仮面ライダーシグマ   作:仮面執事

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今回は20話!!明けましておめでとうございます!!
仮面ライダーシグマも20話まで来ましたね!今後とも仮面ライダーシグマをよろしくお願いします!!


CODE20 Oの粛清/反撃の狼煙

 

 

刃は薄暗い天井のある部屋で目を覚ます。窓から流れる景色は何処となく、機械的だった…

 

刃「ここは…一体…あたしは確か…」

 

???「目が覚めたか…」

 

そう言う声に反応して、刃を肩をビクッとさせながらも声のしたほうを見る。そこにはフードで顔を隠した男が立っていた。刃はその男に見覚えがあり、こう言う。

 

刃「…ロード…さん?」

 

ロード「お前とはほとんどいなかったが…よく分かったな?」

 

刃「それは…気配で…」

 

そう言う刃をロードは静かに見つめ、刃に話す。

 

ロード「俺がお前をここに連れてきた理由は、仮面ライダーシグマ…六峰 永遠の覚醒に必要な要素だと考えたからだ」

 

刃「永遠の…覚醒?」

 

ロード「そうだ…六峰 永遠はフェンリルの生まれ変わり…俺はどうしてもフェンリルを倒したい…俺自身が真の王と証明するためにも六峰 永遠を覚醒させ、フェンリルとしての力を取り戻させる。その為にはどんな手段を使ってでもやり遂げる」

 

刃「それって…どういう…」

 

刃がそう聞くと、ロードは懐からそれ(・・)を取り出す。刃はそれを見て驚く。

 

刃「それは…あたしの!?」

 

ロード「そうだ…ドメインメモリアルカードだ…これをお前自身に刺したらどうなるか…まぁ…分かるだろ?弟と同じ運命を辿る」

 

ロードはそう言いながら刃へと近づく。反射的に刃はロードから遠ざかろうとする。しかし、ロードの方が早く、すぐに捕まってしまう。

 

ロード「すまないが…俺の為に役立ってくれ…」

 

刃「やめて…やめてぇぇぇぇ!!」

 

ロードはドメインメモリアルカードを刃に刺し、そのまま刃の中へと吸収されていく。刃の身体は拒絶反応を起こし全身が痙攣するが…数分もするとそれが収まり、倒れた身体を起こしこう言う。

 

刃?「やっと…身体を持てた…感謝するわ、ロード…」

 

ロード「俺は俺の計画の為に必要なことをしたまでだ…お前の方は好きにしろ、ドメイン」

 

刃?「私の事をドメインなんてダサい名前で呼ばないでちょうだい。そうね…確か、花の中に復讐の意味を持つ花があったわね…そう!クロユリ!そこから取ってユリと名乗るわ。あなたも私の事はユリと呼んでね?」

 

ロード「………分かった」

 

ユリ「刃の身体を使って代わりに私が叶える!六峰 永遠を殺すという目的を!!」

 

ユリはそう言いながら踊り狂い、ロードはそれを見たあと何処かへと向かうのだった……

 

 

――――――――――――――――――

 

 

空夜は航輝との接触時に、現れた狼型のマキアの事を考えていた。そのマキアの姿に伝説のマキアの姿が重なったからだ。

 

空夜「あのマキアが出てきたということは…六峰 永遠は覚醒したのか…はたまたその前兆が身体に起きているのか…プロフェッサーにも話したけど、分からなかったからね…」

 

プロフェッサー坂月「やぁ…元気かな?零野 空夜君?」

 

空夜「ふっ…プロフェッサー…元気ですよ。ですが、やはり気掛かりですね。あのフェンリル(・・・・・)の考えている事が分からない…まぁ…彼の終着点は彼女(・・)だと思いますけどね…」

 

空夜はそう言い、智慧の泉の中心で眠り続けている少女に目をやる。プロフェッサー坂月は髪を搔きながらこう言う。

 

プロフェッサー坂月「面白いじゃないか!!私としてはシグマの成長を促してくれる要因にしかならない!!いや…今まで積み重ねたものがシグマの成長の糧となる!どうかな?空夜君…私、今マッドサイエンティストぽかったかな?」

