仮面ライダーシグマ   作:仮面執事

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今回はクリスマス回です!皆さん、年末はどうお過ごししますか?僕は家でゴロゴロとするだけです!
では、19話どうぞ!


CODE19 Aのクリスマス/聖夜の告白

 

12月24日…それは恋人達がイチャつき始める日、"クリスマス"の前日…"クリスマスイブ"なのである!そんな街中でソワソワしている男が1人…そう、一ノ瀬 航輝である。

 

航輝「くそ…クリスマスイブ…ルナとのデート…緊張してきた!!」

 

この男、女性との交際経験が全くなく、小中高共に男子校なのである。普段の彼であれば女性であれど普通に接することができたが…好きな子の前ではそうはいかなかった!航輝は好きな人の前ではドチャクソ緊張してしまうチキンやろなのである!

 

ルナ「航輝…お待たせ…」

 

ルナの声が聞こえ、そちらを向くと白いニット帽を被り、モコモコの袖と腕の長さが合わない上着を着て立っていたルナがいた。その光景に航輝は心の中で思わず…

 

航輝(可愛ぃぃぃ!!嘘だろ!こんな可愛いことあるのか!?ヤバい…俺、今日死ぬかも…)

 

ルナ「どう…かな?」

 

航輝「あっあぁ、いいと思うぜ?ルナにぴったりだ!可愛らしい…」

 

ルナ「…ありがとう」

 

ルナは頬を赤く染め、照れる。航輝はそんなルナの手を握りこう言う。

 

航輝「じゃあ、行くか」

 

ルナ「うん!」

 

航輝はおもわず握ったルナの手の感触を感じつつ歩いていく。ルナも航輝の手の温もりを感じつつ一緒に歩く。

 

航輝「この間…永遠と話したんだって?優里から聞いた」

 

ルナ「うん…"今の航輝"と会わせられないって言ったの…航輝は色々抱えてるでしょ?永遠達と会ったら爆発するかもだから…」

 

航輝「俺の為にありがとな!確かに俺自身も今、永遠と会ったらいけない気がしたんだ…だからルナが言ったことは俺自身としても助かってるよ」

 

ルナ「そうなんだ…」

 

航輝「あっ!あそこ行ってみようぜ!」

 

航輝が指を指した方を見ると、ケーキ屋が見える。航輝はルナの手を握りしめながらそのケーキ屋へと行くのだった…

 

 

―――――――――――――――

 

 

永遠はお世話になっている人達の為にプレゼントを渡そうと街中を散策していた。永遠は念の為、その人達が欲しそうなものをピックアップしており、それをメインに探していた。

 

永遠「いやぁ…影からこっそりとメモしただけあってかなりプレゼントが揃ってきたね!…………流石に手伝いに誰か1人来させたほうが良かったかな?荷物が多すぎる!!一度戻るか…」

 

流石に荷物が多かったのか永遠は一度研究所の方へと戻ろうとした。その時、誰かとぶつかり、プレゼントが地面に転がっていく。

 

永遠「うわぁ!?ごっごめんなさい!前が見えなくて…」

 

???「いや…大丈夫だよ…俺も拾うの手伝うからさ…ん?」

 

永遠「この声…まさか!?」

 

永遠/???「「嵐山先生!!/六峰!!」」

 

永遠と嵐山と呼ばれた男性は両方とも驚きながらも嵐山は「あそこに座ろう」とベンチを指差し、永遠とベンチに座って話し始める。

 

嵐山「六峰は…今は"仮面ライダー"か…凄いじゃないか!」

 

永遠「そんなことないですよ。俺も駆け出しのペーペーだし、俺にはこの選択肢しかなかったから…」

 

嵐山「お前は昔からそうだな…自分のことになると気弱になるというか、他人に対しては気が強くなるところもあるしな」

 

永遠「まぁ…そのせいで女の子泣かせちゃったんですけどね?」

 

