今回から新章てす。
ぜひ楽しんでくださいね!
CODE27 Oの逆襲/Aの地獄
永遠は薄暗い部屋の中、刃をベッドへと下ろし、自分も適当に椅子を持ってきて刃の側へと座る。
永遠「刃ちゃん…必ず、楓を見つける。そしたら、また3人で遊ぼうね。その為には…中央科学研究所を壊す」
永遠は刃の手を強く握りながら、そう言う。その時、刃が目を覚ます。永遠はそれに気づき刃に話しかける。
永遠「刃ちゃん、おはよう」
刃「……………」
永遠「?…刃ちゃん、どうしたの?」
永遠はそう問いかけるが刃から答えが返ってくることは無かった。永遠は刃の目を見ると骸の状態へとなっていた。それは長期に渡りユリに身体を奪われた後遺症のようなものだった。
永遠「精神が深く傷ついてる…これも俺のせいか…」
永遠がそう思い詰めていると突然、刃が手を永遠の手に重ねてきた。永遠は思わず、刃の手を取り握り締める。
永遠「きっと…君を元に戻してみせる。それまでは待っててね」
永遠はひとり、部屋から出ていく。部屋に残された刃の目元には薄っすらと涙が浮かんでいた……
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星王コーポレーション…今、ここでは優里、大輝、雫、碧による話し合いが行われていた。最もその中心の話題は永遠の事についてだった。
大輝「六峰 永遠…心境の変化か、あるいはフェンリルとの同一化によるものか…それについては分からないが、明らかに六峰 永遠には変化が起きている。それについて星王 優里、お前の意見が聞きたい」
優里「俺にとっても想定外だ。六峰の性格上、あのように躊躇いもなくやれるものなのか…否、俺の知っている六峰ではない」
雫「私も同じ意見…です。永遠はいつも明るく周りを照らす太陽のような存在だったはず…でも、あの時の永遠は明らかに私達の知っている永遠じゃなかった」
碧「今の永遠を放っておくのは良くないと思うよ。"未来を視る"力でも永遠を放っておくのは良くないって出てるからね」
碧のその言葉に優里は手を顎に添えて考える。そして何か疑問に思ったのか、碧に聞く。
優里「碧、六峰の中に何かいる気配はしなかったか?確か前にもそんな事を言っていただろ?」
碧「うーん…永遠の中にそんな気配はなかっ…まさかっ!?」
優里「そのまさかだな。フェンリルの部分が消えた、そして新たな力…フェンリルは六峰にすべて託したようだな」
大輝「"託した"だと?一体何を?」
大輝が優里に聞く。優里はあらかじめ立花から聞いていた中央科学研究所のマップを大輝と雫に見せ、こう言う。
優里「"坂月 楓"…智慧の泉の聖女の事だ。フェンリルは六峰に彼女の事を託した。それに、フェンリルの200年間の転生した記憶も継承されているはずだ。そして、智慧の泉及び坂月 楓がいるとされているのが"中央科学研究所"地下10階だ」
大輝「地下10階だとっ!?俺の記憶では地下3階までしかなかったと思うが…」
雫「それってもしかして…偽造ってこと?私達…プロフェッサーから騙されてたんだ」
優里「そういう事だ。俺の目的は智慧の泉及び聖女の奪取…それに伴ってお前達には協力してもらう。既にお前達2人と麗は中央科学研究所から名前がなくなっている。意味は分かるな?」
大輝「完全敵になったというわけか…厄介だな…」
大輝は両手を額に当てうずくまる。雫も"信じられない"という目で優里を見るが、優里は「本当だ」と言い雫も顔を下に向ける。
碧「まぁ…この未来は確定してた。僕が変えようとしても未来の修正力は凄いからね…それに未来を無理矢理変えようとしたら僕は代償を支払わないといけない。ごめんね、2人とも」
大輝「いや…いい…星空 碧の"未来を視る"力は凄いというのは再確認出来たからな…だが…"ノーネーム"…あれが動き始めるか…零野 空夜と同じくらい厄介だな…」
優里「そんなに厄介なのか…"ノーネーム"というのは」