 

空夜「とてもそう見えましたね……プロフェッサー、僕は引き続きアルファの動向を伺います。では…」

 

空夜はそう言い部屋から出ていく。そして1人残ったプロフェッサー坂月はボソッとこう言う。

 

プロフェッサー坂月「楓…待っててくれ…私が智慧の泉の力を完全にものにした時…君は初めて、自由になれる!!」

 

プロフェッサー坂月はそう言い、部屋から出ていくのだった…眠っている少女の目元に浮かぶ涙を見逃して…

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

星王コーポレーションでは優里と航輝の2人で準備を進めていた。準備とはいってもこれといって用意するものもなく、話し合いのようなものだった。

 

航輝「この力で…救ってやる!」

 

優里「やる気があるのはいいが…零野 空夜…あいつのことは警戒をしておけ。油断してはダメだ」

 

航輝「分かってる…もし、あいつが出てきたら倒す!!」

 

航輝が拳と拳を合わせ、やる気を十分に見せると優里は少し嬉しそうにする。そして、優里が時間を見て航輝にこう言う。

 

優里「もうそろそろ行くぞ。中央の仮面ライダーも来ると思うが…大丈夫そうか?」

 

航輝「大丈夫だって!俺は俺のしたいことをする為にこっちに来てんだ。今更あっちには戻れねぇよ」

 

優里「それもそうだな…」

 

優里はそう言い、スマホをバイクへと変形させる。航輝は多少は驚いたもののそれをすぐに受け入れる。そして、2人分のバイクを用意して行こうとするとルナに呼び止められる。

 

ルナ「航輝!」

 

航輝「ルナ…」

 

ルナ「待ってるからね!絶対に帰ってきてね!」

 

航輝「おう!」

 

優里「行くぞ!」

 

航輝と優里はバイクを発進させ、目的地に向かっていく。その道中で優里は航輝に聞く。

 

優里「お前は恋愛に現を抜かしすぎだと思うが…大丈夫か?」

 

航輝「むしろやる気が上がった。お前も一度はそういうの経験してたほうがいいんじゃねぇの?」

 

航輝がそう聞き返すと優里はある人物を思い出すがすぐに掻き消す。

 

優里「大切な物を失った時の気持ちは大きい…だから、俺は大切な物を極力減らしている…心が楽になるからな。一ノ瀬…気を付けろよ」

 

航輝「……気を付ける」

 

そしてそこから会話もなく目的地まで一直線に向かってバイクで突き抜けていく。それを見ている者がいるとも知らず…

 

空夜「ほう…見つけたよ…」

 

 

――――――――――――――――――

 

 

永遠達4人もグリードのいる封鎖された街へと向かっていた。その道中、大輝は永遠に元気がないことに気づき話しかける。

 

大輝「六峰 永遠…元気がないみたいだが、どうした?」

 

永遠「いや…なんでも…」

 

大輝「そうか…何かあったら相談しろよ?」

 

永遠「うん…分かった…」

 

大輝は依然、永遠の元気の無さに怪訝そうにしていた。すると、雫が大輝に話し掛ける。

 

雫「永遠、何かあったのかな?帰ってきてからずっとあの調子なんだよね。大輝は何か知ってるの?」

 

大輝「いや…俺も知らないな」(六峰 永遠にはあの事(・・・)は話していない筈だが…まさか…な)

 

恭平「元気のない永遠など、違和感しかない…俺がギャグで笑わせる…か?」

 

大輝「やめておけ…お前がギャグをするとこなど想像が付かん」

 

大輝がそう言うと恭平は肩をガクッと下げ、落ち込む。それを雫が慰める光景は言わずもがな母親のように感じる。それを見ていた大輝だったが、すぐに意識を建物の屋上へと移す。そこには1人の少年が立っていた。

 

「へぇ…わざわざ殺られに来たんだね…まぁ…いいさ、僕は優しいからね。痛みもなく殺してあげるさ!」

 

大輝「そうゆうのはお前が優勢の時にだけ使え…強魔 望!!」

 