嵐山「女の子…あぁ、遠山の事か。遠山とはその後どうなんだ?連絡とか取ったりは…」

 

嵐山がそう言うと永遠は首を横に振り、嵐山は落ち込む。

 

嵐山「そうか…仲直り、出来なかったのか…」

 

永遠「できなかったっていうより、俺がそれをする資格がないと思ったんです。だから、しなかった…」

 

嵐山「まぁ…それもそうか…六峰と遠山はクラス内でも一番仲が良かったからな…喧嘩したって聞いたときは他の奴も落ち込んでたしな。そっから遠山は引っ越して別の中学に転校した…」

 

永遠「そうですね…今、思い出しても黒歴史です。俺の"目的"の都合上、彼女を巻き込みたくなかったっていうのもあります」

 

嵐山「事情を知っているこっちの身としてはそれが正解かもしれないが…六峰は言い方がキツい時があるからなぁ…」

 

嵐山にそう言われ永遠は落ち込む。永遠は辛口の時が一番辛いことも言うのでなおさらだ。

 

永遠「そう言われると、落ち込みますよ…」

 

嵐山「ごめんな?……あっ!そうだ、六峰は"仮面ライダー"としての責務が終わったらどうするんだ?マキアとの戦いが終わった後のことは考えているのか?」

 

永遠「考えたことは…ないですね…俺は"仮面ライダー"しか向いてないから…」

 

嵐山「ならさ、"教師"になってみるのはどうだ?ほら!お前は教えるの得意だっただろ?よく、他の奴に勉強教えたりとかな?」

 

永遠「"教師"ですか…考えてみます。もし、俺が"教師"になりたいって言った時には…手伝って貰いますからね?」

 

嵐山「おう!……じゃあな!久しぶりに話せてよかったよ。またな!」

 

永遠「えぇ…また…」

 

嵐山はベンチから立って足早に行く。永遠もベンチから立ってプレゼントを持って歩き始める。その時、1人の女性とすれ違う。永遠はその女性を見た瞬間驚き、声を掛ける。

 

永遠「ちょっと待って!!」

 

???「何?って、あなた!?」

 

永遠「ひさ…しぶり…遠山さん…」

 

遠山「ひさ…しぶり…えっと…永遠…」

 

永遠「えっと…その…ここで話すのもなんだし、あそこのカフェに入らない?」

 

遠山「そう…ね…」

 

そして永遠と遠山は2人でカフェの中へと入っていく。そこから遠山とは反対側の席につき、しばし沈黙が訪れる。

 

永遠(勢いで引き留めたけど…話題がない…どうしよ…)

 

遠山「あのさ…昔の事なら私、もう怒ってないよ?ていうか、私の事巻き込みたくなかったんだよね?だから、あんな言い方して私を突き放した…分かってる、永遠が"仮面ライダー"になりたかったのは知ってたから…でも、あの時は私、我儘だったから…ごめん」

 

永遠「いや…俺の方こそキツい言い方して、ごめん。喧嘩別れしちゃったけど…俺は今でも遠山さんのこと親友だって思ってるよ!」

 

遠山「永遠…ありがとう…その…永遠はさ、もし、"仮面ライダー"じゃなくて普通の人だったら私と付き合ってた?」

 

永遠「確かに…俺は遠山さんのことは好きだよ?でもそれは友達としての好きだからさ、それに俺は"目的"を達成しないといけない。遠山さんにも話したことはあるよね?」

 

遠山「あぁ…"楓"って子のこと?見つかったの?」

 

遠山がそう言うと永遠は首を横に振る。遠山もなんとなく察したのかそれ以上はなにも言わなかった。

 

遠山「えっと…その…まぁ…永遠も頑張ってるのは分かるよ。だから、"楓"って子の事を探してることも…まぁ…私から言えることは特にないけど…とりあえずこれからも頑張るんでしょ?」

 

永遠「そうだね…俺の目的の為には頑張らないといけないから……じゃあね、遠山さん。お代は置いとくから…」

 