大輝「あぁ、俺達仮面ライダーとは違ってアビリティカード…それも大量に生産されたものを使って擬似ライダーへとなる。その存在が俺が記憶してる限りだと500はいる。下手なマキアよりは厄介だろう」
優里「そうか…だが、今後の目的は出来たな。ひとまずは中央科学研究所に潜入…智慧の泉及び聖女の奪取だ。それだけは忘れるなよ?」
大輝「あぁ、分かってる」(とりあえずは今の俺でどうやって潜入するかを考えないとな…)
大輝はそう思いながら、テーブルの上に置かれている紅茶を飲むのだった。
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それよりも数刻前…中央科学研究所では恭平が空夜の案内の元、とある場所へと連れてこられていた。
恭平「ここは?」
空夜「ようこそ…智慧の泉が保管されている地下10階の研究室だ。君に智慧の泉を見せたのは仮面ライダーが守るべき智慧の泉を知ってもらう為だ」
恭平「智慧の泉…美しい…どこの水よりも綺麗な感じだ。それに、虹色のように見える」
空夜「ハハッ…そうだろう?光の反射と角度によって水の色が違って見えるんだ。素晴らしいだろう?」
恭平「あぁ、そうだな。………なんだ?あれは…中心に誰か眠っている?」
恭平が智慧の泉の中心部に指を指す。そこには綺麗な黒髪が足元まで伸びた可愛らしい見た目をした女性が眠っていた。空夜は「あぁ」と言い、恭平に説明する。
空夜「彼女は"坂月 楓"…智慧の泉の源さ。プロフェッサー坂月の1人娘でね…プロフェッサーは彼女を救うために智慧の泉の解析を行っているのさ」
恭平「なぜ彼女は眠り続けているんだ?」
空夜「そういうものさ…智慧の泉の力に目覚めた聖女はその一生を眠って過ごす。それが智慧の泉の正体…つまり、
恭平「そんな事をすれば彼女は!?」
空夜「そうさ、直に死ぬ…あと数ヶ月だろうね。その後、一定期間は智慧の泉は枯れないけど…その一定期間が過ぎれば、枯れる。その間に"智慧の泉の力を宿した存在"を探すんだ。そしてまた智慧の泉を創り始める。そうしたループがあるんだ、素晴らしいだろ?」
空夜のその言葉に恭平は驚愕する。その行為は非人道的であると共に世間には絶対に出してはならない機密情報だったからだ。それに伴って恭平は自身も共犯になりつつあると痛感する。
恭平(俺は…雫に顔を合わせることすら出来ない…だが、この楓という女性、必ず助ける!!俺がこっち側についた理由でもあるしな)
恭平は先日…プロフェッサー坂月から言われた言葉を思い出す。その言葉自身、恭平がこちら側につかなければいけない理由だったからだ。
プロフェッサー坂月『そそ、そのお願いっていうのが…六峰 永遠の身体の回収及び智慧の泉の力の奪取だ。マキア…ハイ・マキアには微量ながら智慧の泉の欠片が入っている。六峰 永遠はハイ・マキアの完成形…マキアと人間のハイブリッドなんだ。だからこそ、彼は智慧の泉の力を覚醒させられるだろうと思ってね。あぁ、別に"死体"でも構わないよ?その分、智慧の泉の研究が進められるだろうからさ…その代わり、君と二ノ宮 雫、不知火 大輝、一ノ瀬 航輝の生命の安全は保証する。それでいいだろう?」
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恭平(今、思い出した所で既に俺は共犯だ。だが、彼女を救えれば…あるいは…だが、俺だけでは零野とプロフェッサーを掻い潜れない…誰か…大輝か雫と連絡は取れないだろうか…)
恭平がそう考えている間、空夜は恭平をチラッと見る。空夜は恭平が何か面白そうなことを考えていると思い、頭の中で思考を始める。
空夜(大方、楓を助けたいと思っているだろうけれど…無理だと思うな。まぁ、楽しければ何でもいいけど…200年生きた意味もないしね。もっと僕に最高の刺激を与えてくれればそれでいい…智慧の泉も素晴らしいけど、それを巡って仮面ライダー同士でぶつかるのも悪くはないからね。ふふっ…楽しくなりそうだ。………おっ?)