望「僕の名前…知ってたのか…ならさ…僕は君の名前を知る権利があるよね?教えて欲しいなぁ」

 

大輝「誰がお前なんかに…」

 

望「おいおい…自己紹介は相手の事を知るために必要な事だろ!!どういう教育をしたらそんな捻くれた性格になるのかなぁ!?親の顔が見てみたいよ!!」

 

望がそう言うと大輝はあからさまに不機嫌な態度になる。自分の事を言われるのは良かったが、家族まで卑下されるいわれはないからだ。

 

大輝「倒す!変身!!」

 

大輝はそう言いドライバーを装着する。永遠達3人もドライバーを装着し、ライセンスカードを挿し込む。

 

『KAMEN RIDER PHI』『SIGMA』『BETA』『GAMMA』

 

4人は変身を完了すると、まずはファイが先手を打ちに行こうとする。それの前に望が侵食しグリードへと変貌すると、何かしらのエネルギーを発生させる。すると、街中から人間がトボトボ歩きながらファイ達に近づいてくる。

 

ファイ「何っ!?」

 

グリード「欲望のままに生きろ!!」

 

シグマ「これは!?攻撃ができない!!ベータ、ガンマ!!そっちは大丈夫!?」

 

シグマがベータとガンマに向かってそう言うが2人とも立ち尽くすばかりでまるで反応がない…すると、ベータとガンマはシグマとファイの方へと歩き始める。そして、シグマに向かってプライムライザーでエネルギー弾を放つ。

 

シグマ「くっ!?雫ちゃん!?恭平!!どうしたんだ!!」

 

ファイ「グリード……欲望…か…まさか!?」

 

グリード「何か気づいたようだから言うけどさ、僕のこの力は対象の欲望を増幅させるっていう単純なものさ。でもさ、欲望の抑えが利かなくなって周りに対しての攻撃を開始する。大方、その2人の欲望が強くて僕の能力に掛かったんじゃない?まぁ…仕方ないよね?人間は誰しも欲望には抗えないんだからさ!!」

 

シグマ「………君のその気持ち…分からなくもない。俺だって、守りたいものがあってそれを守るためなら何でもする!!でもさ…それが人間の本能でも、隠さなきゃいけない時だってあるだろ?君は人の心をまるで理解してない。そこだけが俺には分からない。君にだってかつてはあった筈だ…そのせいで友達が傷ついた事が!!」

 

グリード「僕をバカにするのも大概にしろ!!あぁ!!そうかい!!分かったよ!!君のその内に秘める欲望を解放してやる!!」

 

グリードはそう言い、エネルギーをシグマに向かって放つ。シグマはそれを直に受ける。グリードはニヤッと笑ってこう言う。

 

グリード「さぁ…君も欲望のままに暴れろぉぉ!!」

 

ファイ「っ!?シグマ!!」

 

ファイが心配する中…グリードの意識が一瞬…途絶える。そしてグリードが目を開けると目の前には白髪に蒼のメッシュ(・・・・・・・・・・)をかけた少年がグリードを見下ろしながら立っていた。

 

「俺の中に入ってくるなんて…あの娘以来だな…だが、お前はダメだ。ゲスい心を持った奴なんて…こっちから願い下げだ。消えろ…」

 

グリード「はっ!?僕に命令する気か!!クソガキッ!!」

 

「理解できないのか…俺の欲望の強さを見てみろよ…」

 

その少年がそう言った瞬間、少年の背後に蒼い塊が浮かぶ。その塊は少年の何千倍も大きく膨らんでいた。

 

グリード「この欲望の強さ…何なんだこの大きさは!?僕ですらここまでの大きさは見たことが!?」

 

「見せたことだし…さっさと消えろ!!」

 

少年の威圧的な眼に萎縮しグリードはそのまま跳ね返され、現実に戻ってくる。そして、シグマの方を見ると、幻覚では表せない鋭く睨まれた感覚を覚える。

 

グリード「うわぁぁぁぁ!?睨むな!!睨むな!!僕をそんな眼で見るなぁぁぁ!!」

 