永遠はそう言い席から立ち上がりお店を出ようとする。すると遠山から大きな声で呼び止められる。

 

遠山「永遠っ!!私っ!!永遠のこと…応援してるから!!頑張ってね!!仮面ライダー!!」

 

永遠「っ!?ありがとう…遠山さん…」

 

永遠は最後にそう言い、お店から早足で出ていく。遠山はそれを見送り、こう言う。

 

遠山「あ~あ…こうなるんだったら…ちゃんと気持ちを伝えてればよかった…うっううう…」

 

涙を零しながらそう言う背中はどこか悲しい雰囲気を纏っていた………

 

 

――――――――――――――――――

 

 

大輝は母夢から受け取った遊火からの手紙を読もうとその封を開ける。そしてひと通り読んでいくと目を見開くことばかりの内容だった。

 

大輝「この内容は…これは六峰 永遠に知られたくはない…知ったら最後、あいつは…いや、こんな最悪の事を考えてはいけない…まずは目先のこと、"ヴェル"の排除だ。現状では、ヴェルには勝てない。あの時(・・・)の力があれば…あるいは…」

 

恭平「何を悩んでいるんだ?」

 

突如、現れた恭平に大輝は一瞬肩をビクッとさせるが、すぐに冷静になる。

 

大輝「びっくりさせるな。"ヴェル"を倒す方法を考えていた。俺の目的はあいつを倒すことだからな」

 

恭平「そうか…だが、復讐のことばかり考えるな。そればかりだといつか倒れるぞ?」

 

大輝「心配無用だ…俺は"不死身"なんでな…じゃあ、俺は外出してくる。何かあれば連絡しろ」

 

大輝はそう言い、外出の準備をし、外へと出ていく。恭平はそれを見てこう言う。

 

恭平「……頑張れよ……」

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

航輝「ここのイルミネーションが夜の時に一番綺麗に見える…俺は、家族とそれを毎年見るのが楽しみだったんだ…」

 

ルナ「そうなんだ…私も航輝と見れると思うと楽しみだな…」

 

航輝「あぁ、俺もだ!じゃあ、今日の夜はここでイルミネーションを見るぞ!ルナは他に行きたい所とかはないか?」

 

航輝がそう聞くとルナは「うーん」と悩み、何かを思いつくと、その場所に指を指す。航輝はその場所を見て「マジか」と思ったが、ルナは意外にも乗り気で航輝の手を引っ張りながら向かう。

 

ルナ「玩具屋さん…来てみたかったんだ…航輝と…」

 

航輝「なんで玩具屋なんだ?何か欲しいものでもあるのか?」

 

ルナ「えっと…子どもと遊ぶ時にどの玩具がいいかなって、そう思っただけ」

 

航輝「それって!?」

 

航輝が何かに気づくと、ルナもさっきの言葉を思い出し、顔を赤らめる。そうして、2人が気まずくしていると、航輝の肩と通りかかった青年の肩がぶつかり合い、青年の方は尻もちをついてしまう。航輝は慌ててその青年の手を取る。

 

航輝「すまねぇ!大丈夫か?」

 

「大丈夫だ。俺も玩具屋に用事があってな、色々見ていたらぶつかってしまった。恋人とのデート中だったんだろ?邪魔してしまったな」

 

航輝「いや、その…恋人って…俺とルナって周りから見たらそう見えるのか?」

 

「まぁな、あと…俺は外見年齢ほど若くないぞ。もうすぐ、10歳の息子がいるからな」

 

ルナ「すごい…そうは見えなかった…羨ましい」

 

「よく言われるよ……じゃあな。幸せになれよ?俺も陰ながら祝福しておく」

 

その青年はそう言うと、その場から立ち去る。航輝とルナはその青年の後ろ姿を見送り、玩具屋の中を見て回る。航輝はさっきの青年の事を思い出し、ルナに話す。

 