空夜「恭平君。どうやら侵入者みたいだよ?どこから入ったのやら…"裏切り者"の航輝君?」
恭平「航輝!?なぜ研究所に?」
空夜「対処しに行こうか…ジェネシスドライバーの性能も確かめないといけないしね」
恭平「あぁ」
空夜と恭平は航輝がいるとされる地下5階へと赴く。
その頃…地下5階を探索中の航輝は…
航輝「この先か…ルナ、お前も一緒に来て良かったのか?朝陽さんと一緒に居なくても良かったのか?」
ルナ「それは…お父さんとも一緒に居たいけど…航輝がまたいなくなりそうで心配だから」
航輝「そっそうか。それにしても簡単に侵入出来たな…朝陽さんはすげぇな」
航輝は侵入する前のことを思い出す。
朝陽は航輝にある物を渡していた。それは中央科学研究所でも一般的には知られていない物だった。
朝陽『これはマスターカードさ。航輝君にはマスターカードを使って中央科学研究所の地下へと侵入してきて欲しい。目標は地下10階…智慧の泉だ。そこで坂月 楓を助け出して欲しい』
航輝『けどよ、俺にはドライバーがない。零野と鉢合わせたらどうすんだよ?』
朝陽『この武器を渡すよ。とりあえずこれで何とかなるはずだ』
航輝『これは…』
朝陽『"インフェルナルドラグナー"。ナックル型のウェポンだ、火力が物凄く高く設計されている。近接戦闘が得意な君なら使いこなせるはずだ』
航輝『おぉ…ありがとう、ございます。これなら戦える!!』
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航輝「それにしてもやけに静かだな。なんか…怪しいな」
ルナ「確かに…何かあるかも…気を付けて」
航輝「おう!!」
そして航輝とルナは順調に進んでいく。それから地下9階に差し当たった場面で空夜と鉢合わせる。空夜の隣には恭平もいた。
空夜「おや?奇遇だねぇ…死んだと思っていた相手がいて僕はびっくりしたよ…君って不死身なの?」
航輝「うるせぇな…俺の死体を確認しなかったお前の落ち度だろ?ってか…なんでガンマ…恭平もいるんだよ?」
恭平「俺は…その…」
空夜「彼には智慧の泉を守る為に協力してもらっているんだ。君達みたいなネズミからね?」
『ENTITY DRIVER』
空夜「さっ…君も」
恭平「分かってる」
『GENESIS DRIVER』
空夜はエンティティドライバーを恭平はジェネシスドライバーを装着し、それぞれライセンスカードとアビリティカードをドライバーに認証させる。その時、恭平は焦ったような声を出す。
恭平「なぜだ…ドライバーが反応しない!?」
空夜「恭平君…何を迷っているんだい?」
恭平「ちっ…」
恭平はすぐさまエンティティドライバーに切り替え、ライセンスカードを認証させ、挿し込む。空夜もライセンスカードを挿し込み変身を始める。
『KAMEN RIDER GAMMA』
『KAMEN RIDER OMEGA』
オメガ「さっ…殺ろうか」
ガンマ「……………」
航輝「やるしかねぇか。ルナ、俺の後ろに下がってろ!!」
『INFERNAL DRAGONAR』
ルナ「うん…わかった」
ルナは航輝の後ろへと下がり、航輝はインフェルナルドラグナーを構える。オメガはエネルギーを手のひらに収束し、それを航輝目掛けて投げる。航輝はインフェルナルドラグナーでそのエネルギー弾を殴り飛ばし、オメガに返す。オメガはシールドを生成し着弾を防ぐ。
航輝「この武器…意外とやれるぜ!!これなら…」
オメガ「武器だけで変身した僕達に勝てるとでも?おこがましいにも程があるよ?」
航輝「なら俺の攻撃を喰らいやがれ!!」
航輝は一気に駆け出し、オメガの目の前まで行き拳を構える。その時、ガンマがオメガと航輝の間に割り込み、航輝の腹に一蹴り入れる。航輝はその蹴りで地面を転がりながら倒れる。
航輝「かはっ…お前が居たのを忘れてたぜ…」
ルナ「航輝っ!!大丈夫!?」
航輝「問題ねぇ、腹痛みてぇなもんだよ。そんぐらいだったら耐えれる」
ガンマ「生身の身体でその耐久力…アルファの特性が影響しているのか」
オメガ「まぁ、そうだろうね。でも変身出来なきゃ生身じゃ、僕達には勝てないけどね」
航輝「まだまだ、これからだろ?歯ァ食いしばれ!!」
航輝はオメガへと向かって攻撃を仕掛けていく。それからどのくらい経ったのか、航輝の身体はあちこちに傷を作り頭からは大量の血が流れていた。攻撃の勢いも弱くなっており今にも倒れそうだった。
航輝「ハァハァ…まだ…やれる…本番……は…これからだぜ……」
ルナ「航輝っ!!ダメ!もう…これ以上は…」
オメガ「彼女の言う通りだよ?かれこれ3時間、ぶっ続けでやって僕はおろか恭平君にすら傷をつけられてない。勝負はついている。もう諦めろ…彼女は逃がしてあげるけど、君は僕がこの手で殺さないといけないからね」
ガンマ「……………」(これで…いいはず…俺の選択は間違ってないはずだ……なのに…なんだ?心に穴が空いたような感覚がずっとある……俺は…本当にいいのか?)