グリードは腰を抜かし、身体を縮こませる。その光景にファイは驚き、シグマの方を見る。

 

ファイ(あいつは…一体何を見たんだ…シグマはなにも違和感がないようだが…)

 

シグマ「なんとかなったのかな…これでみんなも!!」

 

シグマは周りを見ると、全員倒れ込んでいるが、負傷等がなく…安心する。そして、グリードを見上げてこう言う。

 

シグマ「あとは彼を倒すだけ!!」

 

シグマは重力を操り、グリードの間近へと飛んで来るとグリードはそれを察知して、シグマを見るが…依然として顔を青ざめたままだった。

 

グリード「来るな!!僕をそんな眼で見るなぁぁぁ!!うっ!?なんだ…これ…僕の…僕の意識……が……」

 

その瞬間、グリードの…強魔 望の意識は途絶え、代わりにグリード自身の人格が呼び出される。シグマは少しだけ下がり、警戒する。

 

グリード「こいつの意識が強すぎたせいで乗っ取るのに時間が掛かったなぁ…まぁ…いいか…とりあえず、敵は潰さなきゃ♪」

 

グリードは一瞬でファイの目の前に現れ、ファイの顔を掴み、地面へと押し込む。ファイは反応できずに喰らいダメージを負う。

 

ファイ「っ!?」(反応…できなかった!?こいつも…ハイマキアか!!)

 

グリード「タフだね!!この時代の人間はなかなかやるね♪」

 

シグマ「ハッ!!」

 

シグマは不意を打ち、背後からプライムライザーソードモードで斬りつけるが、簡単に防がれてしまう。そして、グリードの蹴りを受け、壁に激突する。

 

シグマ「くっ!?強い…!!」

 

グリード「あれ…君は…なるほど…面白いね♪」

 

グリードは何か勘づいたようで面白そうに笑う。その隙にファイは抜け出し、グリードから少し離れる。シグマはノヴァカスタムカードを取り出し、ドライバーに認証させる。そして、挿し込みシグマノヴァへとフォームチェンジする。

 

『SIGMA NOVA』

 

シグマ「ハッ!!」

 

シグマノヴァは打撃をグリードに喰らわせる。シグマノヴァの拳は重力の力を付与したことにより通常の打撃よりも威力が数倍高くなっている。その為、グリードは喰らいダメージを負う。

 

グリード「へぇ…やるね♪だけど…っ!?この人間…まだ抗うか!!」

 

グリードは胸を押さえ、膝を付く。シグマは何事かと思ったがチャンスだと思い、攻撃を仕掛ける。ファイも立ち上がり、シグマに続く。グリードは胸を押さえながらも人間達を自分の周りに囲ませる。シグマとファイは立ち止まる。

 

グリード「今日の所はこれで終わりだけど…君達にとって、悪い知らせを言おう…上を見たらいいよ!」

 

グリードは上に指を指す。シグマとファイは上を見ると巨大な隕石が落ちてくる。グリードはニヤッとしながらこう言う。

 

グリード「きっと…誰かの欲望が叶ったんだ。だから、隕石が落ちる。僕の力は人々の欲望を増幅させ、叶えさせる!!それじゃあ…また、会おう…仮面ライダー…」

 

グリードは建物をつたいながら逃げていく。シグマ達は追おうとしたが、隕石をどうにかしなければならなかった。幸い、グリードが立ち去ったことで人々は欲望を閉ざし、気絶する。雫と恭平もその欲望を閉ざし、気絶する。

 

シグマ「さて…あれをどうしよう…」

 

ファイ「このままでは…」

 

シグマ「あれでいくしかないね…下がってて!」

 

シグマがファイにそう言い、ファイは下がる。そしてシグマはガントレットアビリティカードを取り出し、ドライバーに認証させる。

 

『GAUNTLET CUSTOM SCAN』

 

シグマ「変身!」

 

『CUSTOM RISE』『GAUNTLET CUSTOM UP NOVA CUSTOM GAUNTLET』

 