航輝「さっきの奴、髪色とか凄かったな…染めてんのかな」

 

ルナ「うん…なんていうか神々しい感じにする人だった。髪色とか白髪だったし…あれは地毛だよ…」

 

航輝「マジか!?そういう奴もいるんだなぁ…俺も白髪にしようかな…」

 

ルナ「航輝は今のままでもかっこいいよ?」

 

航輝「そっそうか…それならそのままでいいな。それでさ…後で話があるんだが…いいか?」

 

ルナ「うん…分かった」

 

ルナもなんとなく察したのか航輝のその問いに対して頷く。そして玩具屋から出ると、辺りはすっかり暗くなりイルミネーションの時間が迫っていた。

 

航輝「イルミネーションが始まる!急ぐぞ!」

 

ルナ「うん!」

 

航輝はルナの手を取り、走り出す。普段から仮面ライダーとして活動しているため、身体能力も高くなっておりすぐにイルミネーションが見える場所へと辿り着く。

 

航輝「なんとか間に合ったな…ほら、見てみろ。綺麗だろ?」

 

ルナ「うん…綺麗!!」

 

航輝はそう言うルナの手を強く握り締め、ルナと目を合わせる。そして、ひと呼吸置いてからこう言う。

 

航輝「ルナ…好きだ!!俺と恋人になってほしい!お前のことを一生守る!!」

 

ルナ「うん!私も航輝のことが好き!だから、私の返事はこれ!」

 

ルナはそう言うと航輝の唇に自身の唇を合わせる。航輝は一瞬驚いたが、受け入れる。それは体感で1分ぐらい続き、ルナは唇を離す。そして、嬉しそうにこう言う。

 

ルナ「私…幸せ!これからもよろしくね?航輝!!」

 

航輝「あぁ!俺からもよろしくな!!」

 

その瞬間、どこからか拍手が聞こえる。航輝とルナは拍手がする方…上を見上げると、1人の青年が空中に立っていた。

 

「やっと見つけたよ。一ノ瀬 航輝君…いや、仮面ライダーアルファ…まさか、僕が恋愛漫画並の恋物語を見せられるとは思わなかったよ。さぁ…裏切り者はどうなると思う?」

 

航輝「てめぇは一体!?」

 

「あぁ…初対面だから分からないか…僕は零野 空夜…またの名を仮面ライダーオメガだ。よろしくね?まぁ…君はもうじき死ぬんだけど」

 

零野 空夜と名乗った青年は航輝の方を見たあとにルナの方を見てニヤッとする。その笑みはまるで実験動物を見つけた研究員のような表情だった。

 

空夜「いいねぇ…青春だ…まぁ、しかし、相手がそれ(・・)だと…君の心もそっちに行くわけか…」

 

航輝「何の話をしてやがる!!てか、降りてこい!!」

 

空夜「君には関係ない話さ。さぁ…殺ろうか?」

 

空夜はそう言うとドライバーを装着する。そして、オメガライセンスカードを取り出し、変身しようとした瞬間…マキアが突如として出現し、空夜は驚く。その姿はオオカミ(・・・・)に似たマキアだったからだ。

 

空夜「あのマキアは!?そんなはずは…いや、そういうことか…」

 

???マキア「……………ニンゲン…タスケル……イモウト……スクウ………」

 

そのマキアは一瞬で航輝とルナに近づいたあと、2人を担ぎ、その場から一瞬でいなくなる。空夜は一瞬の出来事で反応できずに「ちっ」と舌打ちをするが、好奇とばかりにニヤつく。

 

空夜「これはプロフェッサー坂月に報告しないとね」

 

空夜はその場から瞬間移動し、何処かへと消えていくのだった………

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

航輝とルナは何処かの路地裏へと謎のマキアに担ぎ来られ、その場に投げられる。

 

航輝「っ!?お前…何者だ!!」

 

???マキア「オマエ…ガ……シルヒツヨウハ……ナイ……」

 