オメガ「さよなら…一ノ瀬 航輝君」
ルナ「ダメっ!!」
オメガはプライムライザーをガンモードにし、航輝に向ける。ルナの静止を受け止めるまでもなくプライムライザーのトリガーを引く。そして、航輝はうつ伏せでゆっくりと倒れていく。ルナの目には涙が浮かんでいた。
オメガ「さっ…君は帰っていいよ。あっ…そういえば君は大地 母夢の子どもだったね。なら…智慧の泉の欠片を保有しているはず。サンプルとしてはこの上ない存在だね…じゃあ、君は連れて行くとしようかね」
ルナ「イヤッ…やめて…私には…そんな力…」
ルナのそんな言葉にもオメガは目を向けずルナに手を伸ばしていく。その時、オメガのその手を何かが弾く。何だと思い、それが飛んできた方向にオメガが目を向けると永遠が立っていた。
永遠「俺の妹に気安く触らないでくれるかな?それと…航輝は死んじゃいない。君がトリガーを引く直前…航輝にシールドを付与したからね」
オメガ「裏切り者第二号か…なぜ、君がここに?マスターカードがなければ地下9階なんて来れないと思うけど…」
永遠「簡単な話さ、智慧の泉の力を使った。それだけさ」
ガンマ(やはり…永遠は智慧の泉の力に目覚めてたのか…しかし、どうしてここに…まさか、彼女を救いに?)
永遠「まぁ、御託はいいからさ。とりあえず君は潰すね」
『ENTITY DRIVER』
永遠はドライバーを装着し、フェンリルアブソーブカードを取り出してドライバーに認証させる。
永遠「変身」
『ABSORB RISE』
『ABSORB POWER FENRIR』
『KAMEN RIDER SIGMA FENRIR FORCE CONTROL』
永遠は仮面ライダーシグマフェンリルへと変身を完了する。そして、ルナを見ながらこう言う。
シグマ「ルナは航輝を連れて逃げて。俺が足止めするから」
ルナ「うん…気を付けてね…お兄ちゃん」
ガンマ「待てっ!!」
ルナは航輝を担ぎ、逃げていく。ガンマはルナを追いかけようとするがシグマが前を防ぎ追うのを防がれる。シグマはガンマを直視したまま、こう言う。
シグマ「恭平…君はそっち側につくのか?君はそれでいいのか。まぁ…なんにしろ邪魔するなら排除するだけだ」
ガンマ「永遠!!俺は…!!」
オメガ「余所見厳禁だよ!!」
オメガはシグマの隙を突いてプライムライザーガンモードで攻撃する。シグマはエネルギー弾をすべて見切り避ける。そして、オメガの目の前まで一瞬で移動し、オメガの右足を蹴って体勢を崩す。オメガは一瞬の出来事で反応が遅れ、目の前まで来ていた拳に顔面が直撃する。
オメガ「イッたぁ……僕の美顔によくも傷をつけてくれたねぇ」
シグマ「
オメガ「舐めた口を!」(実際に六峰 永遠の実力はフェンリルの力も踏まえると圧倒的に上…まず、僕に勝ち目はない。彼があの呪縛を克服してれば…だけどね)
シグマ「さぁ…殺り合おうか!!」
『FENDRIVEBUSTER』
シグマはフェンドライブバスターを生成し、オメガに一気に近づく。オメガはシールドを何重にも張るが、シグマがフェンドライブバスターを振り下げるとシールドはすべて破壊され、衝撃波がオメガに刺さる。
オメガ「ッッ!?一撃が重すぎる!!」
シグマ「……………」
シグマは高速で移動しながら攻撃する隙をうかがう。オメガは周りを警戒し、ガンマもまた、警戒する。刹那…シグマの一撃がガンマへと当たり、ガンマは重すぎる一撃に耐えきれず変身が解除される。
恭平「ッッ…ぐはっ!?」
シグマ「1人…」
オメガ「クソっ…マズイなっ」
シグマ「終わりだっ」
シグマはオメガの背後に回り込み、不意打ちをしようとする。オメガはシグマの気配に気付かず、前だけを警戒していた。シグマは「勝った」と思った。その瞬間…シグマの心臓がこれまでないほどに唸る。
ドクンッ!!