シグマはシグマノヴァ ガントレットカスタムにフォームチェンジを完了する。黒い装甲に機関銃とミサイル、そしてレーザー砲を搭載し複眼部分にはノヴァガントレットグラスを新たに装着している。シグマは隕石をロックオンし、タイミングを見計らう。

 

シグマ「絶対に助ける…今だ!!」

 

『GAUNTLET INSTALL』

 

『ガントレットカスタムフィニッシュ』

 

シグマ「撃てぇぇぇぇ!!」

 

シグマはロックオンした状態で、ミサイルとレーザー砲を発射させる。ミサイルとレーザー砲が直撃した隕石は空中で爆発し、一塊も残さずに無事に終わる。シグマとファイは変身を解除し、雫と恭平を起こしに行く。

 

永遠「雫ちゃーん!恭平ー!起きてー!」

 

雫「んっ…あれ…私…どうしてたんだろ…」

 

恭平「俺は…一体…」

 

大輝「意識を取り戻したか…話はあとだ。ひとまずは他の人も起こしていこう」

 

こうして4人は他の人達も起こしていき、今回の事件は幕を降ろしたのである。そして、航輝と優里は…

 

 

――――――――――――――――――

 

 

優里「どうやら…俺達が行く必要もなかったようだ…中央の仮面ライダーも侮れんな…一ノ瀬!帰るぞ!!」

 

航輝「永遠達…やったのか、……あぁ!とりあえず戻るか」

 

優里と航輝はUターンをして星王コーポレーションに戻ろうとする。その時、道路の真ん中に青年が立ち尽くすのが見えた。その青年が指を鳴らすと優里達はバイクから引きずり降ろされる。

 

優里「っ!?あいつは!」

 

航輝「間違いねぇ!!零野 空夜!!」

 

空夜「やぁ…久しぶりだね?さて…僕の目的は分かるだろ?」

 

空夜はそう言うとドライバーを装着する。優里達もドライバーを装着し、お互いに動かず出方を伺う。空夜は自身のライセンスカードをドライバーに認証させ、挿し込む。

 

空夜「そのドライバーとライセンスカードは返してもらうよ?裏切り者の君には必要ないものだからねぇ…変身!!」

 

『OMEGA ASSAULT PROCESS SCAN』

 

『ASSAULT RISE』

 

『WARNING ASSAULT OMEGA ENTITY KAMEN RIDER OMEGA ASSAULT』

 

空夜は仮面ライダーオメガ アサルトに変身を完了する。優里と航輝もそれぞれ、変身を始める。

 

航輝「ちっ!邪魔すんじゃねぇ!!」

 

優里「倒す!!」

 

航輝/優里「「変身!!」」

 

『BLACK RISE』『FLARE OF DARKNESS BLACK FLARE CONNECT ALPHA BLACK FLARE』

 

『ANTARES MEMORIAL ON』

 

『SHINE OF MARGE ANTARES』

 

航輝はアルファ ブラックフレア、優里はアステル アンタレスカスタムに変身を完了する。アンタレスカスタムはプロメテウスカスタムよりも全体的に赤の色合いをしている。

 

アステル「ふっ!」

 

アステルは自身の武器、アステラリウムを呼び出し矢状のエネルギーをオメガに放つが、オメガはシールドを生成し、簡単に防ぐ。アルファは紫色の炎を拳に纏わせ、オメガに向かって放つが、これもシールドで簡単に防がれる。アルファはそれでも諦めずにシールドを殴り続ける。アステルもアルファに構わず、矢状のエネルギーを放ち続けシールドを削っていく。

 

オメガ「無駄だよ。僕のシールドはベータのシールドよりも遥かに硬い…何度も殴ったって破壊されないよ!」

 

オメガは指を鳴らし、シールドを解くと、アルファの手首を引っ張り空に打ち上げる。

 

アルファ「っ!?」

 

オメガ「油断した相手にはこういうのがいいんだよ」

 

オメガは拳を突き上げるとアルファに直撃し、そのままアステルの方へと吹き飛ばす。アステルは辛うじてアルファをキャッチする。

 

アルファ「なんだっ!?今の力!!アルファでもそんな力は!!」

 