そのマキアは航輝にそう言い、立ち去ろうとするが、ルナがそれを止める。

 

ルナ「待って!!あなたは!!」

 

???マキア「シズカニシロ……イマハマダ……コレガゲンカイダ……」

 

そのマキアはそのまま一瞬でいなくなり、航輝とルナはその場に座り込む。そしてルナが口を開き話す。

 

ルナ「一体…何が起こってるの…」

 

航輝「それは…俺にも分からねぇ…ただ、さっきのマキアの事がどうにも気になる…一度、星王コーポレーションに戻るか…」

 

ルナ「うん…そうしたほうがいい。私も一緒に行く」

 

航輝とルナは立ち上がり、星王コーポレーションへと戻っていくのだった。そこから少し離れた場所では…

 

永遠「ハァハァ…一体…俺に何が起こってるんだ…うっ!?またっ!記憶が!?」

 

『………六峰 永遠の身体を借りるなんて芸当ができるようになったのは…転生してきて初めてだな…その最初の役目が()を助けることなんて……理解できないな。だが、確実に楓に近づいてきている…待っていろよ、楓。絶対に救い出す!!』

 

その永遠の中にいる何かは精神の深くへと戻っていく。永遠はそうとは知らずに頭を抑えながら中央科学研究所へと戻っていく。

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

航輝とルナに空夜が接触した同時刻…大輝は外で遊火からの手紙の内容を整理していた。

 

大輝「遊火さんからの手紙の内容が正しければ…中央は信用できない…それに六峰 永遠の事もある。確実に中央…プロフェッサー坂月は何かを隠している。でも…一体何を?」

 

そう考えながら歩いていると、少年とぶつかる。大輝は普段から鍛えているため、尻もちをつかずに済んだが、あちらはそうでもなかったようだ。大輝はすぐに手を差し伸べるが、その手を跳ね除けられる。

 

「あのさ…まず、手を差し伸べる前に言うべき事があるんじゃないかな?僕は君のせいで尻もちをついたわけだし」

 

大輝「それはそうだな…すまなかった…」

 

「口調が明らかに反省している素振りがないね。僕の事を見下しているだろ?そうなんだろ!!黙ってないで答えたらどうだ!?」

 

大輝「はぁ…そっちだって余所見をしながら歩いていたのだから、そっちにも非はあるだろ?どっちもどっちだろ?」

 

「はぁ…これだから、僕の価値が分からないやつは…あのね、もしかしたら僕は怪我をしていたかもしれないんだよ?それなのにその態度は…僕も怒らないといけない!」

 

その少年はそう言うと、大輝が見覚えのあるものを取り出す。それは…

 

大輝「インジェクションカード!?なぜ持って……いや、聞かなくても分かることか!!」

 

「今…ここで僕に粛清されろ!!」

 

『GREED INJECTION』

 

「侵食!」

 

『MACHINA INJECTION GREED』

 

その少年はグリードマキアへと侵食する。その姿は龍に近しい人型だった。大輝はすかさずドライバーを装着し、変身する。

 

大輝「変身!」

 

『KAMEN RIDER PHI』

 

すぐさま加速して、グリードマキアへと近づき、一撃喰らわす。グリードマキアは反応しきれず地面に転がる。

 

グリード「痛いじゃないか!!こんな痛いけな少年を殴るなんて!!正気じゃないな!!」

 

ファイ「お前は敵だろ?なら…倒さないといけない。それが仮面ライダーとしての責務だ!!」

 

グリード「くっ…こうなれば…心優しい僕でもこうしないとならない」

 

グリードは自身の手のひらからエネルギーを発生させると、それを空中へと飛ばす。そのエネルギーは空中で離散し、ばら撒かれる。

 

ファイ「何をした…」

 

グリード「見ていれば…わかるさ…」

 

それから1分もしないうちに街中が騒がしくなる。ファイは辺りを見渡すと市民達が、各々好き放題に暴れていた。

 

