻撃をしようとする。ファイは覚悟が決まったようにその攻撃を受けようと防御の体勢に入るが、いくら待っても攻撃が来ず、確認するとアルファと自分の間に割り込んできた者がいた。
ルナ「航輝…もうやめて…」
アルファ「ル…ナ…ハァハァ…俺は…なんでファイを…そんなはずじゃ…あ…あぁぁぁぁぁ!!」
その瞬間、アルファの身体が黒い炎に包まれる。それは…自分自身すらも燃えるほどの高熱を宿っていた。ルナは躊躇することもなくアビリティカードを抜き取り、変身が解除される。ルナの右腕は黒い炎によって火傷を負ってしまい、大輝も変身を解除して、ルナに近づく。
大輝「大丈夫か?良ければ医者を紹介するが…」
ルナ「ううん…これは…背負っていかないといけないものだから…航輝は預からせてほしい…私が近くにいたほうがいいと思うから…それに今、あなた達と航輝を接触させてしまったら、さっきみたいなことになりかねない…それとこの黒い炎の力は、私の知り合いに預けさせる。それでいい?」
大輝「あぁ、構わない…俺自身もそう思っていた所だ。他の奴にも説明はしておく。すまないな…面倒事を押し付けてしまって…」
ルナ「いいの…私が好きでしていることだから…じゃあ…バイバイ」
ルナはそう言うと、近くでタクシーを拾い、航輝を乗せてどこかへと向かっていく。大輝はそれを見送り、刃を探す。すると近くには隠れていたようですぐに見つかった。
大輝「頬月 刃、大丈夫だ。お前も帰っていいぞ」
刃「すまんな…ほんまにありがとう」
刃はそう言い、フラフラと帰っていく。途中倒れそうになっていたが、大輝は心配ないだろうと思い、自分も、研究所の方へと帰っていくのだった…
――――――――――――――――――
ルナは"星王コーポレーション"という会社の前で航輝を肩に抱えながらタクシーから降りる。そこで碧から呼び止められる。
碧「やぁ、来るのは分かっていたよ。優里さんが待ってる…行こうか?」
ルナ「うん…私も優里に話があって来た」
ルナはそう言うと、碧と共に"星王コーポレーションの中へと入り、エレベーターに乗って最上階へと行く。途中、碧がルナに肩に抱えている航輝を「僕が持とうか?」と聞かれるが、「私はマキアだから、余裕」と答え、碧は少し苦笑いをする。とここで、最上階に着いて、最上階の部屋の前に来る。碧はノックをして入っていいか確認すると、奥から声が聞こえる。どうやら入っていいようだ。ルナは碧と肩に抱えている航輝と共に部屋の中へと入ると優里が座って待っていた。
優里「君が来てくれる事は分かっていた。連絡はしていたと思うが、一ノ瀬が持っている黒い炎のアビリティカードを渡してもらおう」
ルナ「これね…はい」
ルナは優里に黒い炎のアビリティカードを渡す。優里はそれを丁寧に箱の中へと収め、碧に渡す。
優里「碧、このアビリティカードを解析班に回してくれ。あとは…一ノ瀬を起こす」
碧「分かったよ!じゃあ、僕はこれで…」
碧はそう言うと部屋から出ていき、優里とルナ、航輝の3人だけとなった。優里は立ち上がり、ルナの隣で眠っている航輝の前に立ち、航輝の顔面を殴る。航輝は殴られた痛みで起きる。
ルナ「っ!?そこまでしなくても!!」
優里「こいつを起こすのに"優しく"はダメだろ…殴ったほうが痛みで起きやすいしな」
航輝「痛ってぇ…ん?ここは…」
優里「目覚めたか。率直だが、この間の答えを聞かせろ。俺と共に来るか…それとも現状で頑張るか…どっちにする?俺はお前の意志を尊重する。六峰を助けたければ最善の方を選べ」
航輝「っ!?俺は…仮面ライダーだ。だから…大切なものを失いたくねぇ!!永遠も…ルナも!!その為に…お前の力が必要だ!!俺は…お前についていく!!」
ルナ「航輝…」
航輝のその眼差しは覚悟が決まったかのように燃え上がっていた。優里はその覚悟を見て、心が高揚する。
優里「それでこそお前だ!ところで、あのアビリティカードは誰から貰った?」
航輝「その事も知ってたのか!?………支援者Sって名乗るやつから貰った。どこの誰かは分からねぇが…」