オメガ「当たり前でしょ…オメガはアルファ、ベータ、ガンマの力を集結させてできたものなんだから、どの性能も君達より上ってわけさ!」

 

アステル「化け物め…だが!!」

 

アステルは武器をオメガに投げる。オメガはそれを避けるが、その隙を突いてアステルは拳をオメガの顔面に当てる。オメガは少しフラっとするがすぐに持ち直す。

 

オメガ「………僕に一撃入れるなんて…天才は伊達じゃないね…だ、け、ど!その程度だよ!!」

 

オメガはエネルギーをアステルに向かって放ち続ける。アステルはそれを防ごうとするが、エネルギーの力が強すぎてダメージが蓄積される。それを続けていき、アステルは膝を付く。

 

アステル「ハァハァ…お前は警戒を怠りすぎだ…」

 

アステルがそう言った瞬間、オメガの横からアルファの拳がオメガの腹にクリーンヒットする。オメガも膝をつき、上を見上げると、アルファが見下ろしていた。

 

アルファ「油断大敵だぜ!!サンキューな優里!!」

 

アステル「あぁ…耐えることには慣れているからな」

 

オメガ「……………僕が油断した……ははっ…面白い!!少し…本気を見せよう!!」

 

オメガは胸部の「コアリアクター」を活性化させ、身体能力を制限なく上げていく。そして、一瞬でアステルの目の前にいき、蹴りを一発入れる。アステルは反応もできずに吹き飛ばされ、遥か遠くで変身解除され、気絶する。

 

アルファ「優里!!」

 

オメガ「君が言った事だよ…油断大敵だって!!」

 

オメガは重い拳をアルファに喰らわせる。アルファは辛うじて反応し、それを防ぐがオメガの力が強すぎて、防御がほとんど意味を成さなくなっていた。

 

アルファ「っ!?ハァハァ…強い!!」

 

オメガ「ドライバーとライセンスカードさえ…渡してくれれば君を殺さずに済んだんだけど…仕方ないか…」

 

アルファ「俺の殺す?上等じゃねぇか!!俺の命…すべてを賭けて!!てめぇを倒す!!」

 

『BLACK FLARE INSTALL』

 

アルファはブラックフレアカードをスライドさせ、必殺技を発動させる。オメガはシールドを6重にする。アルファは紫色の炎を脚に纏わせ、オメガに向かって放つ。

 

『ブラックフレアブレイク』

 

アルファ「ハァァァァァァァ!!」

 

アルファはオメガのシールドを割っていく。オメガも流石にそれに驚く。

 

オメガ「バカなっ!?」

 

アルファ「いっけぇぇぇぇ!!」

 

アルファのキックがオメガのシールドをすべて貫通し、オメガにキックが当たった瞬間…爆発が起こり、煙が舞う。煙が収まり、そこに立っていたのは…オメガだった。

 

オメガ「君のその強さに免じて…楽に殺してやろう…」

 

アルファ「っ!?」

 

『ASSAULT INSTALL』

 

『オメガアサルトフィニッシュ』

 

オメガは真っ黒なエネルギーを脚に纏わせ、アルファに向かって放つ。アルファは防げずに直撃し、爆発する。

 

アルファ「ぐっ…うわぁぁぁ!?」

 

変身が解除され、その勢いのまま海の底へと沈んでいく。オメガは変身を解除し、航輝の死亡とドライバーとライセンスカードの無事を確認し、ドライバーとライセンスカードを拾おうとする。その時、1人の女が現れる。

 

「そのドライバーとライセンスカードは貰っていくわ。わざわざ倒してくれてありがとね」

 

空夜「君は…頬月 刃…いや、違うね…ドメインの記憶の人格か…」

 

ユリ「ドメインなんて名前で呼ばないでちょうだい。ユリ…そう名乗ると決めたわ」

 

空夜「それ(・・)はこちらのものだ返してもらおうか?」

 

ユリ「嫌よ!あなたとはここで戦ってもいいけど…少し傷が深いようね?彼の最後の技…ちゃんと防げなかったのでしょう?これ以上の深追いはやめておいたら?」

 