シグマ「ぐっ…ガハッ!?」(なんだ…この心臓の痛みは!?)
オメガ「ん?後ろにいたのか…どうしたんだい?胸を押さえて…痛そうだね?」
恭平(なんだ…突然、永遠が胸…いや、心臓か!!)
シグマ「この…痛みは…一体…」
オメガ「フェンリルはそこまでは説明してなかったのか…はたまた忘れていたのか…しょうがない、僕が教えてあげるよ。それは…"死の宣告"だ」
シグマ「ハァハァ…死の?」
オメガ「そうさ」
オメガは変身を解除して、シグマの目の前で屈みながらこう言う。
空夜「君は20歳になると何かしらで死ぬ。そういう智慧の泉の呪縛さ。恐らく…残り2ヶ月だろうね。その2ヶ月が過ぎれば今回の君は心臓病で死ぬ、恐れることはない。どうせまた、転生するんだからね」
シグマ「ハァ…ハァ…俺は死なない……今回で……必ず、楓を助ける!!」
空夜「さすがの意思だね…でも…どうせ無理だよ。君は一生、楓と再会出来ない。ならば、君の中にある智慧の泉の力をこちらに渡してもらおうか。それで、今回は見逃してあげるよ…でも、次はないからね?」
シグマ「ハハッ…絶対に渡してたまるか…」
『フュージョンリミックスブレイク』
シグマはフェンドライブバスターのトリガー部分を引き、必殺技を放つ。それは丁度良く空夜に対する目眩ましにもなったため、シグマは運良く逃げる。
空夜「はぁ…逃げたか…まぁ…また来たら倒すだけだけどね。さぁ、戻ろう…恭平君。それと、ちゃんとジェネシスドライバーは使えるようになることね。分かった?」
恭平「分かってる…」(永遠の寿命は残り僅か…必ず…必ず俺が…助けてみせる!!)
恭平は心の奥底でそう覚悟し、空夜と共に地下10階へと戻っていく。
その頃…逃げたした永遠は胸を押さえながら中央科学研究所の外で倒れ、意識を失っていた。そこに急ぎ足で来ていた朝陽もいた。
朝陽「永遠!!クソっ…意識が途絶えたか。ひとまずは俺の隠れ家に連れて帰ろう。成長したね…永遠…」
朝陽は永遠を背負いながら自身の隠れ家へと走って向かうのだった…
そして、旧科学研究所では…
ロード「ユリは消滅し、六峰 永遠はフェンリルの力を覚醒させ、民を守る為の力へと変えた。星空 創始、ここまでお前の思惑通りだな。それと、一ノ瀬 航輝を使って何を考えている?」
創始「一ノ瀬 航輝…彼は唯一、"インフェルノ"に適合した男…私の
グリード「創始さんの考えそうな事だね。それはそうと、インフェルノってどんな能力を持ってるんだい?僕は知らないんだけど」
ロード「インフェルノ…か…アイツはすべてを燃やし尽くす…それによって人間が失ったものは多い。智慧の泉もそうだ。インフェルノが200年前、フェンリルに殺されなければ確実に智慧の泉を手に入れれた。そのぐらいの存在だ」
創始「さて…一ノ瀬 航輝、期待しているよ。私の為にも…ね?」
創始は1人、怪しげな笑みを浮かべ監視用デバイスから航輝の事を観察するのだった……
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次回予告 CODE28 Aの業/地獄の力
朝陽「永遠…俺に…父親にできることはないのか…」
朝陽は1人、苦悩する。
空夜「一ノ瀬 航輝!!君の大切なもの…すべてを壊し、君を排除する!」
ルナ「航輝…逃げてッ!!」
航輝「俺は逃げねぇ…絶対にお前をぶっ潰す!!変身!!」
業を背負いし仮面ライダー…爆誕!!
地獄の力で強敵に立ち向かう!!