ファイ「これは!?」

 

グリード「そうだ…欲望のままに暴れろ!!隠しきれないのは人間の本能!!僕はグリード!欲望の化身さ!」

 

ファイ「早く止めろ!!」

 

グリード「はっ!嫌だねっ!!思いのままに暴れまくれぇぇ!!」

 

グリードがそう言うと市民達は更に活気に溢れ、暴走していく。ファイは市民達の暴走を止めようと市民達に割り込んでいくが、止められず、逆に流されていく。

 

ファイ「くっ!?まずい…このままじゃここら一帯は終わりだ!!」

 

グリード「いい気味だね…このまま、その野次馬に当てられていくといいさ。じゃあねぇ…」

 

ファイ「おいっ!!待てっ!!ぐっ!?うわぁぁぁ!!」

 

ファイは市民達の暴走に巻き込まれ、変身が解除される。そして市民達は止まらず、その後…その街は一時的に封鎖となった事が世の中に伝えられた。

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

星王コーポレーションでは昨日の出来事の対応を会議で模索していた。その中で星空 碧がこう言う。

 

碧「やはり…グリードマキアを倒すのが手っ取り早いと思うな。僕としての意見はこうだけど…他に何かある人はいるのかな?」

 

優里「いないようだな…なら、俺がグリードマキアを倒しに行く。中央の仮面ライダーの状況では、頼りない」

 

優里がそう言い、周りもその意見に賛成のほうが多かったが、1人の男がそれを止める。

 

航輝「俺に行かせろ…俺が止める」

 

優里「馬鹿を言うな…お前のドライバーとライセンスカード諸々はメンテナンス中だぞ?今のお前は仮面ライダーになれない」

 

航輝「知ってるぞ…俺のドライバーとライセンスカード…メンテナンス終わってるだろ?」

 

航輝がそう言うと、図星を突かれたのか、優里は目を逸らす。航輝はニヤッとし、こう言う。

 

航輝「ブラックフレアなら…そのグリードの能力を消せるかもしれねぇ…試させてくれ」

 

ルナ「それは!?航輝の命が危ない…」

 

航輝「分かってる…だが、街中の人を守りたいっていうのは仮面ライダーとしての使命なんだ…だから…頼む!!」

 

優里「そう言うなら…碧!一ノ瀬のドライバーとライセンスカードを!!」

 

碧「うっうん!分かった!」

 

碧は急いでドライバーとライセンスカードを取りに行き、航輝に渡す。その中にはブラックフレアカードも入っていた。

航輝はそれを受け取り、拳を強く握り締める。

 

航輝「ぜってぇ、助ける!!」

 

優里「俺も同行はするからな?危険と判断したら俺がお前を鎮める」

 

航輝「分かってる!!」

 

そう言う航輝をルナは静かに見守り、拳を強く握り締める。その顔は覚悟を決めたものだった……

 

 

TO NEXT CODE……………

 

 





次回予告 CODE20 Oの粛清/反撃の狼煙


「欲望のままに生きろ!!」

グリードマキアの凶悪な力により、暴走してしまった市民達!!永遠達も現場に駆け付け、止めようとするが!!

永遠「雫ちゃん!?恭平!!どうしたんだ!!」

大輝「グリード……欲望…か…」

永遠と大輝に襲い掛かる雫と恭平。グリードはその光景を見ていた嘲笑う。

その一方で航輝と優里も到着し、止めようとするが…そこに現れたのは…

空夜「そのドライバーとライセンスカードは返してもらうよ?……変身!」

航輝「ちっ!!邪魔すんじゃねぇ!!」

優里「倒す!!」

仮面ライダーと仮面ライダーの戦いが始まる!!

永遠「絶対に助ける!!」

『NOVA CUSTOM GAUNTLET』

そして……


航輝「俺の命…すべてを賭けて!!てめぇを倒す!!」

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