空夜「っ!?分かった…今回は見逃そう…さっさと行ってくれ」

 

ユリ「ふふっ…話が分かる子は嫌いじゃないわ。では…」

 

ユリはそう言うとドライバーとライセンスカードを回収し、空間を広げて、何処かへと帰っていく。空夜は痛む胸を押さえ、研究所へと帰っていくのだった……

 

 

ー旧科学研究所ー

 

 

そこでは1人の女を待つ、全員の姿があった。創始は来た気配を感じ、ドアを開ける。

 

創始「やぁ…待っていたよ…みんな、もう揃ってる。君も座りたまえ、ユリ(・・)君」

 

ユリ「お気遣い感謝するわ。全員、揃っているようね…改めて自己紹介をするわ!私はユリ…元々はドメインなんて呼ばれてたけど…ユリと呼んでちょうだい」

 

グリード「僕はグリード!ってヴェルとロードは知ってるもんね?自己紹介する意味あったかな…」

 

ヴェル「とりあえずは…ね?ですが…これでやっと戦力が整いましたね。ユリ…さんもドライバーとライセンスカードは回収できたのでしょう?」

 

ユリ「ふふっ…まぁね。それと…」

 

ユリがそう言い、ドアの外を見る。全員、そこに注目しユリは呼びかける。

 

ユリ「入ってきていいよ!市川 爆刃(・・・・)さん?」

 

爆刃「はっ!やっとか!」

 

優平「市川さんって…捕まったんじゃ…」

 

ユリ「私の領域の能力で助けたの…はい、ドライバーとライセンスカード!」

 

爆刃「戻ってきた…ついに…ついに戻ってきた!!これで…中央の奴らに復讐が出来る!!」

 

ロード「市川 爆刃…お前にも計画の内容を伝える…」

 

爆刃「なんでもやってやるぜ!!俺は無性に暴れたいんでな!!」

 

創始「活気があっていいな…では…これより、智慧の泉奪還作戦及びマキアの母…ガイア・マキア抹殺計画を…実行する!!」

 

この時の計画により…新たな天災が発生しようとは…その時の全員は知る由もないなかった…それは仮面ライダーも…マキアの反撃が始動する…

 

TO―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

そこは誰にも分からない…誰にも見つからない…洞窟の中だった…そこで航輝は目覚める。

 

航輝「ここは…どこだ…俺は確か…オメガに…っ!?」

 

航輝は傷が痛み、右肩を押さえる。すると、足音が聞こえる。航輝は警戒するが…来たのは白髪に赤のメッシュのはいった青年だった。その青年は缶のホットコーヒーを航輝に投げ渡す。

 

「眼が覚めたみたいでよかったよ。俺の応急処置がきいてよかった。おっと…自己紹介がまだだったね?俺は炎天 朝陽(・・・・)…マキアの母の"元"旦那でフェン…今は永遠だったかな?とルナのお父さんです!よろしくね?娘の恋人さん?」

 

炎天 朝陽と名乗った青年の言葉に一瞬頭が追いつかなかったが…追いついた瞬間…

 

航輝「はぁぁぁぁ!?」

 

朝陽「驚いたようで何よりだ!さて…君に教えよう…仮面ライダーとマキアの歴史…そして、この"星"の運命を…」

 

TO NEXT CODE………

 





次回予告 CODE21 Vの復讐/Fの回帰

ルナ「航輝は…もう…」

優里「すまなかった…俺のせいだ…」

航輝の死を悲しむルナ…それに寄り添う優里…

ユリ「復讐を開始する…変身…」

『RULER OF DRAKE DOMINION』

「お前が知る必要はねぇよ」

大輝(あれが…フェンリル!!)

「俺は成すべきことのために…お前達を潰す!!」

ロード「遂に…フェンリルが復活を遂げたか!!」

創始「実験を開始する…」

お見逃しなく!!

今回、新たに登場したシグマノヴァ ガントレットカスタムとアステル アンタレスカスタムはそれぞれのフォーム図鑑に更新済みです!

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