優里「そうか…やはり星空 創始は何かしらアビリティカードを作れるようになったのか…はたまた偶然作れたのか…それは分からないが、あのアビリティカードは二度と使わない事だ。あれは…お前の命を燃やす」
航輝「命を!?…分かった。二度と使わねぇ…その代わり、俺に大切なものを守れる力をくれ!俺はもう誰も傷付けたくねぇ!!」
優里「いいだろう…エンティティドライバーとライセンスカード、アビリティカードをすべて俺に預からせろ。開発まではかなり先になるが、ひとまずはエンティティドライバーとライセンスカードの基本性能のアップを施す。アビリティカードはあの黒い炎のアビリティカードと共に解析を行い。更なるパワーアップアイテムを作れるようにしよう」
航輝は優里にドライバーとライセンスカード、アビリティカードをすべて預ける。優里はそれらを解析班にすべて送り、ルナの方を見る。
優里「ルナ…君はこれからどうする?君でよければここに居てもいい。衣食住は約束しよう…それに君の秘密も誰にも言わないと誓おう」
航輝「秘密?」
ルナ「航輝…言う時が来たら言うから…その時まで待っててね」
航輝「おっおう…」
優里「さぁ…今夜は君たち2人の歓迎パーティーだ!2階の食堂で俺の部下たちが待ってる。行くぞ」
航輝「分かった」
ルナ「料理…美味しそう…」
優里は航輝とルナを連れて2階の食堂へと向かうのだった…その夜は食堂で全員盛り上がり、翌朝には死体のようになった人間が何人も居たとか居ないとか…
――――――――――――――――――――
零野はプロフェッサー坂月がいるラボへと足を運んでいた。その理由は…皆さんもだいたい予想は出来るだろう…
零野「プロフェッサー坂月…アルファが星王コーポレーション側についたとの報告が挙がっておりますが…どうしましょうか?」
プロフェッサー坂月「んー…そこは処刑人である君が赴く番じゃない?あっ、でもアルファはあそこから出る気配がないからね…様子見かな…まぁ…アルファが動いたら君にも動いてもらうから、準備はしておいてね?」
零野「かしこまりました…PROJECT SIGMAの方も着実に準備が進んでいます。アルファもPROJECT SIGMAの糧としましょう…」
プロフェッサー坂月「君は昔から考え方が人間のそれじゃないねぇ…まっ、君の好きにしといていいよ。私は"結果"にしか興味がないからね」
零野「そうでしたね。では…また…」
零野はそう言いラボから出ていく。プロフェッサーはニヤリとしながらこう言う。
プロフェッサー坂月「さーて…どんどん面白くなっちゃうなぁ…私が智慧の泉を手に入れられるのも時間の問題かな?」
プロフェッサーは智慧の泉の中心で未だ眠っている少女を見ながら、眼を光らせるのだった…
TO NEXT CODE…………
次回予告 CODE18 Wオペレーター/逆転
刃「博士!!ドライバーを治してくれへんか!?」
雫「いくよ!恭平!!」
恭平「あぁ!!」
永遠は航輝が離反したことで落ち込んでいた。そこに現れたのは!?
大輝「ヴェル…お前を倒す!!変身!!」
ヴェル「私との力の差は歴然ですよ?勝てますかねぇ!!」
優里「これは…マキア発生の起源?」
とうとう動き出す創始。その思惑とは…
創始「私も行動に移さねば智慧の泉は手に入らないと思ってね…まずは…君を潰す…優里。侵食…」
優里「お前の好きにはさせない。変身…」
創始と優里の戦いが始まる。因縁から起こる戦い…果たしてその勝利はどちらへ?
次回 CODE18 Wオペレーター/逆転 お楽しみに!!
下記の方に仮面ライダーアルファ ブラックフレアライズフォームのスペックを載せています。
仮面ライダーアルファ ブラックフレアライズフォームスペック
身長:202.5cm
体重:104.7kg
パンチ力:19.2t
キック力:20.7t
ジャンプ力:15.7m (ひと飛び)
走力:7.2秒 (100m)
必殺技:ブラックフレアブレイク